柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

足並み

2008-02-09 08:44:30 | Weblog
新聞は、彼らは意図して連載ものとして定期的にやっていると言うのでしょうが読む方からは唐突という印象です、突然に戦争物(もちろんそれは軍国日本を非難するものです)の特集が一面を埋めます。しかも面白いことに複数紙に同時にです。今日は朝日と読売です。朝日はベルリンオリンピックを話題にしています。あのヒットラーがやったオリンピックです。「前畑頑張れ」の大会です。あの大会で日本はいくつか金メダルを獲っています、マラソンでも孫という人が金メダルを獲得したのですが、朝鮮の人で、君が代を聞くのが屈辱だったと後で述べたという事柄を取り上げています。何が言いたいのかは耳タコで改めてどうこうの感想はないのですが、まぁよくも懲りず飽きずに繰り返し繰り返し同じことをいうもんです(昨日書きました、世論形成の重要な手段です)、「朝鮮半島出身ながら日本統治下のため日の丸を付けて走った」と書きます。この五輪は1936年、昭和11年です。朝鮮併合したのは1910年、明治43年です、日露戦争の効果のひとつです。これは慰安婦問題、強制連行問題にも繋がる’いつもの言いがかり’ですが、朝鮮は日本だったんです。歴然たる事実です。どうして日の丸がいけないのか、です。屈辱と考えたのはこの人の自由です、愛国心に熱い人だったんでしょう、でもいかんせん他の人達がそうでもなかった。だからああいう形でしか「解放」されなかったんでしょう。あの時代の世界の空気はどうだったんですか?帝国主義、列強主義だと今の感覚で非難しても何んにもなりません。日清、日露戦争が侵略戦争?とんでもないこと。あの戦争なかりせば少なくとも朝鮮まで、あるいは北海道、本州の北半分とかまでロシアに分捕られていたでしょうに。そういう想像ができないんでしょうね。悪い事した悪い事した、です。ロシアがこのことを根に持っていたのは、つまりは当時の東進政策の目的が日本海の占領、日本の占領統合だったということなのですが、昭和20年8月9日、原爆投下を見定めてから満州になだれ込んで暴行陵辱虐殺略奪の限りを尽くしたあの行為に明らかでしょう。日露不可侵条約なんてのがあったんですよ、それを一方的に破棄して。まぁ、戦時のことです、その辺りはそれこそ当時の空気風潮に沿ってのこと、今の感覚ではわからぬことではありましょうが。でもこっち思想の連中のステレオタイプにはほとほと呆れます。でも、それが向こうさんの手口、もう勝手にせぇとこっちが手を引くのを待っているのでもあるのでしょうね。付き合わねばならぬというわけです、いちいちこうやって反論していく要があるというわけです。読売は振武寮という、福岡にあった特攻隊で出撃して目的果たせず帰還した「生ける軍神」を収容した施設の記事です。そこで帰還兵はなじられ誹られ人目を忍ぶ人生を強いられたという内容、もちろん特攻という戦術の異常さ、ひいては戦争の無体さを非難する内容です。名前は勇ましい寮ですが、収容された者にとっては地獄だったでしょうね。戦争映画、なかでも特攻を取り上げた映画は多くありますし、その中では必ず戦争に反対する者、死を望まない者、敗戦を予想する者を描きます、そういう者達も国思って死んでいったんだという流れです。そうじゃない者もいたんだということです。私もこういう事実を知ったときにびっくりした記憶があります、若い頃でしたが。この事実大切なことだと思いますが、どうして今なんだ?という違和感です。どういう足並み合わせなんでしょうね、聞いてみたいことです。
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図式

2008-02-08 08:42:27 | Weblog
