もーさんのひとりごと

ここでは工作に関する話の他に趣味の家庭菜園の話、時事(爺イ)問題、交友禄など日々の雑感を気まぐれに更新していきます。

折り返し展・18

2008年03月16日 | 雑記
 最終回
  昨年の10月3日から始まった「折り返し展」もやっと今回で最終回となった。
 いろいろな都合でこの折り返し展には掲載出来なかった挿し絵の原画もあったが、これで心置きなくこれらの原画を燃やして段ボール2個分だけ工房を広くすることができる。


 今回掲載のお祭りのポスターは世田谷に住んでいた頃に息子をが所属をしていたボーイスカウトの本部があった下北沢の北沢八幡宮のものである。
 Photo
Photo_2



 これを描いたとき、私はすでに世田谷から海老名市に転居をした後だったが、我が子だけでなく地域の子どもたちが神社の大広間や境内を利用させてもらっていることから、そのお礼の気持ちとして描いたものであった。 
 
 それから5年、毎年同じ絵では飽きもくるから来年は別の絵を描きましょう言ったが、その頃は神経を病んでいたころで<描かなければ・・・>と言う気持ちがプレッシャーになって気分が滅入り余計に描けなくなるという悪循環をくり返していた。

 仕事で描く絵も2~3日ゆとりがあってもなかなか手がつけられず、締め切りの前日になって「どうして昨日からやらなかったのだろう」と悔やみつつも毎回徹夜の作業になっていた。

 9月の祭礼のポスターだから7月の末には刷り上がっていなくてはならないが、どうしても手が進まない。

 7月に入って宮司さんに今年は間に合いそうにないから、もう1年前の絵を使っておいて下さいと頼みに行き、新しい絵は来年でも構いませんよと了承をもらってきた。

 <来年でもいいですよ> この言葉を聞いて帰ってくると<描かねば・・・>というプレッシャーから一挙に解放され、明くる日には<描こう>という気分がみなぎって来て、何ヶ月も描けなくて悩んでいた絵が一気に描き上がってしまった。


Photo_3

 扇面はそれから数年経って、同じく北沢八幡の四百五十年祭の記念品として作った扇子用に依頼されて描いた絵だが、この絵も祭礼のポスターにも流用して現在は3つの絵が順繰りに使われて、毎年下北沢の町のあちこちに掲示されて祭りを盛り上げるのに役立たせてもらっている。

 これらの原画をなぜ燃すのかと言うと、燃した灰は家庭菜園の酸性土壌の改良剤となる他にカリ肥料にもなる。
 この肥料が夏野菜に受け継がれ、さらにこれを食べる私のエネルギーとなって新しい工作のアイデアを生み出す・・・。
 エネルギー不滅の法則だ。