柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

断腸

2008-02-16 08:43:31 | Weblog
福田岩国市長、盛んにTVに露出します、政府の歴々に面談です。昨日は河野自民党県連会長と長谷川幹事長を伴って国会内で自民党幹部との面談場面が放映されてました。前市長とのコントラストというか、こうやって国策は果たされていくという手順を天下に示しているというか、既成事実化してこの若い市長に嫌とは言わせないとう大圧力というか。町村さんやら石破さん伊吹さんの妙な笑顔がそう言ってます。この市長なら意のままでしょうからね、彼らにすれば。その為に河野、長谷川両氏が後見役(証人と言うべきですか)でついていっているんです。政府は歓迎します、の意思表示。マスコミも囃し立てるばかりです。
 山口長門農協職員の二億円着服事件、この事件そのものじゃなくて、組合長の謝罪会見です。いちいち上が頭下げずともと思うくらい、確かに監督不行届ではあるのでしょうが判で押したようにマスコミが集まりフラッシュがたかれて爺さん達が頭を下げる絵柄には飽きましたね。見るからに飾り物風の組合長こう言いました、こんな事件を起こしたことに対し断腸の思いでおり・・。違うでしょう?泣いて馬謖を斬る、っていうニュアンスで使う言葉でしょうこれは。これでは職員を守っている様に聞こえます。こんな事件を起こしてしまって情けない、恥ずかしい、申し訳ないという意を伝えるには、慚愧に堪えない、でしょう。何だか違和感でした。
 小中学校の学習指導要領案が出されて、ゆとりから学力重視へ戻ったという評価のようです。新聞各紙が取り上げてます。悪名高かった(象徴として取り沙汰されていた)円周率を3にするという愚策が3.14に戻ったそうです。毎日は週休二日は間違いだったと打ちます。まぁ、舌の根も乾かない内によくもぬけぬけと、です。安倍さんが盛んに言挙げしていた教育改革、少しは進みそうですが、例によって朝日は黙っていません、社説で噛みつきます、授業時間を増やすだけで学力が上がり、日本の子供たちの弱点である考える力が育つのだろうか、とか、道徳心を教えるようになったことを指して、特定の価値観を画一的に押しつけるようになっては困る、具体策は現場の教員に任せろ、なんて。この60年の、いやゆとりがどうのこうの言いだしたここ20年の反省が全くないのです。グダグダに緩んでしまったこの秩序意識、規範意識は誰の所為なんですか。どの口で言うか?!です。こっち勢力の恣意に任せたことの反省は今こそなされるべきです。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする