柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

外交

2015-09-28 08:25:11 | Weblog
習近平さんが訪米して首脳会談が話題注目されていますが、一方で安倍さんは早速にアフリカに行ってさらに国連で演説してと積極的な外交姿勢です。地球儀外交とか呼ばれて揶揄の対象でもあるのですが、高評価を受けてることでもあります。元気ですねぇ。乃公出でずんば、の心意気使命感なのだと思いますが、ひとつひとつあれだけ批判非難されながらも決めていく決まって行く結果が残って行く、この自信ですね、彼のエネルギーの源は。うらやましいと本当に思います。あれが権力だと言われればそうでなんでしょう。けれど強い使命感も感じるのです。安倍さんを気に入らぬ評論家達は二言目には爺さんを意識し過ぎ、大宰相と呼ばれたいんだろうなんて嫌味を言いますが、それで結構、ですよね。この地位にいれば、この地位に無投票で選ばれる強さがあればのことです、意思表示とすればこれほどわかり易いこともないし(決められない政治だとあれだけ文句言ってたのは誰でしたか?)、わかりにくい、説明不足と言い募る割には問題の本質を論議しようとしない作戦が見え見えで、となれば手続きを踏むばかりのことです。わかろうとしない相手から説明が足りないと言われても、の結果でしたから。新潮45今月号の巻尾論文で佐伯啓思さんが書いてます、安倍さんの談話は戦後レジームからの脱却を謳いながら、戦後レジームにすっかり浸かっていることを表明したんだと。共通の価値観とよく安倍さんは言いますが、自由、民主主義、人権尊重、法の支配、これこそが欧米が正統化したレジームなのだ、戦後レジームそのものだ、その遵守を表明したのだからと言います。なるほど。そういう見方でもあるわけです。この四つを正しいことだと思い込まされてること自体が戦後レジームだと。民主主義は五ヶ条の御誓文にも書いてあること、これはアメリカからの授かりものではないとはよく言われることですが、この意見、いかがですか。
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