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そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

ユリノキの若葉/Windows7になり戸惑っています

2011年05月09日 | 3~5月の草木
すっかり強くなった陽の光を浴びて、若葉の色が、あっという間に濃くなってきましたね。

大きなユリノキの根元に、こんな小さな若葉が開いていました。
幹の根元から出ているのではなくて、たまたまここに種が落ちて芽生えたように見えますが、どんなものでしょう?

左側に見えているのが幹です。

小さくても、ちゃんとユリノキの葉っぱの形をしていますね!


この場所では、どうなるかわかりませんけど、うまくいけば何年もかかって・・・

こんなに大きくなって、花をつけるでしょう。

花を大きくしてみますね。

とてもきれいな色合いでしょう?

まるでチューリップのような花なので、学名から取った名前で<チューリップの木>なんて呼ばれることもあるそうです。


高いところに咲くことが多いのでなかなか気がつかなくて、見つけてもうまく写せなくてがっかりすることが多いです。



秋には紅葉が見事です。

葉っぱの形が、昔は職人さんが着ていた<半纏>(はんてん)に似ているのでハンテンボクとも呼ばれますが、今風に言えば<Tシャツ>型の葉っぱでしょうか?


そして実とタネです。


秋になって風の強かった翌日などには、こんなのがあちこちに飛ばされて落ちています。

たくさんのタネが入っていますが、ユリノキの林というのは見たことがないので、発芽率はあまり良くないのでしょうか?
せっかく一生懸命に作ったタネなのにね

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古くなってきたのでパソコンを変えました。
XPからWin7へ移行したので、今のところ何がなにやらわかりません。

保存していたものもなくしてしまったものもあり、写真の管理もややこしくて、しばらくブログの更新が途切れがちになるかもしれません。

なるべくがんばりますが。。。

メールもまだつながっていませんので、もしメールくださるときは、ブログの中の「メッセージを送る」から送信していただけるでしょうか。



すぐに馴れるのでしょうか?
心細いです~




カエデの仲間の花をご存知ですか?

2011年04月28日 | 3~5月の草木
以前、私はカエデとモミジの区別が解らなくて、頭の中でこんがらかっていました。
あなたはご存知でした?

そこで検索してみました。するとこんなことが解りました。

カエデとは
植物分類上はカエデ科カエデ属に属する樹木で、この中にイロハモミジ、ヤマモミジ、イタヤカエデ、ハウチワカエデなどがあり、○○モミジという名前のものも、カエデの中に含まれているそうです。
そして、なんとモミジというのは植物分類上の言葉ではないんですって

一般的に紅葉する木を代表して、カエデ属が「モミジ」と呼ばれているだけなんだそうです。

但し盆栽の世界だけは、イロハモミジのように葉の切れ込みが五つ以上のカエデ属だけをモミジと呼び、その他のカエデ属をカエデと呼んでいるとか、ややこしいですねえ~。

         

というややこしい話はこれくらいにして。

上の写真ですが、これはカエデの仲間の花です。

カエデの花は、オシベとメシベが一つの花に同居している両性花雄花だけのと、二つの種類があります。

オシベが8本有るのが雄花だけの花です。
上の写真の中にもあると思います。


やがて実を結び

熟すと、風にのってプロペラを回しながら飛んでいきます。
プロペラの根元にタネが入っているのです。(は、春にも赤い葉が出る種類のカエデのものです)

芽吹き始めの頃は、まるで昆虫が脱皮するような感じで、新しい芽がでて


殻を脱ぎ捨てると、柔らかな葉っぱが出てきます。

それがパッと開いて伸びていくのを展葉(てんよう)といいます。


すっかり伸びた若葉です。

なんと瑞々しい色合いでしょう!



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新しい命が!

2011年04月25日 | 3~5月の草木
                   まだちょっと寒い日もあるけれど

                    晴れた日は かなりの暖かさ
    
                        草むらには

                       生まれたばかりの

                        小さな命が

                    元気に動きまわっているよ

          

                       ヤエムグラの茎で 

                    かくれんぼうをしてるのだ~れだ?

