柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

文化の箍

2007-09-20 19:35:37 | Weblog
今朝はメンテナンスでいつもの時間に書けず、昼は時間作れず、午後7時過ぎて書いています。いつも通りにやれぬはまことに腹が立つというか、いらいらすると言うか。やはり几帳面とか、きっちりしているという褒め言葉は、単にそうしないといらいらして次に進めないという、幅のない性格であることの裏返しなんでしょう。ほんとに良くわかります。情けないことです、齢五十にして未熟。
 女性が神聖なる(女人禁制の)土俵に駆け上がろうとして取り押さえられたという記事です。全国紙はなんだかちっぽけな記事ですが、中国新聞は写真が添えられています。おばちゃんの後姿です、裸足。何だか安っぽい服装。おばちゃんの右側から水戸泉が手を押さえ、左後ろからは観客のおっちゃんが足を押さえています。東の力士溜りには高見盛が何が起こったんだ?という顔でボウと立っている。そういう絵です。体半分土俵に上がっています。やったね、大田女知事にもできなかったことだのに、体半分だけ、日本の女で史上初めて大相撲の土俵に上がったんです!もう女が男がの時代じゃないし、特にこの手の文化遺産的差別にはすべて血の穢れのという理由がついていて、さらにナンセンスさが強調されているわけです。山に神社に土俵にと、いわば要らぬ災難は避けようという意味でしかなかったものですが、こう言えば女が災難かい?なんて噛み付き、ごもっとも、女の所為にして災難を避けようとしたと言えばより正確ですか。でも、これが日本の文化だったわけです、そこはよろしくご理解ご容赦いただきたいと思うところ、今時忌みの穢れのという意識自体がないものですから。でも、かたやでこういう不可知の分野、闇に隠された領域がなくなった(電気電話の発見発明が世界から闇を放逐したという謂いです)から世界が社会が変わってきたのだという説も根強いところ。おばちゃん、意味不明のビラ持ち込んでの狼藉だったらしく、これはこれでご愛嬌、思想犯ではなさそうですが、こういう思いもしない所から文化の箍は緩んでいくのかもしれません。皆笑っているだけですから。
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思想戦

2007-09-19 08:42:06 | Weblog
長嶋の奥さんが亡くなったという記事です、ベタ扱い、見逃しそうなほどの普通の死亡記事。読売くらいもっと大きく書けばいいのに、と思うほどあっけない記事です。もっとも、この奥さん全然表に出ない人でしたから(野村やら落合やらのおばさん達と違って)、こうするのが礼儀と言えばそうかも知れません。王さんの奥さんの時もそうでしたね、ワイドショーはしっかり大騒ぎするんでしょうけれど。でも、長嶋大変じゃなぁ、今後誰が世話するんじゃろうか。長男の嫁?長女?おお、そこかしこに転がっている「誰が看るの?」問題です。人ごとながら、人が人だけに、またまたワイドショーの好餌ですか。
 昨年8月の福岡の酔っぱらい運転幼児三人死亡事故、以来どんどん道路交通法が厳しく改正されて、今度は酒酔い運転した奴(正確にはそれで捕まった奴)に、酒飲ませた奴、車乗せた奴、同乗してた奴までが罰金です。それでも、スケーター織田某に象徴されるが如く、違反者は絶えません。悲しいことです。あれから一年、とTVは盛んにキャンペーンを張っていました。この方向は好ましい(事故をなくす目的では)のでしょうが、禁煙キャンペーンと同質の、健康なり交通事故撲滅なりの大義を振り回しての強制、左翼的全体主義の臭いも嗅ぎます。もっとも人間全員を同じ方に向かそうと思えば恐怖と脅しと金で縛るしかないのが今までの人の歴史ですから、仕方のない仕儀ではあるのでしょうが。その夫婦の記事です、この16日に女児誕生したとのことです。新聞は淡々と事実を伝えます。8月に突然の悲劇、翌年9月に出産。事実はそれだけです。
 文部科学省の方針で、道徳の教科化を見送るそうです。安倍さんがいなくなると途端にこうです。日本史を高校の必修科目にできないのも、これは昔からのことですが、安倍さんの退陣による左翼役人達の巻き返しなんでしょうね。未履修問題が大変なときに、私達は初めて知りましたよね、世界史が必修で日本史が選択科目だと。どうして日本の歴史を必修にしないんだ?そう思った方も多かったはずです。日本史は小学中学で必修だ、高校では世界史を学ばせるべきだ、なんて屁理屈です。自国の歴史なのに、です。もっとも、それにしても縄文弥生からは要りません、石原慎太郎が言ってましたが、歴史を逆に、近代から逆向きに教えればいいんです。60年前の戦争、戦前のこと、大正デモクラシー、日清日露戦争、そして明治維新。この辺りが日本の歴史の中でも一番面白いところですから。話を戻して。安倍さんの力は大きかったんです。特にこの方向に大きかったんです。だから惜しいんです。道徳って、私達の時代、時間割にありましたよね、どんな授業だったかは忘れましたが。昔はこんなえらい人がいたとか、善行孝行なんて話をしらっと聞かせる時間も要るんでしょうにね。思想戦なら思想戦らしく闘わなければならないんですが、残念、大将を失いました。ここが悔しい。本当に悔しいことです。
 
