柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

お国柄

2008-08-13 08:42:13 | Weblog
柔道谷本、強かったですね。這いつくばったりバタバタ動き回ったりしない、そういう体重のクラスなんでしょうが、まさしくストロングスタイル、全て一本勝ち!なんてアナウンサーは叫んでいますが決勝除いてみんな押さえ込み一本。日本人が考えつきそうなルールですが、立ち技の派手さはないですがこれもなかなか味があります。あのでかいガタイで上に乗られたら動けないんだろうなと思うことです。でも決勝は胸がすきましたね、素人目にも鮮やかな投げ。谷亮子が三位決定戦で見せつけた格の違いとはまた違った、この人の意地とか信条とかが見えるようなそんな綺麗さでした。なでしこジャパン、先に私はアメリカより強いノルウェーに勝てるわけないじゃないか、神風なんか吹くもんか!とぼろくそに書きました、あらら、5-1なんて凄いスコアで勝ちました。途中でチャンネルが合って、アナウンサーの叫びがまず耳に入って「5-1です」って、おいおいこんなにぼろ負けかい・・とみればなんと反対ですわ。ええ?見れば、ああ相手は暑さにやられちゃってる。足が動いてないのが丸わかりです。キーパーも反応悪いし。こういうこともあるか、それが五輪だってわけですか。10回戦ったら9回負ける相手にここぞという場面で偶々勝つ。この場にコンディションを合わせられなくて沈んだ選手は数知れずでしょう、古いところで水泳の長崎宏子、今回の野口みずき。どんなまぐれでもこの場で出せた奴が勝つ。で、人は言う、実力のない奴にまぐれはない、地道な努力があればこそだなんて。勝てば誉褒がいい方にいい方に回ってくれます。勝てなければ所詮そんなもんだったかってね、毀貶の嵐です。こういう世界に身を置いているんですそれは覚悟の上とは言え、やはりきついことでしょうね。私の如き凡人が慮れる筈もないことなのでありましょう。勝ったのは実力です。ご立派。前言取り消しはしませんが、この結果には拍手します。体操の具志堅監督(この人も強かった人です、個人総合優勝した人です)が言ってます、連覇できなかったけれど日本の体操は美しかった、伝統をを受け継いでくれて嬉しいと。うむ、それはそれでいいと思いますが、でもどう見ても中国の連中の方がうんと優れてましたね。彼らも十分に美しかったですよ。機械仕掛けのロボット然としたそんな演技じゃなかったです。日中の差は大きいですね。そう思いました。
 五輪の開会式で歌唄っていた少女、そう言えば大写しでヘッドフォン方のマイクつけて、まるで北朝鮮の映像かと見紛うほどに外連たっぷりに笑顔つくって唄ってましたね、あの娘がえらく人気で中国でひと騒ぎになってるらしいのですが、実は口パクで唄っているのは別人だったんだそうです。あらら。でも、口パクであるのはあの映像でもわかったでしょう?なんでもこれ以外にもあれこれインチキしていたことが暴露されているんだそうです。これもお国柄ですか。この娘さん可哀想ですな、国柄から考えれば大叩きされますよ、匿名インターネット社会ですから。で、当局は国益優先だって強弁しているそうです。ああ、これもお国柄ですか。
コメント
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