柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

繰り返し

2008-02-06 08:43:46 | Weblog
石見銀山、環境破壊が進んでいるんですって。坑道に住んでいるコウモリに変化が、つまり生きにくくなっているそうです。当事者は慌てているのか眉ひそめているのか。こんなことは十分に想定されたことですから。金儲けの為だったんでしょう?世界遺産登録は。登録が決まったときの地元の人達、おそらく推進委員会とか何とかの人達でしょうが、のあのTVで大写しになった喜びようは町おこしに成功したそれでしょう?人がわんさかやってきて、大成功したんでしょう。あそこを今までの姿のままに残したいと本当に思うなら人を呼んだらだめです、保存のための金稼ぎであるなら本末転倒、その実は地元振興に過ぎぬわけです。金は落ちるかもしれないけれど、ゴミもモラルもとことん落ちていきます。わかっていたことなのにこうやって誰かが(動物愛護協会かなにかが)文句言うまで知らん顔しておく、言う方もこうなるまで待っている。予定調和の呼吸ではあるのでしょうが、つまらんことです。
 赤福、営業再開の映像です。店の前の長蛇の列、鈴なりの人。事件の後ですからこういう珍しもの好きが押し掛けるのは差し引かねばならぬのでしょうが、これがブランド力なんでしょうね。経営者がこの光景をどう捉えるか。深く感じ入るかどうか。長年の積み重ね。真っ当さを積み重ねることの重要さ。信頼という抽象をどう具体化して感じていられるか、心の中に像を結んでおくか。正しい愚直さには人が社会が応えてくれるという証拠たる現象のように思います。そこらにいるおばちゃん達の言葉の中に真実があるのでしょうね。
 餃子事件、事を遡り始めるとどんどん出てきます。芋蔓式。どの事件でもこんな事です。あの時にごまかしたから今の大事があるんだ!って筋です。JTも大変。中国の製造元だけじゃなくて、火の粉が大量に降りかかってきました。こうなるとマスコミの思うがままです、集団暴力が始まります。お気の毒に。
 スノボ遭難事件、いかがですか。ガラ悪く言います、ぬけぬけと降りてきて残念。あれだけの救助隊がものものしく行列組んで行ったんです、スノボで滑って降りてきたのを発見して、全員無事だった、ヘリコプターで仰々しくも病院に運んで誰も入院の必要なし、じゃぁ何もオチません。自分で掘った雪洞のなかで折り重なるように・・なんて絵柄を待ってました。なればあれだけの人間を動員した甲斐もあるというものです。あの費用はどうなるんでしょうね。連中に請求されるんでしょうか。聞いてみたいですね。
 読売のコラム、今日は笑えますよ、是非ご一読を。KY式日本語なんて本が出るんだそうで、色々例を挙げています。CB:超微妙、ND:人間として、どうよ、3M:マジでもう無理の如く。DOはダサいオヤジかダンディーなおじさまかってオチです。まぁ、昔からアルファベットの略語を面白く読むパターンはあったのですがね。
 広島で初の脳死移植だそうです。びっくりしました、ああ、初めてなのね。中国地方でも二例目、全国で65例目、この法律が施行されたのが97年・・改めて驚くことばかりでした。広島は仮にも百万都市です。そこでさえ初の脳死移植だとは。この制度、きっと日本では拡がりませんね。気質に、文化にそぐわないということでしょう。そういう結果です。そう思われませんか。
 
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