そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

今年もあと一日

2022年12月30日 | どんぐり屋のつぶやき
色々と騒がしいことの多い一年でしたが、ようやくあと一日で暮れていきます。

毎年一年を振り替えって、自分なりの10大ニュースを記録するようにしているのですが、今年のトップニュースは、なんと言っても例の少年と、いっそう仲良しになれたことです。

障害児のお世話にたずさわっている友人は「グレーゾーンなのかも?」と言います。
(「グレーゾーン」とは正式な名称ではなく、「発達障害の傾向があること」を表す一般用語です。)
例えば、外に居るときに誰か(おもに大人)と言葉を交わせない。気に入らないことがあると相手や物に当たり散らす(自転車でこけて痛い思いをしたときに、自転車を蹴飛ばしたり殴ったりする)、何か困っている時でも近くに居る人に助けを求められない(怪我をしても、だまってじっと立っている)・・・等々。

外に居るとき、彼は首を縦に振るか横に振るか しかしないので、それで返事ができるように言葉を選んで話します。
部屋の中に入ると、まあまあ普通に会話が出来ます。
楽しいようで、入って遊びたがるのですが、凄く動き回って私はしんどいので、入らないように警戒(?)しています
それでも、うまくすり抜けて入ると、かくれんぼうなんかをしようというので大変!!
お婆ちゃんはヨレヨレ・・・

とまあ、そんな案配ですが、毎朝手を振って6年、やっとお友だちとして認めてくれたようです。最近は自分から先に手を振ってくれることも多くなりました。

このあいだ、彼のお友だちに「○○さんのお祖母ちゃんやねん」と紹介してくれたときは、大感激でした。

障害児と接触のある友人に言わせると「なかなか心を開いてくれないタイプの子と、よくここまで仲良くなれたね~~立派だよ!」と誉めてくれます。
私が時間がある年代だったことと、こんな見守り方があると教えてくれた、心の温まるマンガ『夜廻り猫』(深谷かほる 講談社)に出会えた事が、彼と私にとっての大きなな幸せでした。

両親ではない近所の人が、何だか解らないけど自分のことを大事に思ってくれている・・・まだ三年生ですから、いずれは忘れるかも知れないけれど、いま、ほんの少しでもうれしいのだとしたら、私もとてもうれしい

そして、そんな私の思いを、ご両親が解ってくださっているらしいことが伝わってきた、先日のクリスマスプレゼント、もったいないくらいに感じて心から嬉しかったのです!


そして今年も、つたないこのブログを支えてくださいました方々に、心からのお礼を申しあげます。どうぞ良いお年をお迎えになりますように・・・

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写真は、枚方で住まいの裏藪に、毎年実をつけていたサルトリイバラです。







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2 コメント

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Unknown (かぜくさ)
2022-12-31 18:48:23
人にとって、大事にされていたという記憶は大切なことでしょうね。
いつも心に響くブログをありがとうございます。
来年も楽しくやっていきたいですね。
よいお年をお迎えください。
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森のどんぐり屋より (かぜくささんへ)
2022-12-31 21:09:51
ありがとうございます。
私自身の生い立ちから、親以外の誰かに、心から大切にされていたという記憶が、ずっと先になってもしかしたら心の支えになるときが有るかも知れないと思い、そうなれるようにと願っています。

「夜廻り猫」は良い本です♪
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