19日は快晴の青空で、久々に各駅停車でキムチの友に会うべく東海道線の旅を楽しんできた。
小田原までは小田急線で出て、そこから先は熱海、沼津、静岡・・・と細切れの電車を乗り継いで焼津にたどり着く。
*小田原城
列車の窓から見える景色に煙突から立ち上る煙がまっすぐ天に向かって昇る様は無風状態を示していて、ここ数日はかなり寒かったことを考えると今日の暖かさはありがたい。
JR焼津の駅の改札を出ると、運よく日に何本も出ない焼津さかなセンターに行くバスが10分後に出ることが判り、予定の順序を変更して先にさかなセンターに向かうことにした。
焼津の駅から10分ほどで着いたさかなセンターは、魚屋さんだけが80店舗も集った大型ショッピングモールで、客が迷わないように通路のコンクリートは青、赤、黄、ピンク、緑と色分けされている。
そんな中で、また昔懐かしい、そしてつい先日も出会ったことのある風景に出会ってしまった。
*一枚目の写真は焼津さかなセンターで見た鮭、二枚目の写真は先日富山でみた鮭。
どちらも、塩引きをして腹を太めの竹串で開いて干すのは同じだが、富山で見たのは頭を上にして吊り下げられていたが、ここでは尻尾が上でぶら下げられていた。
うなぎの蒲焼を関東では背開きにするが、関西では腹開きにするように土地によって違いなのだろうか。
特に目的があってきたわけではないさかなセンターだったが、中を歩き回っているうちに、家庭菜園の畑を借りている地主さん二人(菜園は2ヶ所借りている)へのお土産を買っていこう、さらに我家へも、そしてもうお正月も近いから・・・と、いっぱいの干物、数の子、佃煮などなどを買いすぎてしまったようで、昼時になったが、せっかく旨い寿司や丼物の店がいろいろある中で、節約丼にせざるを得なかった。
*海花丼と言って、 酢めしにトッピングされた食材は他の高級丼と同じものだが、刺身、卵焼きなどもその端切れや半端もので構成されていて、味に変わりはないのだから、お得感があるとも言えるが、ある種の侘びしさも伴う。
さて、海花丼で腹を満たしたあとでキムチの友に 電話をしてみると、そこまで迎えに行くからと、さかなセンターの駐車場の一角にある喫茶店「やまもと」で待っていてと指示された。
「やまもと」に行ってみると、東京時代に彼が通いつめていた喫茶店の雰囲気の内装で、店内にはヘップバーン、グレイスケリー、キムノバクなどなどのポートレートが飾られていて、これも洋画通だった彼好みの喫茶店だった。
キムチ談義はここまでの話が長くなったので省略。
焼津駅まで彼の車で送ってもらい、帰路についた私にとってショックだったのは駅のホームの電光表示板だ。
私が50年前に上京した頃には東海道本線には3両編成だの6両編成だのといった地方鉄道のような電車は走っていなかった。
東京ー熱海間は通勤範囲のようで、まだ10両編成の電車が走っているが、この50年で大きく時代は変わっていたようで、それにしても3両編成とは・・・・
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