柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

専行

2008-08-25 08:45:07 | Weblog
昨夜ワウワウでサザンの最終ライブ(でしょう?)見ました。大雨の野外ステージです。何万人いたんですか、すごい人数。ベストテンにゲスト出演して半パン姿で「勝手にシンドバッド」唄ってたのをライブで見て、あの頃、YMOが出てきて、石川さゆりが冬景色で当てて、ユーミンがすごいLPを連発していた頃、どこまでだったか私もこのバンドLP買って追いかけてた時期がありました、タイニーバブルス、ヌードマン、鎌倉、持ってますよ。栞のテーマとかミスクラウディアとか隠れた名曲達はこのLPに入ってますよね。私は「C調言葉にご用心」が好きでした。一般人(マニアじゃない人達)に聞くと一番はTsunami、二番がエリーで、マニアが選ぶと一番が真夏の果実だそうです。思わずにやりとして5分くらいの解説ができそうな結果です。ま、それだけ第一線で張り続けた希有の才能であったというわけです。カメラは雨の中合羽着てエリーに真夏の果実にYAYAに涙している女たちを写していました。ああ、綺麗なもんだなと思いました。桑田にあなたなら誰を伍されますか。私ならこの5人、ユーミン、吉田拓郎、井上陽水、矢沢永吉そして佐野元春。いかがですか。
 五輪終わりました。最終日男子マラソン、真夏の炎天下に冬の高速マラソンを持ち込んだとの評価です、30度超す中2時間6分台です、みんな黒人、持って生まれた才能差は歴然でした。佐藤は最下位で拍手貰ってました、あそこに価値を見いだす人はどうぞご自由に、小学校の運動会じゃないんですよ。ワンジル、仙台育英で京都の高校駅伝走った選手だそうです、TVの実況は叫びます、都大路から金メダリスト!って。その高校から福岡のトヨタにいって走っていたそうです。そこの指導者が元旭化成、オリンピック銀メダリストの森下で。この人が日本人のインタビューに日本語で答えていたのが奇異で面白かったですね。日本で教えられたのは「辛抱せよ」だったそうです。今日は辛抱できてよかったって笑ってました。アーアー、日本も落ちたもんです。駅伝中心の日本のトレーニングに合わないからとの理由で退社届けを出しての快挙だったというオチまでついて。先に進めない体質なんですねつくづく日本は。どこかが何かをやって、それをまねして追いつく追い抜くだけです。今回の五輪の選手団長が総括会見していますがゾッとすること言ってます、野球、サッカー、マラソンと特別扱いしすぎたと。何?あんたは一番偉い人じゃないの?野口みずきの出場辞退騒ぎ、怪我の報告も直前に初めて受けたそうで、陸連の中でもマラソン情報と強化は特別管理となっている、そういうやり方はよくないって、まるで人ごと。特別管理って命名がいやですね、こっちには手を入れるなってことです。こうやって特別扱いして誰にも誤りを正せなかった、独断専行をほしいままにさせた痛恨の前例を日本人は持っています、先の大戦、就中統帥権干犯問題。野村がバッサリ斬ってます、もっともっとTVに露出してガンガンやって欲しいと思います、星野も相手が野村なら聞くしかないことでしょうし。野口ひとりに陸連全体がおんぶした実態、特別扱いは当然です。あの頃の陸軍の独走ぶりとそっくりそのままです。ぞっとします。団長も口を出せないんですから。こういう体質は日本人のDNAなんですが、なんとか破る奴がトップにならんと先はないことです。そう思いました。
コメント
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