                

                         答えは 
          
                       名前を知らないの

                       ごめんね

                      だれか教えてくださいな

            



                        あ、ここにも

                      こんなちっちゃな子が
          
                      ヨコバイの仲間かな

                      ピョン ピョンって

                     忙しそうに飛び回っていて

                   すぐにどこかへかくれてしまいます

                

                      こんな姿してるんだよ
          
                      うふふ かわいいな

                     お豆の莢みたいな形だね                              
                      

                      生まれたての頃は

                        どの子も

                       小鳥や人間に

                      見つからないように

                    草とおんなじ色してるんだね


     
                 
                       そういえば

                     タンポポの綿毛たちも

                      風に乗って旅立って

               
                    うんと遠くへ行きたかったのに

                       こんな所で・・・                         
                       新しい風が吹いたら

                    もういちど飛べるかもしれないって

                      カラスノエンドウさんが

                       そう言ったんだって!






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散りてなお華やかなりし桜かな

2011年04月11日 | 3~5月の草木
強い風が吹き荒れて、満開の桜があっという間に散りました。

あんまりきれいなので、この道は誰も通りません。
これぞ「花道」ですね

この左側にもう一つ道があるので、みんな回り道してそちらを通っています。



これからはヤエザクラが咲き始めますね。



ところで、これはシデコブシでしょうか?


先日、間違った名札が付いていて、私はカクレミノ? と思ってしまったあの蕾が開いたんです!
これでした。

この蕾からは想像しにくい繊細な花びらでした。
おやっ?! と思いましたよ。

これは間違って取り付けてあった名札。

カクレミノらしい葉っぱを付けた木が、近くにありましたので、その名札が何かの都合でこちらに付いてしまったのでしょう。
誰かが気づいたようで、もうはずされていましたけれどね。



こうして花は咲いても、今年はまだまだ朝は冷えて、ガラス戸には露が付きます。

今朝はこんな模様に。

まるで横向きのワンちゃんがガラスの向こうに居て、影が写ってるみたいでしょう?




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久々の恵みの雨・そして寿仁くんのこと

2011年04月08日 | 3~5月の草木
被災地では、昨夜は大きな余震が揺り、さぞ心細い思いをされたことでしょう。
やっとともった電気がまた停電になったりと、ご不便も多いことと思います。

心からのお見舞いを申し上げますとともに、
特別に大きかった本震の後ですから、どうかこれからも十分に、気をつけてくださいますように。

そして、私達関西も油断をしないようにしていきたいです!
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大阪は、長い間、異常乾燥注意報が出ていましたが、今朝から降りはじめた雨が、白っぽく乾いていた土の色を変えました。

草も木も、うれしそうです。

上の写真は、ヤマブキのつぼみです。
もうすぐに開くでしょうね。




朝早くにやってきた小鳥達が、蜜を吸う時に落としていったこぼれ花を、拾ってみました。

持ち帰って器に浮かべてあげたら、二日ほどは楽しめるのですが、出先だったのでそのまま置いてきました。

でも、雨が降りかかるから、しばらくはしおれずに道行く人に、見てもらえるでしょう。




幹のずっと下のほうに咲いていた一輪。
ふくよかなつぼみ、今にも開きそうですね。




キュウリグサは上を向いて咲くので、お顔のてっぺんに雨粒が止まっています。
ちょっと冷たいかな?




雨は昼前に降り始めたので、オオイヌノフグリは咲いてしまったのですね、、、
「しまった!」と思ったでしょうか?
もう落ちている花もありましたが、こうしてがんばっているのも!

青いオシベの先が印象的です。


被災地にもこんな野の花たちが、やがて咲くでしょう。
自然からの応援歌ですね



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以前に書きました「よかったね、寿仁くん!!という記事を覚えておられますか?

あの寿仁くんのご両親とおばあちゃまは、残念ながらご遺体で発見されたのだそうです(合掌・・・)

寿仁くんはおじいちゃまのお宅に引き取られた様子です。
頭をきれいに刈ってもらって、すごく男の子らしくなった写真が新聞に載っていました。
にこにこ笑っていましたよ。

全国から励ましの手紙やプレゼントが届いたそうです。
その一つ一つに、下書きをしてから清書して、お返事を書いているとか・・・
偉いな~!!