アナウンサーは原稿を一言一句間違えずにそのまま読むのが仕事なんでしょう、彼らが自分の意志で伝えているのではないことはわかるのですが、繰り返し繰り返し同じ言葉で同じ内容を喋られると不思議な気持ちになるというか、驚きが怒り憤りに変化していくというのか、人に伝える手法として反復というのはものすごく強い効果があるものと感じ入ることです。時津風部屋の前親方が逮捕されました。TVや新聞は警察や検察が公表する事実をそのまま伝達しているだけなんでしょうが、その内容もまた生々しいこと、親方がビール瓶で額を殴って、そのあと兄弟子達にやらせた、柱にくくりつけていたなどなど次々に。どのTV局も同じ色の非難叱責調で叫びます、何度も何度も何度も何度も。いやでも世論は誘導されます。そういう流れにさしてあの北の湖理事長のふてぶてしさ、まだ頭下げないですからね、相撲協会の責任じゃなくあくまで一親方一相撲部屋の内部事情だって言いたいんでしょう。そうやって保身していたいんでしょう。辞めれば話が済むことじゃぁ決してありません、でもこの男が知らん顔しておれる事件でも決してありません。どうなるんでしょうねじゃなくて、どういう造りなんでしょうねこの業界は。
 君が代訴訟と見出しを打って、日経と朝日が記事にしています、いつもの都立高校の左翼教諭の騒動です、卒業式で君が代斉唱の際起立しなかったことで都教育委員会から処分を受けていた教諭が定年退職後の再雇用を申請したのに都が拒否した事を訴えた事件、かの東京地裁が違法、不法行為と判決したそうです。連中はすぐに思想や良心の自由、内心の自由という憲法文言を振り回してなぎ倒しにかかるのです。日本人としての常識、秩序、文化に反していることを棚に上げて、です。事はとっても単純なのですが、連中しつこい。今回の騒動も笑いますわね、再雇用してくれっていうんですから。思想の違う組織にわざわざ入ろうとしなくてもいいことでしょうに。一度処分を受けた組織にどうしてのこのこと再雇用を求めるんですかね。民間の塾とか色々道はありましょうに、当地のような田舎じゃないんですから。これがこの人達の特徴ですわね、とにかく公に噛みつく。権利権利と大騒ぎする。原告の女の弁です、君が代の斉唱時にたった四十秒起立しなかっただけで不採用になったことには憤りを感じていたと。おいおい、たった四十秒なんて言うなら、どうして我慢して立たなかったんだ?唄いたくないなら黙っておけばいい。その場にいたくないなら欠席すればいい。そういう自由は十分に保障されているのに、敢えて儀式を壊すような厳粛な雰囲気を壊すような行為をするのは明らかに作為ですわね。この人達の権利意識にかかると、今住んでいる社会の常識なり秩序なりは二の次に置かれるんです。違うでしょうにねぇ。
 インドのマリハシが死んだって記事です。ビートルズが、いや正確にはジョージハリスンが心酔したインド思想家です。彼らの音楽に大きな影響を与えた人として有名です。彼らに影響を与えた東洋人、そういう表記もされます、この人ともう一人はシタール奏者のラビ・シャンカールです。他の三人は早々に(その嘘臭さを嗅いで)離れていったのですが、ジョージはずっと離れませんでした、彼の発表した音楽にそれは明らかです。ジョージといえばインド音楽という図式もできました。先にDVDにもなっているジョージの追悼コンサートでも、前半はシタールやらタブラやらの奏者を集めてラビシャンカールが演奏してました、長々と。ジョージの方がうんと先に逝ってしまったのが何とも皮肉ではあります。ジョージのお陰で、良くも悪くも、インド音楽が、特にシタールという楽器が世界的に有名になったのですから。時間は容赦なく過ぎていきます。ジョンが死んで28年です。
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据わり

2008-02-07 08:43:02 | Weblog
杉真理(まさみち)という歌手、アーティストご存知ですか。私のイメージでは、知る人ぞ知る、マニアックなファンに支えられた歌い手という分類で、佐野元春のひとつ外側、という感覚です。何枚かCD持ってます。大のビートルズフリークとしても有名な人で、作る曲がビートルズテイスト満載、聞いている方がニンマリしてしまうって寸法、まさにマニアックな味わいな人です。昨日昼ラジオ聞いてると60年代を彷彿とさせる懐かしい感じのメロディー(外連のない8ビート、?-?-?-?の黄金コード展開、後ろにかぶさるアーウーコーラス)が流れてきて、声は優しい男のもの、サビも実にそれっぽい作り、最後は6th9thでジャーンと一発)思わず聞き入って、ピンとくること、きっと杉真理か伊藤銀二に違いない!って。曲が終わってラジオのボリュームグッと開いて聞き耳立てると、デビュー30年記念のCD出した杉真理だって紹介。おお!この耳、伊達じゃないじゃないかなんてまんざらでもない気分になって、いつまでも同じ色合いの曲を作れるはきっと大才能なんだろうと感心することでした。コピーバンドは数多あります、日本でも有名なバンドがいくつかあります。ビートルズをパロって、そっくりの曲を作ってそれで売っていた外国のバンドもあります(ラトルズ)が、日本にはそれっぽい曲はあってもここまで徹底して色を変えない人も他にはありません。本当に、一音一音にニンマリするわけです。来るぞ来るぞと思う音がバーンと来るのです、これ嬉しいんです。どうか一度聞いてご覧になるといい。ああ、なるほどねと、分かっていただけると思います。このニカニカ感をわかってもらいたいと思うわけです。
