もーさんのひとりごと

ここでは工作に関する話の他に趣味の家庭菜園の話、時事(爺イ)問題、交友禄など日々の雑感を気まぐれに更新していきます。

葉っぱ

2008年07月13日 | 家庭菜園
「ちょっとお兄さん、葉っぱのいいのがあるけど要らない?」
私が育てているのは、どこかのお役人がマンションの一室で栽培をしていたと言う怪しい葉っぱではない。
 その甘さは砂糖の200倍とも300倍ともいわれるステビアの葉である。W
←鉢から畑の隅に植え替えたステビア 。


<珍し物好き>の私はもう5~6年も前に鉢でステビアの栽培をはじめたが、植えただけで収穫もせず、ときどき葉っぱをかじって ウン 甘い!と納得するだけでこれといった利用もしないままに冬には地上部は枯れ、また春になると新芽が出るというだけのことをくり返していた。

 せっかく栽培をしているのに、なぜこれを利用しなかったのかというと、甘味の抽出には理科の実験道具のような器具を使って、複雑な工程と手間を要するものだという思い込みがあったからだった。

「どういう使い方をしているの?」
 以前このステビアの株分けをしてあげた料理の先生に尋ねてみたところ、ステビアの甘味は水に溶け出しやすいので、生葉でも乾燥葉でもそのまま煮出すだけの至極簡単な方法で甘味の抽出ができることを教わり、そんな簡単なことならと自分でもやってみると、コーヒー1パイに小さな乾燥葉を2~3枚入れるだけで充分な甘さになった。

 また、当初は関東地方では鉢植えで育てて冬には室内に取り込むという説明だったために、あまり増やすことも出来なかったが、温暖化の影響もあって鉢を外に出したままの冬越しでも春には新芽が出て来たことから、今年は鉢植えから地植えをすることにした。

 さらにステビアは低カロリーな甘味料としての効用だけだと思っていたが、それ以外に健康面や肥料としての効用もあるようだ。
 今年はもっと栽培量を増やして積極的に利用をしてみよう。

「お兄さん、いい葉っぱがあるけど要らない?」
 来年の春にはこんな冗談を言いながら野良仲間にステビアの栽培を勧めていることだろう。