毎年5月に長芋と里芋の植え付けと11月にはその収穫にやって来るボーイスカウトのリーダーからメールで今年の年間プログラムが送られてきた。
そして5月の予定には「孟さんの畑で種付け」と書いてある!
「うちの畑では種付けなンぞはしないぞ!」・・・とリーダーに電話をする。
種付けというのは牛や馬などの繁殖のために人工的に行う繁殖行為で、種芋の植え付けのことではない。
ところで今年の冬は一段と寒くて、種芋の保存に不安があった。
保存をしておいたところから出してみると寒さには強い長芋は無事だったが、里芋は心配したとおり低温で全部腐ってしまっていた。
この里芋はもともと種芋として購入したものではなく、5年ほど前に食用として農家の直売所で買ったものだが、それがとても美味しい里芋だったので、明くる日にまた買い足してきてそれを種芋として毎年更新してきたものだった。
さて、あのときの里芋は今でも売っているのだろうか、車のハンドルを握ると直売所に急いだ。
(*いつものことですが、私の言う車は自転車ですから)
あった、1袋200円の里芋を3袋買ってきて、その中から芽の部分がつぶれていない15個を種芋に選び、5月にボーイスカウトの子どもたちがやって来るまで保存をする。
残りは夕食のおかずだ。