柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

立憲

2015-09-20 09:31:23 | Weblog
安保法成立。朝刊は各紙どれも同じ一面大見出しです。ん?昨日もこうだったよなとデジャブです。ああそうか、昨日は「安保法成立へ」でした、見直しました。成立したのが19日午前二時を過ぎていて早刷りに間に合わなかったのでした、だから成立へという推測調、正確を期してだったのでした。成立した後には負け惜しみの嵐です。憲法学者達はこの法律の違憲訴訟を起こすんだそうです。民主党の誰かが言ってましたが、来夏の参院選に全力を尽くして衆参のねじれ状態をもう一度作りあげて、この法案を骨抜きにしようと「遠大な」計画してました。そう言えばセイガク集団SEALSの頭が捨てゼリフしてましたね、次の参院選に選挙に行こうと。今はそう煽ってるんでしょうが、やってごらんなさい、です。もともとこれでもかのノンポリ層を動かせるものならやってごらんなさい。毎日新聞が飽きず懲りずに村山富市のコメントを載せてますが、ここでも語るに落ちてますよ、60年安保の時のデモは動員されていたが、今回は学生が考えて参加していると。ああ、あの市民による政治運動の象徴としていつも引っ張り出されるデモが動員だったのね。樺さんも動員されてきてたの?つまり俺たちが(社会党が)唆して脅かして集めたって白状してる。このSEALSに資金出してるのはどこだ?と週刊誌にあります、民青、革マルの系に違いないのですから。さらにNHKの朝の討論番組で共産党の小池さんがその何倍かの大風呂敷広げます、戦争法案廃案を争点に絞って解散総選挙してそれに勝つべく野党が大同団結すると。おいおい、あんたが言うか?あんたの指にはさすがに誰もとまらぬことでしょうが、そういう荒唐無稽をこの連中は平気で対策として出す。いかに空想か、です。野党の統一など夢のまた夢です。余りにグジグジ言うなら民意を問うという大義振りかざして解散に打って出て参院とダブル選挙という手もあるかもしれませんが、参院選に勝てばいいんです安倍さんとすれば。ま、この連休が終わる頃にはマスコミもいつものように飽き倦みます、どこでデモしても報道もされなくなりましょう。まだやってるの?の扱いです。左巻き達が国民の反対多数の証拠と言い募るあのデモですが、冗談じゃないですね。煽られ易い、正義の味方気どりの飛び上がり(暇人と言い換えましょうか)達の集会が、多数の民意ですか?特にマイク持ってカラオケ唄って陶酔してるようなセイガク達が?定義の問題ではありますし、民意には違いないのでしょうが、所詮民意は雑多なモノです。国民の意見が分かれているのにどうして急ぐ?これも連中の常套句ですが、そこを決めるのが政治でしょう、決めるために議会がある、議員がいる。主権者は誰だ?これも連中の口からよく出てきますが、民主主義とは人民が天下をとることだなどと馬鹿げたことを考えてはならぬとかつて小林秀雄は喝破してます。主権者は国民ですが大衆は所詮は衆愚なのです。だから決める奴を選ぶ、それが民主主義です。いちいち少数の反対意見の前で立ち止まれ、が民主主義ではないのです。少数派の繰り言、負け惜しみなのです。TBSの朝番組では法政大の女学長(いつも着物姿です)が言ってます、抑止力を理由にこの法案ができているが、武力行使以外にも抑止力はある筈だ(外交努力とか経済協力とかと、中学生並みの抽象論です)、9条自体も抑止力になっていると。9条が国際紛争、日本が攻撃を受けることへの抑止力になっているとは左巻きさん達共通の空想平和信仰ですが、今の中韓の挑発に備えずしてどうするんです?日本の抵抗反撃を抑止(禁止)しているだけじゃないですか。寺島某はいつもの「上から口調」で言います、アメリカの態度は二つある、この法律で日米同盟の軍事オペレーションを分担できる事は歓迎して、一方で米中関係を壊すつもりは毛頭なく尖閣問題では日本がまず対応しろとの言質をこの法律は与えていると。尖閣紛争は日中間の問題です、それに当事国の日本が軍事対応できぬ方がおかしいでしょうに。どこまでも他人(アメリカ)に守ってもらえというわけです。自衛隊員を殺すな、地球の裏側に送るな、と口を極めてますが、例えば尖閣でドンパチ始まって米軍海兵隊員が殺されても、それはそれで日米同盟の結果だと強弁するんでしょうね。アメリカから見れば地球の裏側ですよ、自国の為じゃないんですよ。それでもやって来てくれる、そうは思わないわけです。自国を自国民が守る、そうは思わないわけです。自衛隊員を殺すな、法律を守れ、憲法を守れ、こればかり。国破れても憲法は守らねばならぬということです。山河は残ります、が日本が消えます。立憲主義が法治主義の基、法治主義の反対語は人治主義。よくTVに露出してる護憲学者が国民を啓蒙するなんてふん反りながら言ってます、政権の意向で法律を自由に解釈するのは法治ではなくて人治だ。権力者の恣意を許さぬことが立憲主義の本義だ。権力者の上位に憲法を置くのが立憲主義だ。だから違憲訴訟を起こす、と。ふむ、こちらの理論は筋が通ってますが、憲法改正するという遠大な計画の前に急ぎの処置を要する、そういう危機感があればこその今次の法案審議だったのです。国の平和と国民の安全と財産とを守るためという趣旨を見ずに、枝葉末葉である戦争するな、徴兵制反対、NO WARと煽るばかりでは、わかろうとしないのであれば、いつまでたってもわからないことです。さて安倍さん、次の一手は。
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