柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

意見

2015-09-25 08:23:20 | Weblog
国民の声を聞くべき。あちこちで聞く言葉です、というか切り札のように葵の御紋のように使いますね凡百の評論家がコメンテイター達が。安保法案の時もそうでした、小難しい顔しながらこう言えばよかったんです。国立競技場の時もそう、あのエンブレムの時もそうでした。今次、文科省が設置した第三者委員会が競技場騒動の総括して、当の親分(下村さん、思うにこの人も厚顔の粘り腰ですね、あの不正献金騒動もくぐって居座ってます)が悪かったとやりました、ついでに実行部隊JCS理事長の河野さんも一緒に。尻尾切らねば前に進めぬと菅さんが決めたんでしょうね。でも森さんには届きません。週刊誌や月刊誌ではこの老害を叩く文を多く読みましたが、現場では叩けない、のです。有識者会議という重し、重鎮揃えて体裁づくりである一方で天の声然と振舞うわけです。責任は取らずに済みますし、意向が通らねば刺せばいいんですね。そして外からは刺されない立場です。だから国民の声を聞けと下々は言い募るしかないのですが、しかし安易に言い過ぎの感です。アスリートの意見も聞け!とマスコミが煽り過ぎたのも一因です、そう振られるとこう答えるばかりでしょう。でも、言い過ぎ。国民の意見なんて集約できません、だから代表がいる、各界の代表が集まってる、そこに庶民の常識が通用しないとあれば、一体誰が悪いんだ?の話です。そう決めておいて、国民の代表が考えた筈なのに国民の意見を聞けなんてのは論理矛盾です。朝刊一面に増田明美のコメントが載っていてこう見出しが出てますが、あなたの意見が国民の声かい?そういう話ですから。
コメント
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