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そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

命 輝いて

2011年11月04日 | ポエム&好きな言葉
草の茂みの中で

いまはたくさんの野菊が咲いています

昨日の時雨の露を花びらに残して

自分の今日の命を精一杯に開いて

静かに やさしく輝いています



もう皆様にもおなじみと思いますが

宮古の漁師heiunさんのブログの昨日付けの記事に、こんな言葉がありました。

>今、生活できていることに感謝です。ありがとうございます。

>今どう生きるか、行動するかで次に繋がっていきます。
>数週間後、数ヶ月後先~一年後のことを考え、
>それに向け実行・行動しています。

この方のブログには

しばしば、今生きていることに感謝されている言葉が 書き込まれます。

あの大震災と大津波で

きっと多くの友人やご親戚を失われ

自分が今生かされていることに

深い感謝の念をいだいておられるのでしょう。


厳しい体験は 人の心を磨き 成長させるのでしょうか

それとも

もともと優れた感性をお持ちの方だったのでしょうか・・・


私たちも

今日も生かされていることに感謝して

自分を大切に 周りの人も大切にしながら

祈りの気持ちを忘れずに

日々をすごしたいものですね



いつかは散り逝く葉っぱとなり

土に還るその日まで

しっかりと生きねばと思います



羽雲に想う

2011年10月28日 | ポエム&好きな言葉
急に寒くなった名残りでしょうか

今日の空は 深い青さをたたえて

細いすじ雲が流れていました

鳥の羽のようだから

これは羽雲って呼びましょうか



そして こんな雲も


この雲たちは

お友達と一緒にダンスをしているみたい

こんな雲を見ると

気持ちがほぐれて 幸せになれますね


ずっと遠い北の国の人たちは

今日 どんな雲を見ているのでしょう

つかの間であっても

きれいな雲に癒されていてくれたら 

うれしいのだけれど


遠い友と

心の中で手をつないで

「きれいだね」って 話しかけると

ここには居ないはずの友の声が 聞こえる

「うん きれいだね」


<秋色の空を見上げて友のこと思えば少し心ぬくもる>



もう7ヶ月、まだ7ヶ月・・・

2011年10月11日 | ポエム&好きな言葉
悲しい人を 苦しい人を 置き去りにして

時間だけが どんどん流れて行く

時間のしっぽを 必死で捕まえて

なんとか付いて行こうとしても

うまくいかないことも多い


もちろん 

少しずつ ほんの少しずつでも

良くなっている部分は あるのだけれど

うまくいってないことも たくさんあって

どうしていいんだか・・・と困ってしまう



たとえばこんなことが
heiunさんのブログ

そして こんな姿も
>鹿島漁港から国道6号線まで流された漁船は、一隻も撤去されず、約30隻は雑草の森に埋もれつつある。大津波後の光景とは似ても似つかぬシュールな風景に変貌しつつある。これもまた悲しい現実。
<9月17日のツイッター・ 写真家の 山本宗補さんのつぶやきより>


けれども 悲しくなるニュースばかりではないよね


福島県いわき市の温泉施設スパリゾートハワイアンズが営業を再開したので

地方巡業に出ていたフラガールたちも

地元でフラダンスが出来るようになったし

 
宮古水産高校の生徒たちは

自分たちの実習船は津波で失ったけれど

北海道大学が貸し出してくれた「おしょろ丸」という船で

海に出て貴重な体験が出来た

「こんな大きな船に乗れて うれしかった!」と


そうかと思えば

カゴメ・カルビー・ロート製薬の3社は

「みちのく未来基金」というのを作ったらしいよ

これは

大震災で親をなくした人たちの

高校卒業後の進学を支援するために

返済不要のお金をだしてくれるそうです

人数に制限はあるにしても

とてもうれしいこと!!


フクシマから避難を余儀なくされている皆さんも

なかなか明日が見えないことでしょう

でも

みんなは 決して忘れちゃいない

皆で声を上げて なんとかしてよい方向にと

必死でがんばってますからね!!



たとえば その中のお一人である鎌田實さんは

こんなブログを書き続け、

幅広い活動を続けておられます

その活動をしっかりと支える人が

たくさんいます



夜が空ける前の闇は

ことのほか暗く感じるといいます


足元は まだぬかるんでいるかもしれないけれど

必ず 太陽はまた昇って

大地を照らす時が来る


そのときまで

私たちは 遠くからではあるけれど

応援の声をあげ わずかな手助けでも続けたいと願っています


だから 今まだつらいあなたも

どうか どうか めげないでください!!



避難所もだんだん閉じられ

お友達とのお別れが名残惜しい方も 多いとか

仮設などに移られても

閉じこもらないで

外に出て 太陽の光を浴びてくださいね

風は 冷たくなっていると思うので

気をつけて 風邪を引かないようにね


新しいお友達が出来るように

祈っています

どうか

ご近所の人と 言葉を掛け合うようになさってくださいね





   

なんだか 独りよがりな生意気なことを書きましたでしょうか?

