柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

据わり

2008-02-07 08:43:02 | Weblog
杉真理(まさみち)という歌手、アーティストご存知ですか。私のイメージでは、知る人ぞ知る、マニアックなファンに支えられた歌い手という分類で、佐野元春のひとつ外側、という感覚です。何枚かCD持ってます。大のビートルズフリークとしても有名な人で、作る曲がビートルズテイスト満載、聞いている方がニンマリしてしまうって寸法、まさにマニアックな味わいな人です。昨日昼ラジオ聞いてると60年代を彷彿とさせる懐かしい感じのメロディー(外連のない8ビート、?-?-?-?の黄金コード展開、後ろにかぶさるアーウーコーラス)が流れてきて、声は優しい男のもの、サビも実にそれっぽい作り、最後は6th9thでジャーンと一発)思わず聞き入って、ピンとくること、きっと杉真理か伊藤銀二に違いない!って。曲が終わってラジオのボリュームグッと開いて聞き耳立てると、デビュー30年記念のCD出した杉真理だって紹介。おお!この耳、伊達じゃないじゃないかなんてまんざらでもない気分になって、いつまでも同じ色合いの曲を作れるはきっと大才能なんだろうと感心することでした。コピーバンドは数多あります、日本でも有名なバンドがいくつかあります。ビートルズをパロって、そっくりの曲を作ってそれで売っていた外国のバンドもあります(ラトルズ)が、日本にはそれっぽい曲はあってもここまで徹底して色を変えない人も他にはありません。本当に、一音一音にニンマリするわけです。来るぞ来るぞと思う音がバーンと来るのです、これ嬉しいんです。どうか一度聞いてご覧になるといい。ああ、なるほどねと、分かっていただけると思います。このニカニカ感をわかってもらいたいと思うわけです。
 円谷プロの旧本社が取り壊しだそうです、新聞は「さらば怪獣倉庫」と見出しを打ち、特撮の聖地が45年の歴史に幕を下ろすと書きます。写真にはあのウルトラマンの特捜隊隊員の紅一点だった桜井浩子さんが映っていて(この人円谷プロの社員だそうです)、その後ろにウルトラマンや怪獣が映っています。この人には覚えが強いですね、ウルトラマンが放映されていたのは’66年だそうです、昭和41年、そんな早かったですかね、このひとつ前のウルトラQが小学高学年か中学初めの頃と記憶してます、昭和45年に中学ですから、この食い違い少し居心地悪いことです。写真に並んでいる怪獣、残念ながら知りません、隣のウルトラマンも元祖ではなく、兄弟シリーズのどれかなんでしょう。これも気持ちの据わりの悪いこと。45年の歴史なんて言うなら、その頃を知っている連中を意識して写真とってもらいたいことでした、ウルトラマン、ウルトラセブン辺り、バルタン星人、カネゴン、ピグモン、ウー辺りを裏の方から引っぱり出して撮って欲しかったことでした。
コメント
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