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陣笠

2007-09-18 08:34:15 | Weblog
谷亮子、立派ですね。この人の勘違いは失笑ものなんですが、自分の土俵できっちり答えを出せるところやはり非凡。出産育児を経て現場に復帰してのトレーニング風景がよく放映されていましたが、いや素人目にも速いこと。ああ、すごいスピードなんだと感心してました。乱取り風景です、背負い投げの一本背負いのと技掛けている風景、組んだと思ったら投げている、そんな印象です。私は柔道に何の経験も知識もないですが、相手の懐に入って、腰を撥ねてぶん投げるといったコマ送りでイメージしているからでしょうか、この人の投げは速いんです。引きつけて相手の下に潜って腰撥ねるが同一動作です。相手もふわりと飛ぶんじゃなくて畳に叩きつけられる印象です。なるほど強い筈なんだと、結果を聞いて再び感心した次第。髪結いの亭主も移籍後はまずまずの働きですが、こう結果出されるとまだまだ頭上がりませんね。
 小泉チルドレンで有名な杉村タイゾーさんが、チルドレンの会(一年生議員の会)が武村元幹事長の誘導で福田支持に回ることになって、憤慨して席を蹴ったという記事です。彼らは小泉さんに再出馬を依頼したんでしょう、それを断られて、方向決めかねているところへ武村狸のいわば強権発動、俺のお陰で議員になれたんだから俺の言うことを聞け!ときて、頭に来ちゃったの図です。いや、あの片山何とか女は既に福田さんが立候補したその時の頑張ろうコールの映像、向かって右後ろにちゃっかりいましたよ、笑顔で。あの会は今まで長い間抑えつけられていた領袖達の顔見せみたいな様相でしたからね。あそこに顔出しとかないと次がないってわけです。猟官運動ですから。小池百合子ももちろんいたんでしょうね、この状況で麻生側に付くような選択肢はこの女にはないと思います。タイゾーさん、さてどうしましょうか。振り上げた手をどちらに降ろしましょうか。今さら小泉さんもないでしょうし、麻生さんに付いたら負けるだろうし。所詮は陣笠と諦めましょうか、それとも違いを見せますか。
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おおらか