 円谷プロの旧本社が取り壊しだそうです、新聞は「さらば怪獣倉庫」と見出しを打ち、特撮の聖地が45年の歴史に幕を下ろすと書きます。写真にはあのウルトラマンの特捜隊隊員の紅一点だった桜井浩子さんが映っていて(この人円谷プロの社員だそうです)、その後ろにウルトラマンや怪獣が映っています。この人には覚えが強いですね、ウルトラマンが放映されていたのは’66年だそうです、昭和41年、そんな早かったですかね、このひとつ前のウルトラQが小学高学年か中学初めの頃と記憶してます、昭和45年に中学ですから、この食い違い少し居心地悪いことです。写真に並んでいる怪獣、残念ながら知りません、隣のウルトラマンも元祖ではなく、兄弟シリーズのどれかなんでしょう。これも気持ちの据わりの悪いこと。45年の歴史なんて言うなら、その頃を知っている連中を意識して写真とってもらいたいことでした、ウルトラマン、ウルトラセブン辺り、バルタン星人、カネゴン、ピグモン、ウー辺りを裏の方から引っぱり出して撮って欲しかったことでした。
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繰り返し

2008-02-06 08:43:46 | Weblog
石見銀山、環境破壊が進んでいるんですって。坑道に住んでいるコウモリに変化が、つまり生きにくくなっているそうです。当事者は慌てているのか眉ひそめているのか。こんなことは十分に想定されたことですから。金儲けの為だったんでしょう?世界遺産登録は。登録が決まったときの地元の人達、おそらく推進委員会とか何とかの人達でしょうが、のあのTVで大写しになった喜びようは町おこしに成功したそれでしょう?人がわんさかやってきて、大成功したんでしょう。あそこを今までの姿のままに残したいと本当に思うなら人を呼んだらだめです、保存のための金稼ぎであるなら本末転倒、その実は地元振興に過ぎぬわけです。金は落ちるかもしれないけれど、ゴミもモラルもとことん落ちていきます。わかっていたことなのにこうやって誰かが(動物愛護協会かなにかが)文句言うまで知らん顔しておく、言う方もこうなるまで待っている。予定調和の呼吸ではあるのでしょうが、つまらんことです。
 赤福、営業再開の映像です。店の前の長蛇の列、鈴なりの人。事件の後ですからこういう珍しもの好きが押し掛けるのは差し引かねばならぬのでしょうが、これがブランド力なんでしょうね。経営者がこの光景をどう捉えるか。深く感じ入るかどうか。長年の積み重ね。真っ当さを積み重ねることの重要さ。信頼という抽象をどう具体化して感じていられるか、心の中に像を結んでおくか。正しい愚直さには人が社会が応えてくれるという証拠たる現象のように思います。そこらにいるおばちゃん達の言葉の中に真実があるのでしょうね。
 餃子事件、事を遡り始めるとどんどん出てきます。芋蔓式。どの事件でもこんな事です。あの時にごまかしたから今の大事があるんだ!って筋です。JTも大変。中国の製造元だけじゃなくて、火の粉が大量に降りかかってきました。こうなるとマスコミの思うがままです、集団暴力が始まります。お気の毒に。
 スノボ遭難事件、いかがですか。ガラ悪く言います、ぬけぬけと降りてきて残念。あれだけの救助隊がものものしく行列組んで行ったんです、スノボで滑って降りてきたのを発見して、全員無事だった、ヘリコプターで仰々しくも病院に運んで誰も入院の必要なし、じゃぁ何もオチません。自分で掘った雪洞のなかで折り重なるように・・なんて絵柄を待ってました。なればあれだけの人間を動員した甲斐もあるというものです。あの費用はどうなるんでしょうね。連中に請求されるんでしょうか。聞いてみたいですね。
 読売のコラム、今日は笑えますよ、是非ご一読を。KY式日本語なんて本が出るんだそうで、色々例を挙げています。CB:超微妙、ND:人間として、どうよ、3M:マジでもう無理の如く。DOはダサいオヤジかダンディーなおじさまかってオチです。まぁ、昔からアルファベットの略語を面白く読むパターンはあったのですがね。
 広島で初の脳死移植だそうです。びっくりしました、ああ、初めてなのね。中国地方でも二例目、全国で65例目、この法律が施行されたのが97年・・改めて驚くことばかりでした。広島は仮にも百万都市です。そこでさえ初の脳死移植だとは。この制度、きっと日本では拡がりませんね。気質に、文化にそぐわないということでしょう。そういう結果です。そう思われませんか。
 
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風評

2008-02-05 08:40:25 | Weblog
餃子記事がみるみる小さくなっていきます。人が死なないと長続きしません、なんて皮肉を一つ。風評被害(在庫返品の山は積み上がるばかりでしょう)は大きいのでしょうが、人の口からは消えていきます。さてその筋の思惑通りに流れて行くばかりですか。
 北の湖理事長四選、貴乃花が役員待遇、審判部副部長になったって記事です。時津風部屋の力士(殺された、という判断です、力士の兄弟子達)が立件起訴されて、前の親方もしょっ引かれようかという時にのうのうと再選です。わからない世界ですね、ここも。頭下げて辞任すればいいってわけでもないんですが、頭も下げないですからねここのトップは。おまけに公益財団法人なんて仰々しいこと。公益?よくわからないですねぇ。
 NHK朝ドラ面白いですよ。見ておられますか。何作か前からしっかり見てます、東京製作大阪製作と半年毎に変わっていくんですが今回は大阪版、落語のネタをふんだんに折り込んで、会話の端々に大阪のツッコミをはめ込んで。このシリーズの初めからこの調子でした、このスピードに、このテイストに合わない人も多いだろうなと、ツッコミにもう一つそぐわない、タイミングの悪い受けなりボケなりを見る度に思っていましたが、最近はこなれてきましたさすがに。で、関西弁喋れない役者を極力避けてますからコテコテさが出ていいです、前の藤山直美のシリーズもそうでしたが。若いヒロインと母親役の和久井なんとかだけが不自然なだけ、渡瀬恒彦が上手に関西弁です、この人は淡路島出だそうです(ということは渡哲也も関西人)。下手くそな関西弁(関西弁に限りません、ネイティブじゃない方言一般に)は聞きづらいものです。ほんまものの落語家が出てきます。これも楽しみの一つ。いえ、こんな講釈垂れる必要などないことで、単に面白がっているというわけです。ちなみにこの朝ドラ、一日に4回放映されているのをご存知でしたか?地上波(NHK)では朝と昼のあの二回、あとBSで午前と午後の7時半からやってます、都合4回。いえ、4回見ろというわけではないです。あしからず。
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2008-02-04 08:43:36 | Weblog
中国新聞のコラム、五七五七七の定型を指して「日本語に内在するリズムに千年を超えてなお人々が共振していると思うとほっとする」と書いてます。サラリーマン川柳やら高校生の俳句やら結構そういえば私達がこのリズムに触れる機会は多いです、そしてあの短い語数の中に幾重にも気持ちを折り畳み込める。石原慎太郎がよく譬えに出すことですが、この感覚こそが日本文化の粋なのでしょうね、これがわからぬようでは・・という言い方です。私には幸いよく共振する感覚が備わっているようです。これは幸せなことと思っています。
 餃子事件、マスコミ上げて俄ホームズ、俄小五郎状態です。具の中に農薬が入っていたのなら製造過程での出来事ですわね。包装がベタベタで返品した、そこにも農薬検出したってことは、日本に上がってからでもできることですわ。腹が立ってやったなんて単純なことならもっと簡単に足がつきそうですが、これだけの人間がかかってああでもないこうでもないとやっているところを見ると、敵さん結構考えて手の込んだことやっているのか、国(政府)同士でもう話ができていてごまかしにかかっているのか、ですか。五輪もあることだし、ここはうやむやに流して貰えまいかなんて。
 岩国いよいよです。私は今まで井原さんの頑固さがどこまで続くのか、結局受け入れるのなら条件闘争に違いないじゃないかと言ってきました。どうせ・・と思ってました。きっと多くの人がそう考えていたと思います。でも、この人しつこい。そしてあまり派手にやりませんね、今は評論家の森田某がついているようですがこの人は知る人ぞ知るレベルの人ですから。誰彼を呼んできてワーワーやるってわけじゃない。草の根の本領なんでしょうか。イメージとしては正義の味方のような感じですか。国の無体に立ち向かうヒーローという像。うむ、ここまで突っ張ってきたらそれなりに評価がついてきましょうか。でも、要は選挙の後の運営です、当てにしていた金がなくなっているのは事実です。選挙民にとればどちらも怖い、でしょうか。
 朝日に道路特定財源の特集があって、源を辿れば田中角栄に行き着くなんて話を書いてます。あの頃は相当に意味のある施策であったのだが、というニュアンスです。ふむ、今や田中角栄は伝説上の人物です、あれこれ法律作って、地元への利益誘導型政治家の典型です、道路に関することと特定郵便局に象徴される郵政関連体制はこの人によって作られたと言ってもいいんでしょう。あの人の失脚(ロッキード事件)はアメリカの差し金だったというのが大勢なんでしょうが、それだけの力があったと言うことで、実際日本が更に上向いて進んだ時期であることは確かなことです。なんだか今の問題を過去の大政治家の影に隠す手法はいかがなものかと思いながら、読んでいました。
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操作

2008-02-03 08:55:34 | Weblog
日教組ホテル拒否事件、今朝は読売が非難しています。社民党の女党首もここぞとばかりに(この人はどこでもそうですが)非難してます、いずれも昨日の朝日と同じ、裁判所を軽視している、憲法で保障された言論集会の自由の侵害だって。ホテル側の不利益には不思議に言及しません。「公器」はこの手の不利益は我慢せねばならぬ、被らねばならぬと言うのでしょう。今次の如くいきなり公器に祭り上げられたり、ある時は一般企業と一絡げにされたり、マスコミやら学者どもというのは所詮社会を駒の配置具合と考えているんでしょうね。今回はこの駒を右に置いて考えましょう、次は左に置いて見てみましょうなんて調子。勝手なことです。左翼の考え方は常に資本家対労働者、搾取者対被搾取者、強者対弱者と分類することから始まります、そして弱者の権利を声高に叫ぶ。今回は日教組がいじめられています。鶏をさばくに牛刀を持ち出す常套、憲法を振り回して打ち払おうとします。だからそんな一流ホテルを使わないでどこか田舎の海辺の人のいないところで金掛けずにゆっくりおやりなさいな。日教組のメンツがありましょうか?結局ブルジョアですか?
 餃子事件、先の肉まんでしたか餃子でしたか段ボール混入事件と同じ収束に向かいそうです。当局の処置には問題はない、企業にも落ち度はない、個人的な犯罪だって。怨恨にごまかされますか。これだけ事件になってしまいましたから捏造とかそういうレベルではもちろんないのですが、当局は逃げるばかりでしょう。くだんの農薬は検出されなかったと言うばかり。日本でもマスコミは面白がって推理合戦です。残留農薬にしては濃度が高すぎる、運搬過程(密封、コンテナ輸送)での操作も困難だろう、なれば荷揚げされて店頭に並ぶ間の話、つまり日本でトラブルか?って。素直に順を追って正しく考えるのはもちろん大事なことで、非を非と正しく認めることは積み重なって大きな信頼に変化します、その組織(個人もそうです)の存在の根幹に関わる態度です、ここの是非判断は一に重要です。でももう一つあります、中国やら北朝鮮やらの手口、もっともこれはアメリカも平気でやること、もっと言えばどこの国も国益なんて言いながら知らぬ存ぜぬと口を拭う、半兵衛を決めこむ厚顔。環境問題のアメリカ然り、北朝鮮は言わずもがな、韓国の竹島問題然り、ま、もっと敷衍すれば日本の公害訴訟、薬害訴訟もみなこの手合いです。いや、問題はそんな手口にお人好しにもまんまと乗りなさんなということです。うちじゃないからお前の所だろうって言われてはいそうですか、じゃぁ調べますってね。その辺の専門家達の妙な学術的(衒学的)講釈に惑わされてはなりますまい。むろん誰かが怨恨のあまりに袋を破って農薬ふりかけたにせよです。それが日本人であったにせよです。さて、真実は何処に?
