陣笠

昨朝リアルタイムに野田さんの不出馬会見を見ましたが（午前8時半が締め切り時間だったそうで）、後でニュース見ているに一方の安倍陣営では朝の7時前から大勢集まって気勢を上げていたそうです。300人弱。勝ち馬とはこういうことですね、どいつもこいつも拍手しながら満面の笑みです。安倍さんが無投票当選決まってから皆に握手して回る映像も見ましたが、いやらしいほどの媚び諂いです。こういう世界ですからね、そうは知ってますが陣笠とはうまく言うたものとも感心します。推薦人の名が紙上公表されてましたが、誰？ばかりです、しかし新聞は丁寧に所属派閥をカッコ付けして載せてくれてます、麻生派、岸田派、額賀派、二階派・・万遍なく、しかも親分は載らず。代紋背負っての態、男の組織はどこもこうです。安倍さんは無投票にしたかったんだそうです、ここで内輪の選挙に手間とられていたんでは安保法案の参院審議に影響を及ぼすからだそうです。だから潰しにかかった、そう新聞には喧しいです。でしょうね、素人にも十分に想定できます。こんな時間的に急いている時に「開かれた自民党」なんてアピールせんでもいいです、ここは押す時です。そこに噛みつきます、毎日新聞は不自由非民主党と見出しです。自由でも民主的でもないと言いたいのですが、この字面は非民主党？民主党じゃないんだからいいじゃないかと思ってしまいます、アイデア倒れです。一面に政治部長の署名で批判文が載ってます、自民党に活力が失われたと嘆く筋です。ですかねぇ。負け犬の遠吠えの典型です。親分朝日は天声人語で、昔の自民党は何でも食べる（いろんな意見を許容した）よく肥えた健啖家だったが今はその面影もなく、右に傾いたやせぎすに見える。我が子の偏食を叱る野田聖子、と表現して安倍さんを小馬鹿にして非難してます。ううむ、噛みつきどころと踏んだのでしょうが（事実同じような趣旨で細野さんがマイクの前で非難してましたから）残念でした。一枚岩になれぬ自民党という批判もありますが、いいえ、これが一枚岩ってことじゃないんですか？皆が同じ意志意図を持つというのではなく、皆が今は陣笠になっているという意味で。私まで皮肉言わずともいいことですが。