柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

建前

2015-09-21 09:47:30 | Weblog
セイガクの集団を SEALS と書いてきましたが、SEALDs が正しい表記のようです、訂正します。
 シリア難民受け入れのなすりつけ合いが始まってます。安い労働力として受け容れてきた経緯(もちろん難民じゃありません、移民という名です)があります、から人道的観点からだけでなく、こんな時だけ都合よくシャットアウトできぬわけです、ドイツフランスイギリスの先進国。トルコからギリシアに渡って、次にどこへ行くか。ハンガリー、セルビアを通ってドイツに行きたいのですが、ハンガリーが通過も許さぬと国境封鎖してます。通過する者ばかりじゃないですしね、人道的支援という名の出費が巨額になるのは目に見えてます、それでなくても財政苦しいのに、です。次の国境までなら送ってやる、地図見ないとわかりませんがオーストリアとかドイツに行くまでまだいくつか国を越えねばなりません。フランス行くにはアルプス越えです(まさか歩いて越えていくんじゃないでしょうが)、イギリス行くにはそこからさらに海を越えてです。ハンガリーギリシャ国境のあのバリケード、有刺鉄線は痛々しいですね。難民認定の手続きが長期間かかるとしきりにTVが言います、つまり難民なのか移民なのかの区別ですね。難民は人道支援の対象だが、勝手に国を捨ててきた者は対象外だというわけです。さてそこの線引は悩ましいですね、外野の素人が考えても。こんな時こそバッサリ斬るべきでしょうけれど、自国の内乱から逃げてきたことには皆違いないことで、金も衣服も食料もない命からがらかどうか、着の身着のままかどうか、ですか。報道によると金持ち達が逃げてきているのです、トルコからギリシャに渡る密航船賃も安くない(ブローカーの儲け時です)、その金を出せる人達なのです。金のない人達はどうしてる?トルコに居るんですよね当然。ウクライナやロシアには逃げられないでしょうし。だから難民じゃない。ならば保護の対象にならない。EUでの取り決めの対象にならない。どうする?移民として受け入れる?移民に対する手続き、法律の適応。逃げてきた人達にはどちらでもいいから、でしょうか。それとも難民指定を要求するんでしょうか。移民であれば入国拒否できる、あるいは自国への強制送還が許される、とかの決まりがあるのなら、何としても難民指定受けないとなりません。もちろんそのための財力でもありましょうからね。本音と建前の世界になってます。人道尊重か排他感情か。私には後者がうんと強いので、ハンガリーの対応を勇気ある行動と見てます。いかがですか。
コメント
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