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不利益

2008-02-02 08:43:30 | Weblog
北の湖理事長はじめ平理事選挙があったそうです大相撲協会、3分で終了、シャンシャン総会だって新聞が叩いてます。あれだけ事件が続いて、何の抜本策も示さないうちに、やっぱり青さんがいないとダメねぇなんてことで皆口をつぐむ。やくみつるならずとも思いますわね、所詮は一人二人の金蔓米櫃に頼りきる体質、どの業界にも言えることですがスターを作り上げてスターに振り回される、みんなそこにぶら下がる。仕方ないですかね。
 外国のどこやらの放送局から北極星に向けて「ビートルズの代表曲」across the universe を発信したんだそうです。だからどうした、って話ですが、北極星に誰がいるやら知らぬ事ですが、なんでも彼の星に届くのは431年先だそうです。・・・
 朝日が連日朝日らしく吠えてます、社説です。お仲間の日教組が集会するのにホテルが使用を拒んだ、それを提訴して地裁でも高裁でも(いずれも名だたる東京の裁判所です)日教組が勝って命令まで出たのに・・と怒ってます。いいや、ホテル側にすれば右翼達に街宣車回されてワーワー叫ばれて悪評立つ方がうんと不利益です。判決には従いますなんて恭順さより「あのホテルはアカよ」なんて風評の方が何十倍も不利益です。そしてこの社説のように、自分たちの意に沿わぬ事となると、そして上手く行かぬとなると、憲法で保障された言論や集会の自由が危うくなる、なんて話をすり替えます。拒否する自由はどこに行ったんでしょうかね。不利益を避ける自由はどうなるんでしょうね。ホテル使わないでどこかのひと気のない田舎の浜辺で集会やればいいんです、そこまで妨害されたならそれは集会の自由の侵害でしょう。全く。都合が悪くなると憲法の、社会規範のと話を大きくしてすり替える。いつもの手なんですが馬鹿馬鹿しいことです。その下に医者の再診料下げられなかったことを怒ってます。医療費を抑えすぎて今の事態になってきていること、まだわからないと見えますね。開業医が儲けすぎ?私開業医ですが、収入が多いところは出ていくものも多いんですよ当然。が、報道は収入しか出ません。仕方のないことではあるのでしょうが、あの論はいつ聞いても苦笑いしています。医療費減らすことのデメリットにそろそろ気づいてもらいたいのですがね。朝日さんは格差付けられている側の味方と言いたいんでしょうが、医療の量も質も落ちるのが誰のためになるのでしょうね。
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烏合

2008-02-01 08:41:46 | Weblog
餃子、大捕物。あれだけ使われているんですね、安いんでしょうかやはり。でもおばちゃんがインタビューに答えてました、生協といっても決して安くないのだ、より安全だろうと思って買っているのにと。大地震の際に震度と地名を棒読みするが如く、商品名を抑揚なくいちいち読み上げる報道に異様さが滲みます。昨夜の古館の番組で専門家(訳知り屋)が出てました、古館の非難調とは逆、さかんに中国を擁護してました。この事件はとんでもないけれど、中国のシステムはちゃんとしているのだとか、オーバーに言いすぎだ、大したことじゃない、過剰に反応しない方がいいという調子でした。さすが朝日、でしょうか。この対極は言わずと知れた反共の雄、石原都知事、朝日もそこは心得ていてちゃんと報道します僅か数秒一言だけでしたが、ぼろくそ、バッサリ斬ってました。安かろう悪かろうの典型ですか。仲買企業(JTって日本たばこですか?)ばかりが泡食ってます。こちらこそお気の毒。でも、利を求めての結果なれば責任は十分です。
 その朝日、社説で息巻いてます、教育再生会議(安倍さん肝煎りの、ノーベル賞の野依さんでしたかを頭に据えて、結構先走りして叩かれてましたが)誰も相手にしないじゃないかって嗤ってます。福田さんが知らん顔しているということです。他の政治懸案にかまけて、言い訳にして。社説は畳みかけます、この方向が本物であったら、旗振り役が去っても支持を得ただろうと。印象論や思いつきだけで議論しないことだ、なんて言い放ってます。安倍さんの独り善がりでしかなかった、あんなものはなくなってよかったんだという論調です。くやしい。単純にくやしい。こっちの者達にこう言われるは本当に悔しい。安倍さんのやろうとしていたことは正鵠を射ていたんだと思います、拙速の嫌いはありましたが、これだけ左が嫌がっていたことだったんです、つまりはこの60年向こうさんが意図して日本人の心根を曲げてきた(向こうは変えた、改革したなんて言うんでしょうが)その根幹であるわけです。ざまぁみろ、と言いたいところを、あれだけ反対のあったこと無茶はできないんですよと薄ら笑いしてみせるわけです。くやしい。今、ニュースでやりました、この会議「終了」するんだそうです、別の会合に変わるんだそうです。福田さんにその気がないと言うことです。またまたこの国は烏合の中に放り込まれるんでしょう。輝く鶴よ、早く立ってくれ!
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