2007-09-17 08:51:09 | Weblog
世界柔道とやら、初メダルが銅で大騒ぎ、世界陸上状態、TBSバレーボール状態。昔の水泳がそうでした、どれもこれも神風待ち。そんなのは吹かない!っての。
 天声人語。日本人はせっかちでエレベーターが自然に閉まるのを待てない、バスで年寄りが止まる前に席を立って転倒する事故が絶えない、これを国土交通省がもたもたして周りに迷惑をかけてはならないと案じて速く動作を起こすことに帰因すると説明したんだそうです。コラム子はアメリカ帰りらしくあちらさんの肩を持ちます、米国は老若男女がおおらかで、他人のもたもたにも寛容だ、そうです。ご丁寧に国交省は、高齢者がゆとりをもって乗降車するのを社会が当然の事として容認すべきだと提言もしているそうです。確かにね、押しますねエレベーターの閉ボタン。でも乗り降りする人がいなくなってからのことだからかまわんことですよねぇ。せっかちではあるんでしょう、コラム子が書いているように二秒三秒の時間を待てないのですが、でもだからおおらかじゃないって事にはなりませんわね。長々と行列作って待つのも日本人です。電車やバスの乗り降りもそうでしょう。年寄りがもたもたするのは仕方のないこと、これもみんな分かっています、待つべき時は皆待ってます。でも、わざわざに大勢がいる場面でゆっくりせんでもいいじゃろうに、です。遅い人は早く始動しなさいね、これはルールの一つです。だから、バス止まる前に立ち上がって転けてしまった年寄りがいて、迷惑かけぬように早く早くと思わなければならぬ風潮が悲しい(コラム子やらコラムで引いている作家の謂)ではなくて、転けそうになった人を支えてやらんか、おお危ないですよ、と手を貸してやらんか、でしょう。その爺さんも婆さんも若い時があったんです、その人達の時代は違ったなんて言いますか?そんなこと絶対にないです、年寄りはそうやって急かされて追いやられて行く運命です。コラムに引かれている作家の言葉です、例えばレジで順番を待ちながら財布の小銭を調べる、そんな人ほど遅々とした高齢者がいるといらだつのではないかと。その通り、殊更に言うほどのことでしょうか。事を逆に言っただけのことです、同じような謂があります、他人に何も言わない人、他人と交じろうとしない人は、自分に干渉されることを嫌う人なんだとか。何?当たり前じゃないの?の謂。早くやろうと思っているから、人の遅さが気になるんです。早くやろうと思うことが間違っているように書くのはどうですかね。ゆとりとか余裕とか、そういう一見正論と思う大抽象の中に放り込む、話を曖昧にして言うだけ言って知らん顔するいつもの手段なんですが、早さをせっかちと決め、遅いをおおらかと表現するこの恣意です。遅いのなら早くやろうと工夫しなさい、じゃなくて、遅い奴に合わせろ!です。つまり、世の中を止まらせる。あれやこれやで掣肘する、ブレーキをかける、楽に流す、安易に流す。発達発展にはエネルギーが要るんです、その逆方向。おかしいですわね。年寄りさん達、怪我しないように気を付けなさいよ。これでいいはずです。違いますか。国交省も全くアホなことで。まぁ、左がかった役人の言いそうなことではあります。そして今日のコラム子、あからさまに正体を表しています、先の国交省のお達しはこう「翻訳」されるんだそうです「お年寄りには堂々ともたつく権利がある」。出たな妖怪。権利の前には文句は許さぬ!葵の御紋ぞ!年寄りの後ろにおとなしく列を作って待たんかい!!せっつく権利はどこにいったんですかね。何でもかんでも人の所為にしてそれに権利をくっつけて、相対する権利には全く知らん顔する左翼さん達。
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馬鹿

