柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

お定まり

2008-02-25 08:39:37 | Weblog
昨日の富山の高潮の映像、見ているだけで怖かったですね。インドネシアのあの大津波の映像を彷彿とさせました。今回は具体的に波が作られた(地震で)のではなく、低気圧で吸い上げられて大風に煽られての出来事、おばちゃんがマイクに喋ってましたが自然の力ってのはすごいことです。あんなに脹れあがるんですねぇ、「気圧」を実感することでした。
 サッカー女子、すごいこと。レベルの違いなんて言っちゃあいけませんよ、この前も書きましたが男のサッカーに足りない物が揃ってます。何よりもシュート打ちますから彼女たちは。何だかこうやって書いてしまうとつまらぬ事ですが、早くここに気づかないとと思いますね。走り勝って縦パスを受けて、ニアポストにセンタリングしてヘッディング。ドリブルで抜いていってズドン。昨日BSでスポーツ場面の百選なんて番組やってました、ワールドカップ初出場を決めたあの試合の「野人」岡野のシュート何度もやってました、見ていて思い出しました、岡野に限らず何度もチャンスを自ら逃しての末のやっとの一点でしたね、あれが日本のサッカーの象徴でしたが、あそこから未だに進化できないでいるってわけです。一番単純な形で、つまり一番美しい形で、ストロングスタイルと表現できるのでしょうか、ズドンとシュートしていく見本が一番身近にありました。
 昨日三浦さんの事件を指して、主権侵犯のどうのと小難しいこと書きました、的が大きく外れてました、三浦さんを日本で拘束することがそれに相当するのでしょうね。だから自国(アメリカ)にやってくるのを待っていたというわけです。アメリカにいればアメリカの法で裁けるわけです。別件でも何でもなくあの事件そのものがまだアメリカでは解決していなかった、過去のものになっていなかったという顛末のようです。それ以前にこの人ロス市警に赴いて何やら話をしていたとの報道もあり、飛んで火に入る夏の虫だったってこと、ノコノコ捕まりに行ったってことだったのかもしれません。何用あってサイパンに?
 イージス艦事件、昨日はNHKで、田原聡一郎の番組で、石破大臣苦虫噛みつぶして我慢してました。喋れないことがあると言い、そのことを認めながら更に微に入り細を穿ち重箱の隅をつつく。ここは辛抱のしどころと彼も性根入れているんでしょう。でかい方の怠慢ですわね、ここは逃げられません。その裏付けに、漁協の組合長やらその場に居合わせた漁師仲間の言葉(証言)が何度も繰り返し流れます。でかい方はこっちが逃げるだろうと思っていたんだろう、いつもそんなことだ、と漁師仲間が不満げに且つ当たり前顔で言います。こういうニアミスは何度もあったことで、小さい方が逃げて逃げて事を回避していたんでしょう、そう言ってます。じゃぁ、ぶつかった方(ぶつけられた方)にも何かしら落ち度があったんでしょうね、他の船は皆逃げているんですから。組合長の最初のコメントも、これが何度も流れるんですが、型通り、国民を守るはずの自衛艦が国民を蹴散らした、言語道断!の大上段。小さい方は守られて当然、という弱者の論理。次々に明らかになる「怠慢さ」は咎められて当然で、政争の具になるのもこの時期やむを得ないこと、行方不明のままっていう事態は二の次三の次です。そっちはそっちですから。でも、小さい方が、昔からこんな事だったんだ、俺達が避けていたから事が起こらなかっただけなんだ!とでかい方の不作為を非難するなら、こういう大きい船が通る海域で生きている以上は危険もすり込み済みの事じゃないのかいという小さい方への突っ込みもできるでしょう。不注意は大きい方ばかりじゃないんだろうに、という事です。大上段に大きな声で正論言えば言うほど段々に引いていく世論というお定まりです。この手の事件のお定まりです。さてさて。
 
コメント
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