祈りを込めて書きましたが

もし、お気にさわった方がいらっしゃったら、ご遠慮なくコメントを下さい!

教えてくださらないと、至らぬ私は自分の思い上がりに気がつかないのです・・・

よろしくお願いします。


悲しみと祈りと

2011年09月10日 | ポエム&好きな言葉

昨日の夕刊に 一枚の写真が載っていた

一人の青年が 働いていた東京から和歌山にもどってきたけれど

家族5人 全員が行方不明・・・

何もかも流されて 

残っていたのは父親が使っていたワゴン車が一台だけ

流されてきた とてつもない大きな岩に囲まれて

自宅の跡地に立ち尽くす姿に

思わず涙がこぼれた

あまり悲しくて 遺体の確認にもとうとう行けなかったとか


東北の方々も同じだけれど

突然に何もかもを失うって

どんな気持ちになるのだろう


普段の生活の中で

捨ててはいけないものを 間違えて捨ててしまったときでも

強烈に悲しいのに

何もかもが 

しかも突然に消えてしまうなんて

私だったら耐えられないのではないかと思う


そんなときに

「がんばって」  「負けないで」

なんて言われたら

発狂してしまうかもしれない


だまって一緒に泣いてくれる人が もしいたら

それが一番の慰めかもしれないと思う

言葉って 何なんだろう

気持ちって 何なんだろう


東北の大震災の後

瓦礫にうずもれた町を

夕日を浴びて 長い影を引いて

とぼとぼと歩く 一匹の犬の写真を見たときも

涙が止まらなかった。

いまならここで見れるかもしれません


一枚の写真の力って すごいな

何の説明が無くても 胸にしみこんでくるのだもの

だから私は みんなが楽しくなるような写真を載せて

ブログを綴りたいのに

涙ばかり流している・・・

          


明日もあの時間には 黙祷を捧げようと思います。


そして12日の十五夜の月にも

東北を始めそれに続いた災害の犠牲者の方々に 祈りを捧げ

残されて今なお悲しみの中におられる方々に

ひそかに励ましの気持ちを お送りしようと思っています。

あなたも、一緒に祈ってくださると、うれしいです。

奥州平泉の送り火・祈りの大文字

2011年08月17日 | ポエム&好きな言葉
ごめんなさい・・・


平泉でも毎年送り火が焚かれていたことを

私は知りませんでした

昨夜テレビで初めて知りました。


その平泉の送り火のすばらしい写真と

心にしみる紹介文がこちらのブログにUPされています


私の貧しい文章で内容をご紹介したのでは、本当の様子が伝わらないと思います。
どうか、どうかご覧ください!

今年は被災地の壊れた家屋や、漁師さんが使っていた漁具などなどを材料にされたのだそうです。
テレビを見ていて、夜空を染めて燃え上がった送り火に手を合わせる皆さんの姿が、涙でかすみました。 
そして私も、祈りを込めて自然に手を合わせていました」。


準備中にも、どこからも放射性物質云々の声は上がらなかったそうです。

心からの深い悲しみを共用できる地域だからこそのことと
テレビの解説者も方も言っていました。

決して京都を責めるのではなく
これこそが現実の世の中なんだと・・・



でも でも

これからも 
せめて
県外に非難されている福島の皆さんが
いわれなきいじめや嫌がらせに遭いませんようにと
心からお祈りします

そして
福島からの避難者に会われた人は
嫌がらせをしたりいじめたりしないでください!!
それは あなた自身の未熟さを暴露していることでしかないのです
お願いします
おねがいします

終戦記念日

2011年08月15日 | ポエム&好きな言葉
8月はなぜか悲しい思い出の多い月ですね。

けれど、その悲しみをダイレクトに語れる人々が次第に少なくなってきました。

いつか、遠い先には
第2次世界大戦のことも、
原爆のことも、
東北の大震災のことも
いま私たちが戦国時代の様子をTVドラマの中で見るような感覚でしか感じられない人ばかりになるのでしょうね・・・

それを時の流れと言えばそれまでですが、なにか悲しい。


私の友人のお兄さんは、戦争の終わりごろに、一緒に歩いていたお友達が飛行機からの機銃掃射で一瞬のうちに亡くなってしまったそうです。

そして、ご自分だけが助かったことを重荷に思い、生きてこられました。


一緒にいても、誰かが死に自分が助かるということは、なんともつらいことでしょう。
なぜこんなことがあるのだろうと口惜しいでしょう。
一緒に死にたかったとも・・・


私にもそんな経験がありました。

そして長い苦しみの後に思ったことは・・・
もし自分も一緒に死んでしまっていたら、誰が弔ってくれるというのだろう。(死んだ人は身寄りが無かったのです)

私は、先に逝った人をしっかりと弔い供養して、ちゃんと成仏してもらうために残されたのではないかと知りました。


命ある限り
その人だけでなく
多くの先に逝った人々を供養しよう


いつからかそう思うようになりました。
それが、生き残った
今も生きている
自分の使命であると・・・

そのためには、少しでも長く生きられるように、体を大事にしなくてはいけないとも思うのです。
お遍路をしたり、お寺参りをするよりも、「今ここで」自分に出来ることをするのが一番良いのだと思います。
日常の中で、忘れないで祈り続けることこそ、大切なのだと。