きっと元気を出して、実りある人生を生きていくことでしょう。
あんなに行動力のある坊やですものね!!





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夢見草 春風にゆれて

2011年04月06日 | 3~5月の草木
これは、私の部屋の窓から見えた、昨日の風景です。
望遠で引き寄せていますから、実際はこんなに近くに見えるわけではありませんけれど。

今日は温かだったので、午後になって、さすがに雪は消えていきました。


それにしても、真冬のひどく消えこむ日にしか雪を見ないこの山に、4月に入ってまだ、こんなに白いものが見えたなんて・・・

被災地は今朝の最低気温がマイナス3度というところもありましたね(宮古市など)。
明日の朝の冷え込みは幾分ましになるという予報ですが、温度を聞くたびにつらいです。


それでも大阪のサクラは、やっと花開きました。

雨の中でも、



青空を背景にしても、


やさしく、静かに、まるで夢のように儚げで・・・そういえば桜は、またの名を夢見草と呼ばれていた時代もあったようです。
イメージにぴったりですね。

他にも挿頭草(かざしぐさ)や、曙草(あけぼのぐさ)などとも(『自然のことのは』・幻冬社)。



>「サクラ」の「サ」は、田の神を意味する「サガミ」の「サ」、
「クラ」は座の意味ですから、桜は田の神のお出ましになるところだったわけです。
田の神が美しい花となって姿を現したもの、それが桜だったのです
そこで、春の日和の一日、人々はその田の神を客に迎えて宴をした。これが花見の起こりです
(『日本人の暦』・長谷川 櫂 著・筑摩書房)より

自分達ばかりお酒を飲んで、ご馳走を食べるのではなく、大切な田んぼの神様をお迎えして、いっしょに楽しむというのは、素晴らしいと思いません?





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被災地の友を想いて仰ぐ空

2011年04月01日 | 3~5月の草木
                 あまりに悲しくて

                 あまりに苦しくて

                 あまりに孤独な時

                 季節の移りなど 目に入らない

               
                 光も 音も 風景も

                 何もかもが 遠い世界のことのように

                 一枚のベールの向こうにかすんで見える

                 
                 わたしにも そんな風景を見た日々があった・・・

                 
                 この写真も

                 もしかしたら あなたには 

                 遠い世界のことに見えるかもしれない





                 でも いつかきっと

                 野の花たちの優しさや

                 水玉の心地よさが
             
                 以前のように

                 胸に染みる時が帰って来るよ

             


                 そんな日が早く来るように

                 みんなが祈っているからね

                 みんなで応援しているからね

                    
                 きょうから4月 

                 きっと

                 少しずつでも 

                 お日さまが温かさを届けてくれるはずだから


       
               

一番上の写真は「カクレミノ」のつぼみでしょうか?

そんな名前のプレートが付いていたのですが、葉っぱがまだ出ていないので、真偽のほどが判断できません。。。

どなたかご存知でしたら教えてくださいませんか。かぜくささん」がコメント欄で教えてくださいました。カクレミノではなくて「紫木蓮」かも?とのことです。やっぱり~~ありがとうございました。

コブシのように、暖かそうな毛皮のコートにくるまって、優しい色の花びらがのぞいていました。

              

                 

昨日の風景より

2011年03月18日 | 3~5月の草木
ざわざわと気持ちの落着かない一週間が過ぎていきました。

気が付けば、奈良東大寺のお水取りも終わって、もう春というのに・・・
昨日は寒い一日でした。

何度も雪がちらつき、時にはこんなに激しく降りました。

< 被災地の寒さ思いて胸痛む >


春の牡丹雪は、すぐに消えていきます。


< 落ちてすぐ消える淡雪優しくて >



足元でには健気に咲き出したキュウリグサ。


< キュウリグサ精一杯に咲き出して >



そして今年も咲きました。

セイヨウミザクラです。 ここに住んだばかりの頃は、遅咲きの梅かと思っていました。
でも、よく見ると花びらがサクラの形・・・梅だったら丸くて切れ目が入ってないですよね