2007-09-16 09:38:44 | Weblog
松坂、なかなか弾けません。14勝12敗でしたか、もともと日本にいるときから負けも多いピッチャーでしたが、こういう負けの多さを向こうはどう評価するんでしょうか。14勝は立派と思いますが12敗の方は如何。岡島もそろそろ馬脚を現してきたというか、通用しなくなってきましたか。齋藤はいいですねぇ、横浜時代にもっとその気で投げていろよ、です。しかし広島いい加減にしろ、巨人相手になるとこうかい、まさに広島銀行、広島補給所。阪神、藤川出さない展開を作らんと最後の5試合でひっくり返されるって事があり得ますね。へばってます。久保田も相変わらず危ない危ない。勝っているからいいものだけど、です。しかし甲子園ばかりは人が入りますねぇ、昨日あのくそ暑い中デーゲームですよ、高校野球じゃないって言うのにあの人出です。だから、私のようにもう一つコアじゃない阪神ファン(大アンチ巨人)は一層阪神が好きになるのです。あのとんでもないファンぶりのファンになるのです。TVのこっち側で六甲おろし唄ってます。どっちも馬鹿には違いないという共通点です。
 広島の産科医にアンケートしたところ、当直の翌日も働いている、つまり看護婦の勤務のような、三交代勤務のような明けのない「苛酷な」勤務をしている者が全体の75%もいるという結果が出たという記事でした(中国、9/15)。此の期に及んで、つまり日本中でこれだけ産科医不足、産科医過重労働が叫ばれ問題になっているこの期に及んで尚、こんな事やっているか!!という非難は受けねばなりますまい。こんなことは簡単に処理できることだからです、病院長が産科医の当直を免除する(この記事に言う当直が、病院の当直のこと、その晩の救急車も外来急患も入院患者の急変にも対応しなければならない当直医を意味するとして)、但し産科の急患には日夜を問わず応じさせる、例えば夜を徹しての対応に追われたときは次の日は明けにして休ませる。一年中忙しいわけはないのです。楽な時期は十分に休ませる。そういう「不規則な」勤務態勢を敷けばいいんです。まず産科や小児科でやってみて(今度は脳神経外科医が足りなくなっているようです)、ああこれもいいじゃないかってことになれば、全体の勤務態勢にしていく。これでしょうね。でも、どこの院長もやらないですよ、そんなことできない!って言って。やろうともしないで、一笑に付して終わりでしょう、それでなくても医者が少ないし、一日休めば仕事が山と溜まるんだなんて理由言って。現場はこうなんですよ皆様。産科医が特別扱いされて(こういう書き方するから平等至上主義者を刺激するんでしょうが)いるところなんてないんです。きっとそうです。皮膚科や耳鼻科や、そういう急患の少ない科の医者と全く同じ扱いです、医者には変わりはないなんて公平至上主義です。でも、明けのない当直勤務は医者の昔からの慣例慣習です。私を含めてみんなやってきたことです。できない事ではないのです。それをしんどいと言い出したというわけです。そんなしんどい仕事はやらないと言いだしたわけです。私が脳外科を選んだ理由はこの多忙さ、日夜を問わぬ緊急性の高さでした。夜昼ないスピードが魅力でした。こういう科を選ぶ者は皆こういう覚悟ができている筈なんです。だから当然のこととしてやってきた、当直して次の日に大手術に付いて、次の日も次の日もその患者に付きっきりに泊まり込む。当然の仕事でした。脳外科だけじゃありません、外科、胸部外科、産婦人科等の外科系、日夜を問わぬことでは同じでしょう小児科、心臓内科。皆当然のこととして仕事してきたし今も仕事している筈です。さよう、この手の話題になったときに何故か論点に上がらないのが、医者の心意気です。使命感です。救急医療はそこに支えられてきた、行政はそれだけにおんぶにだっこでやってきた、という言い方はよく聞きますが、だから行政の責任なのだ!という一連の具です。医者の心意気をもっと褒めたらどうですかね。人を助けようという動機で医者になっている、夜昼厭う気持ちなんて元々ないはずなんです、医者になろうとする者であれば普通は。そこを逆に足を引っ張るんです、医者も労働者だ、労働基準法を適応しろなんてね。違う、そうじゃないんです。私達は三交代勤務しているんじゃないんです、そういう仕事じゃないんです、そんなことは皆分かっている。だから高給を食んでいる。そこの矜持もある(私にはありました、他の連中は知りません)。だから時間的にきつい仕事なんて何でもなかった。何度も書きますがこれが当然だったからです、ほかに崇高な理由なぞありません。こういう、どう言うべきか、医者の共通して持っているであろう感覚を徒に否定して潰して、一般労働者に並べようとするから、易きに流れ流れていくんです、楽へ楽へと流れていく。違いますかね。医者の心意気をもっと利用するべきでしょう。労働環境ばかり変えていってもおそらく限りがあります。頑固に利益がどんなに薄くてもきつい仕事をただただ続けている職人を皆褒めるでしょう?いい仕事するねぇって。つまんねぇ仕事はできねぇ!って職人が言う。これが心意気でしょう?これが俺の仕事だからって。これじゃぁだめなんですかねぇ。
 
