もーさんのひとりごと

ここでは工作に関する話の他に趣味の家庭菜園の話、時事(爺イ)問題、交友禄など日々の雑感を気まぐれに更新していきます。

稲ワラ

2009年10月20日 | 家庭菜園
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「すみませーん、ワラを少しいただけませんか?」
 10月に入ると天気のいい日は市街地を離れて田んぼ地帯に愛車(自転車)を走らせる。

 日本海側や高冷地などではすでに稲刈りの終わった地域もあるが、この辺りでは10月に入ってようやく稲刈りが始まる。

 広い田園風景のを遠くから眺めて、コンバインが動いている田んぼを見つけると愛車を走らせるが、そこで必ずワラが手に入るわけではない。

 遠くから見ているとわからないが、稲の穂を付けたまま刈り取り、それを田んぼで干したあと脱穀をする方法。
 また、穂は摘み取ってしまうが、ワラも細かく刻んで田んぼに撒いてしまう稲刈りなどもあって、私の欲しい長いままの稲ワラを残す稲刈りばかりとは限らない。

 自転車で1回で運べる稲ワラの量はたかが知れている、日に2~3回は運んでも私が必要とする量を確保するにはまだまだ数日はかかりそうだ。
 やっとワラを譲ってもらえる田んぼを見つけたときは、私の畑から5~6キロも離れたところだったりこともあって、1日に1回しか運べない日もある。
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 もらって来た稲ワラを何にするのかと言うと、いくつかの稲束を縛って11月に長芋掘りにやって来る子どもたちの弁当を食べるときのベンチ代わりにしてやれば、街からやって来た子どもたちにとってはそれだけでも田舎の風情が楽しめる。
 稲わらのベンチの役目を終えた後は、冊に架けて冬越しの野菜の風避け、細かく刻んで玉ねぎの苗の間にすき込んだり、来年のスイカの蔓を這わせるところの敷きわら、そして最後に堆肥にしたり灰にして酸性土壌の改良材するなど家庭菜園では多目的にそして無駄なく利用出来る。
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ワラ運びの途中で見かけた燻炭作りの風景

 今日もコンバインの動いている田んぼを探して私は愛車を走らせる。