梅雨の晴れ間にはツバメが飛び交っているが、今日のツバメは少し疲れているようだ。
というのも、いつものように縦横無尽にスイスイというわけではなく、少し飛ぶとすぐ止まり木を探して一休みをしている。
これはどうしたことかと近寄って様子を見ていると、どうやらこのツバメたちは嘴の端がまだ黄色い巣立ちをしたばかりの幼鳥らしい。
ときおり親鳥が近づき、エサを与えているようだ。
ときには飛び交いながらエサを与えるという空中給餌のスゴ技も見られる。
羽を休めている幼鳥たちにはかなり近づいて写真が撮れたが、飛んでいるツバメを撮るのは幼鳥とは言え至難の業だ。
ようやく撮れたこの写真はねらって撮ったものではなく、空にレンズを向けてあてずっぽうにシャッターを押しているうちに偶然写っていたものである。