これはたぶん、鈴木明子さんや渡辺和子さんなどの本の影響だと思っています。

ゆうすけさんに頂いたコメント

2011年07月13日 | ポエム&好きな言葉
↓「あれから四ヶ月」の記事に、「ゆうすけさん」が、こんなコメントをくださいました。

生きるって事に意味があるから。

辛さも、悲しさも、苦しさも、

全てが"生きる証"だから。



ゆうすけさん、こと、坪倉優介さんについては、以前にご紹介したことがあるので覚えてくださっている方も多いでしょう。

ちなみにその時の記事はこちらです

このゆうすけさんに、上のようなコメントを頂くと、もう心の底から納得してしまいます。


余計なことを書き添えるのはよしますね。

どうぞ、じっくりと

ゆうすけさんの言葉を味わってください

あれから、四ヶ月

2011年07月11日 | ポエム&好きな言葉
大切な人が 

遠くへ行ってしまったとき

それが

生き別れであれ 死に別れであれ

四ヶ月などという月日は

当事者にとっては たったの一日みたいな時間だよね



まだまだ 毎日 事あるごとに涙が流れ

思い出が 胸からあふれて こぼれ落ち

幻を追いかけ 幻に追いかけられ・・・


一年たっても

五年たっても

十年たってさえ

忘れるなんてこと 出来っこないのさ


人は

悲しいことは 早く忘れて

元気を出さないとダメだよ なんていうけど

そんなこと出来っこないし

無理しちゃだめなんだ


いいんだよ

忘れられなくても

いつまでも悲しくても

それが

生きてる人間の

当たり前の気持ちなんだから



だけどね

ちょっとずつ

ほんの少しずつ

時間が癒してくれることもあるんだよ

これはほんとのこと

だから 

安心して悲しい間は悲しんでいてね


いつか

涙の出ない日があることに

気づく時がくるから


ずっと昔に

大切な人を死なせて

自分は死に損なったことのある私が

自分で感じてきたことだから

間違いないよ


少しでも

眠れるときは眠ってね

たまらなく悲しくなったら 祈ろうね


私も

ずっとここで 祈っているから

あなたのために

みんなのために


祈りは

どんなに遠くにいる人の所にも

きっと きっと

とどくから・・・





あれから三ヶ月・・・

2011年06月11日 | ポエム&好きな言葉
あの日 長く続く大きな横揺れに

とても不安になりました

船酔いのようでした


ラジオをつけると

大津波警報が出ていると!

あわててテレビもつけました


夜になっても 定時番組は何も放送されませんでしたね


あの一瞬に

生死を分けたものは 何だったのでしょう


大きな災害が起きるたびに そのことを考えます

でも

答えは解りません

きっと 人間にはわからないことなのでしょう



私にも

遠い日に どうしようもなく 大きな深い

飲み込まれてしまいそうな苦しい別れがありました


どうしても立ち上がれなくて

死にたかった・・・

でも 死ねなかった

なぜ?

それは 残された者の

あまりにも深すぎる悲しみを知ってしまったからでした



そんなとき 出会ったことば


「人は死んでも 誰かが心の中で覚えていたら

その人は一緒に生きているんだよ」


そしてもうひとつ

「人間はね、生まれてくるときのカミサマとの約束で

寿命というものがあるんだよ。

長い人もいれば短い人もいる。

でも、長いから幸福だとか、短いから不幸だとか、そういうものではないんです。

カミサマに与えられた寿命を精一杯に生きたら

それでいいのです。

あなたが今生きているのは まだこの世に 

しなければいけない仕事があるからです。

それが何かはわからなくてもいい。

ただひたすらに今日の命を行きぬくことが大事なのです。

それがあなたの仕事なのです。

だから、逝った人の命といっしょに 誠実に生きようね」




災害の中では

知ってくれていた人がすべて亡くなられて

誰にも覚えていてもらえない人も

いらっしゃるのではないでしょうか・・・・


せめて

日本中の人が 

あの日に亡くなった人たちのことを

絶対に忘れないでいてほしい

そして

節目には祈りを捧げたいです


今日も

やがて あの時間がめぐってきます

みんなで祈りましょうよ

逝った方々の魂が 安らかに眠れますようにと

心をこめて・・・


合掌


マザー・テレサの言葉より

2011年04月30日 | ポエム&好きな言葉

>善い行いをしても、おそらく次の日には忘れられるでしょう。

 気にすることなく善を行い続けなさい。



 あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷つけるでしょう。

 気にすることなく正直で誠実であり続けないさい。



 助けた相手から恩知らずの仕打ちを受けるでしょう。

 気にすることなく助け続けなさい。>


PAIKAJIさんのブログより抜粋させていただきました。


私は小さな人間なので、善意を認められ、ほめられることを求める気持ちが、どこかにありました。
はずかしいことです、、、、、