柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

耳目

2008-08-18 08:40:07 | Weblog
四年に一度のこの時期にピークを合わせられない人の悲劇(これも才能の一つと断言しますが)は可哀想なんでしょうが前振りの大きさとのコントラストに鼻白みます。本人達にすれば期待したのはそっちの勝手だろうということにもなりましょうし、連中も持てる力を出しました悔いはありませんとか満足してますとか言えばいいと高括ってます、そういう言葉で水に流そうという予定調和でもあります。誰々と挙げていっても詮無きこと、蛙の面に小便でしょうから。強い奴が際だちます。力の差が歴然と判るのもスポーツの面白味でしょう。女子レスリングは何だか四人とも浪花節に色づけされてしまってうっとうしいことでしたが、アテネと出場選手も同じならメダルも一緒というのが不自然と言えば不自然、そこが凄いと言えば凄いこと。見ていて手に汗握りました。
 こういう機会にしか見ないスポーツがたくさんあって、ルール覚えながら見るのも楽しみなんですが、選手も色々いて面白いことです、女子卓球の愛ちゃん以外の強い人、平野さん。まぁ相手をこれでもかと睨みつけるんです。明らかに喧嘩売ってますよ、いわゆるメンチを切るという奴です。顔を動かさずに足はステップ踏んでいるときもあります、その姿はまるでブルースリーです。ひとしきり睨んでその後サーブです。勝ったら勝ったでまた睨む、どんなもんだい?!参ったか?!って感じで。相手はどうしてるかというと目を逸らしてます、にらみ合うのでもないんですねこれが、相撲の仕切りと違って。昨日の韓国戦の相手は一つ上を行っていて、ぶつぶつ独り言いったりネット指さしたりしてます、こっちはグッと睨んでいるのにどこ吹く風です。あれはあれでこっちの気合いが抜けるんでしょうか、色々対応があるもんだと感じ入りました。技術というより性格性分。あのひと人気が出るかもしれませんね、誰かが物真似して。四年に一度、このくらいの周期が適当なんでしょうかね素人の耳目を集め続けるには。
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