柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

思惑

2008-02-17 10:32:46 | Weblog
教育指導要領の新案に向けて、左翼(日教組御用学者でしょう)学者は未練たらたらで言います、主要教科の時間数を更に増やし教育現場から更にゆとりを奪えば、できる子だけを伸ばす「古い教育」に逆戻りするだけだ、と。あなた方の言うゆとり教育とやらが大失敗だったから現状があり反省があり変更があるんでしょうに、全くひと事、人の所為です。いつもの通り。集団のレベルを上げるにどうするが有効でしょうか、考えてごらんになったことがありましょうか。こっち系の教員はこう考えます「底上げ」です、下の者を持ち上げようとします。これは私の経験したことです、学校の学業レベルを上げるために手を拱くのではなく対策して見せろと言ったところ、赤点の基準を上げますなんて答えを出してきました。平均点の四割を五割とか六割にしますなんて案です。びっくりして同時に怒りも湧いてきたこと、昨日のように思い出します。そんなことで全体のレベルが上がるわけがありません。そうでしょう?赤点に関係のない連中には何の効果ももたらしませんから。私はその時言いました、そうじゃない、上の奴らをどんどん引き上げろ、褒めて尻を叩いてどんどんやらせる、すればその層に続く連中がまたやり始める、グンと伸びていくんだ。下の者を少し上げて褒めたところでそれは上の奴らの意欲を削ぐ効果しかもたらさない、と。これは今も正しいと信じています。でも蛙の面に小便状態、教員達は苦笑いしているだけでした、ここは私立校ではないからなんて理由です。ああ、こんな事言っているようでは(こんな連中がここに居座っている限りは)百年河清を待つばかりと暗澹たる気持ちになりました。これが左翼による破壊行為なんでしょうね。平等公平を誤解釈する、そのまま大きく敷衍する。それが間違いだったことは明々白々です、60年掛けた実験結果は間違い失敗と出たのです。その張本人達が未だそれを認めない。盗人猛々しく言い募る。呆れてしまいます。ゆとりなんて大間違いだったでしょう?みんな気づいていることですよね。
 その一連、先に日教組の会合にプリンスホテル側がその使用を拒否して、裁判沙汰になって、ホテル側が負けたけれどもそれでもホテル側は使わせないと曲げない、日教組が怒っているって事件ありました。これについて曾野綾子が産経新聞に書いてました、そんな高級ホテル使わずに、身内で田舎に広い館持ってる人がいくらでもいるでしょうに、そこでやればいいことじゃないですかって。その通り。でも、今度はお仲間の連合(労働組合の集まり)がプリンスホテル系列のホテルを今後使わないようにって傘下の労組にお達しを出したって記事です。仕返しですね。なんとまぁ、幼稚なことですな。傲慢な資本家に対する搾取される貧しい労働者っていう色を未だに消さずにそういう立場でモノを言っておきながらリッチな会場を選ぶは世論を敵に回します、そういう所には全く無頓着、どこを使おうが勝手だろうにって平気。何でもかんでも人の所為にして、俺達は正義の味方、弱者の味方って鼻の穴膨らませてる。高級ホテル使う整合性はどこにあるんだ?使っていけない理由はどこまで行っても感情論を越えないものだけれど、ここを選ばねばならぬ理由に客観性はあるのか。どこを使っても保障された自由の権利だろうがというものであるなら、どうしてわざわざにこんな高級ホテルなんだ?という感情論を凌駕できません。挙げ句はこうやって仕返し通達を出して拗ねる。馬鹿馬鹿しいことです。どこで開催するかが会の位置づけだなんて俗にまみれるなら、あまり大口を叩かぬが得策でしょう。プリンスホテルはこう見解発表しているようです、集会の自由は国家・公的機関との関係で保障されたもので、民間に会場提供を強要するものではないと。顧問弁護士の言葉でしょうが、拒む自由も保障されているという前提のもとですね。その通り!
 市川監督の各紙の記事見ながら気づいたこと、朝日や日経は56年とか80年とか表記します。西暦表示ですが’56とか ’はもう加えません。一方産経新聞は31年とか58年で、こちらは元号表記です。昭和31年は1956年です。戦後間もなく、なんて言葉は46年とかより昭和21年と表記するほうががしっくりくると思うのですがいかがですか。いえ、特に昔の共産党が息巻いていたように天皇制廃止が左翼の思想の中心ですから、元号を使わないのは連中のイデオロギィーそのものです、朝日やら毎日、日経はずっと西暦表記です、今に始まったことではありません。が、今回妙にコントラストがついて、面白いことと思いました。やはりビルマの竪琴は56年ではなく昭和31年の作品でしょう。こちらの方がしっくりくると思います。如何ですか。
コメント
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