原産地は、西アジア 花期:春. サクランボの木です。明治初期に渡来し,山形県,福島県,長野県で多く栽培されているとのことです。

大きなきれいな実がなりますが、たいていは子供達に採られてしまいます。

< はらはらと雪降る朝の桜かな >



今朝も冷えて、きれいな霜が撮れました。
また来週見てくださいね。


被災地の皆さまにも、どうか一日も早く援助の手が届きますように。。。



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ささやかに、でもしっかりと ・被災者のみなさんへの想い

2011年03月14日 | 3~5月の草木
バス停に向かう足元にスミレが咲きました。

恐ろしく混乱している世の中のことは知らぬげに、ひっそりと、でもしっかりと花開いています。
ここにタネが落ちて、何年目か判りませんが、こんなに育ってたくさんの花をつけたのですねえ・・・



いま、たくさんの困難を抱えて、生きておられる方々

困難や悲しみにくじけないで

どうか、その大切な命をしっかりと抱きしめて

立ち上がってください

生きてください!



日本中で 世界中で 

たくさんの人が応援しています

見守っています 私もその一人です


今はまだ

何も出来ずに ただ見守っていることのつらさやはがゆさと

戦っているのですが

なにか出来ることはないかと

手探りしながら・・・


被災者の皆さんが

大変な中でめげずに頑張っておられるお姿には

たくさんの元気をいただいています!


これからの長い復興への時間を

ご一緒に生きたいです

阪神淡路大震災の復興を見守ってきた時のことを

しっかり思い出して



人間の持っている大きな力を信じましょう

私達も これからの時間がどんなに長くても

皆さんのことを 絶対に忘れたりしませんから!!


何かお手伝いの出来ることを

きっとみつけて

ささやかでも長く 応援をしていきますからね


ムラサキツメクサの謎

2010年06月30日 | 3~5月の草木
これは、もしかすると噂のアカツメクサ(ムラサキツメクサともいう)かも?

側へ行ってよく見ると、
葉っぱの形、蕾や花の終わった後の様子も、なにやら違っています。

*上の写真の花の左上にちょっと見えているのがです。
*茎が長く伸びたその先に花が付いてる姿は、おなじみのシロツメクサと違いますよね!

家に帰って図鑑で調べてみると、やはりアカツメクサ(ムラサキツメクサ)に間違いありませんでした。



花が終わった後の姿ですが、シロツメクサは受粉が終わると、このような姿になりますよね。



ところがです、目の前にあるアカツメクサは、なんとこんな姿になっていました。


もう少し枯れたものです。

なんだかこんがらがってますね。

このうちの一つを抜き取って見ました。

なんとこんなヒッツキムシみたいな形をしていたので、ビックリ




シロツメクサの花がしぼんで茶色くなると、豆の莢みたいなものが出来ます。
マメ科なので、もっともなことです。

中には、ちょこっとハート型のタネが入っています。。(青い四角は5ミリ四方です)


アカツメクサだってマメ科なんですが・・・どんなタネが入っていたのやら。
ヒッツキムシの中に入っているであろうタネを確認しなかったことが、返すがえすも悔やまれます。

翌日にもう一度行ったら、草刈りの後で、姿はもうなかったんです
来年の宿題ですね・・・

ま、とりあえずシロツメクサはアカツメクサと同じ「マメ科シャジクソウ属」の植物なのに、こんなに違っているということが解ったので、今年はここまでで良しとしましょうか。


☆ちなみに、シロツメクサと同じ生え方で花がピンク色をしているのはモモイロシロツメクサ
アカツメクサと同じ生え方だけれど、花の色が白いものはシロバナアカツメクサというそうです
なんだかアタマの中がこんがらがっちゃいますね


☆皆さんの中に、花壇にアカツメクサを植えておられて、タネの形をご存知の方がいらっしゃったら、ぜひ教えてくださいね。



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