柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

抑圧

2008-08-19 08:42:20 | Weblog
毎度のことですが、オリンピック陸上での日本選手の負けっぷりは見事なもんです。あれだけはっきり負けてくれると見ている方も清々しいというか。私は足が遅かったのであの場面は自分にダブります、運動会徒競走ではずっとあの位置でしたから。さぞや辛かろうと思うことですが、彼らは日本では敵なしの人達なのです、その分あの場でプライドなんてものが彼らにあるとすればズタズタでしょうね、気の毒なことです。おまけにインタビュアーが追いかけてくる。やめてやれよ。そういうのを武士の情けっていうんじゃないのか?聞いているのも辛いですが、しれっと答えれば答えたで何を言うとるか?!ってこっちも怒ったりして。ジャマイカの最速男、昨日200メートルの予選見ましたが、隣のレーンの選手を最初の3歩で追い抜いてます。こりゃ敵いません。ひとえに体格差、筋肉差、人種差です。世界の壁。バカの壁より百倍高そうです。
 中国、女子マラソンの中継を5秒遅れで放映していたんだそうです。不測の事態を世界中に発信しないためにです。例えば誰かが乱入しても5秒あれば他の画面に変えられるわけです。ディレクターは一秒たりとも画面から目を離せませんが。沿道はそういえば道路一本挟んで観衆がいましたね。日本で見慣れた、観衆がうち振る旗が選手に当たるなんて風景はないんです、観衆は遙か遠くに追いやられています。なるほど、これもその一環なのですか。チベットに自由を、なんて横断幕すら見せないようにする処置なんですね。すごいことです。ここまで抑制制限してしまう事自体、やはり怖いことと思いますね。表現の自由、報道の自由、知る権利なんて大きな言葉で言うとピンときませんが、こういう具体的な抑制を見ると聞くと嫌なことだなと実感しますね。日本はいい国なんですよ、きっと。
コメント
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