もーさんのひとりごと

ここでは工作に関する話の他に趣味の家庭菜園の話、時事(爺イ)問題、交友禄など日々の雑感を気まぐれに更新していきます。

秋風

2008年09月04日 | 雑感
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毎年9月のはじめに味わう孤独感は、私の家庭菜園の上をただ一羽で舞う鳶のようです。

♪逢いたくて、逢いたくて 心も紅葉 身も紅葉・・・♪
 作家の野坂昭如さんが歌った「新古今集・春夏秋冬」のうち秋の歌だが、毎年9月のはじめの朝はいつも、ついこの歌を無意識のうちに口ずさんでしまっている。

 この歌の後半に「秋風たったの一吹きで 散る 散る 満る涙川・・・」という歌詞があり、この部分が毎年9月1日に私のホームページに起こる現象を象徴していて胸に突き刺さるのである。

 といっても、過去の失恋を思い出しているわけでは無い。
 失恋などは今でも毎月していて、別に9月に限ったことではない。

 私のホームページは通常1日に100前後のアクセスカウント(この「ひとりごと」のアクセスは30くらい)があるが、夏休みに入ると急に200にあがり、やがて300を越えて最高カウントは1日で600を越える日も出て来て、今日もいっぱいの子どもたちが私のホームページを開いていてくれると思うだけで気分が良かった。
 
 ところが、夏休みが終わった9月1日の朝のカウント数は一気に90カウントくらいにまで減ってしまう。

 減るといっても通常の数に戻るだけなのだが、夏休み中に上がり続けた数だから、毎年のことながらアクセスカウントの急落は精神的に落ち込む。
 そしてつい口をついて出て来るのが野坂節の「秋風たったの一吹きで・・・」の一節という次第である。

 この寂しさに慣れるまで、今年も当分この歌を口ずさむ日々が続きそうだ。