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談合

2007-09-15 08:43:16 | Weblog
まずいです阪神、昨日の負け方。さよう、久保田の不安定さばかりでなく藤川のへばりが見え始めました。昨日もよく途中追いついたですが、あの顛末。さてここです、この連戦です、この二人をどれだけ休ませられるかですな。しかし広島この野郎、巨人相手にはこうかい?
 百歳以上が山口県で620人余りでした、全国では32000人ですって。山口県はおよそ全国平均ですか(そんなことどうでもいい計算ですが、学者やら役人さん達に倣えば)。百歳以上が三万人!柳井市の人口分の百歳以上。おお、気持ち悪いこと。本当に寿いでいますか?
 今週号の週刊新潮で渡辺淳一が書いてます、不倫にも男女同権の時代が来たと。週刊誌お読みの方はご存知でしょうが、先の参院選で岡山であの自民党大物片山虎之助に勝った姫井某たる女の話です。この女、亭主も子供もいるところ、年下の独身教員と不倫関係にあったと、当の男にばらされています。その時の写真やら、赤裸々な痴話などが紙面に載ります。ま、男好きのする顔してますわね、ちょいと可愛い系のおばさんです。渡辺淳一は言います、男が訴え出たケースは初めてではないか、これまでは男は男女問題には口を出さない、不満があっても黙して語らずが男らしいと思われてきたし、男達の多くはそう思い込んできた、男のくせにとか男の風上にも置けぬ奴だと。でも、こういうことを堂々と暴露する男が現れたと言うことに私は呆れもし感心している。ついに男も振られた腹いせに女性との常時の始終まで事細かく公表する時代になってきた、と。女性も不倫するときには口の堅い男を選んで注意深くする必要がある、このケースは画期的で新鮮だったと結んでいます。全くその通り。馬鹿な男もいたもんですが、地位立場の強い女の前には男も同じ処遇でしょう、昔何人も妾を抱えて、それが金持ち高地位の証であった時代、艶福家なんて言葉で肯定されていたように、男女が逆転してそのまんま。男女同権。さよう、男女平等、男女同等。馬鹿な男は同じだけいます。
 福田総裁だそうです。何も国民に訴えない前にもうできているレースってわけです。派閥の支持を取り付けたんだそうです。しかし麻生さんも嫌われたことですねぇ。小泉手法がいかに「無茶」だったか、今やっと仕返しの時が来たってわけですね。自民党ぶっ壊す。このフレーズは単に田中角栄政治つまり当時の橋本派を潰すが目的だったと思ってましたが、実は本当に自民党全体のことだったんですね、高村の町村の谷垣のなんて小物が乱立しての派閥模様ですが、連中得意の大同連合(合従連衡とも言う)、数で押す押す、数でしか物言えない。そこを剔ったのが小泉さんで、私達が喝采送ったのはあの勢い、斬って捨て方の見事さに対してでした。向こうさんもびっくりして、黙っちゃった。福田なんてのは早々に引っ込んで、実は死に体を見せていただけという狡猾野心家で。朝日が上手に見出しつけてます、派閥復古の変。旧態への回帰です。連中の性癖がこうだというわけです。仕方ありませんか。金回してくれる親分に尻尾振るだけ。絵に描いた如き陣笠達。はぁ・・。天下国家は何処へ?
 
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病気

2007-09-14 08:42:54 | Weblog
福田さんだそうです。一番気味の悪い人です。と、こうやって忌み嫌っているとその目が出てしまう事はよくありますから(阪神一点差で久保田が投げている時のように)つとめて知らん顔しようと思うのですが、TVに出てくる連中、つまり息吹き返した連中見るに、スキャンダル山崎、担がれるだけ谷垣、遺族会背にした実は左翼だった古賀、そして相変わらずキングメーカー気取りの森、新聞によると反麻生包囲網だそうです、ああまたこんな奴らに振り回されるのかと気が萎えます。と、かえずがえすも残念。安倍さんの弱さが残念。きっともうこの人には目がないでしょう、化けられますまい。参謀のいるいないのレベルじゃないですから。残念!(どこ行った?ギター侍)
 中国新聞に広島の総合病院の47歳産科医が脳内出血起こして、労災認定されたという記事です。労災に認定されるんですから過重労働があったわけです、正規の労働時間に加えて何十時間も百何時間も超過労働していたという報道です。うむ。こう書かれると「働きすぎて倒れた、脳内出血を起こした」と因果が頭の中で繋がりますね、もちろんそういう目的の報道ですからそういう目で見なければならぬのですが、一般にはそう受け取られますね。病因と、この労災認定とは全く別次元の事象です。脳内出血の病因は血管が裂けることですが、何故裂けるのかはわかっていません。その真の原因が分からないから、何十年も同じことを言い続けているのです、血圧下げなさい、コレステロール下げなさい。ま、これは措いて。そういう原因と、過労状態とは一緒じゃないですね。学者がよくごまかすように影響はある、関連はないとは言えないなんて関係です。それがイコールなら、勤務時間なんか考えずに、それが当たり前と思って働いている他の医者達全員が倒れるはずです。もっとハードに働いている奴も必ずいます。でもそうじゃないでしょう。過労で倒れるんじゃないんです。元々そういう病を得る人だったんです。それを科学は遺伝子情報なんて切り口で説明しますが、普通に(曖昧に)言えば運命です。ですからその昔は労災は怪我に限定されていました、脳と心臓は労災にはならぬ、これが昔の鉄則でした。脳(くも膜下出血やらの脳卒中群)、心臓(心筋梗塞やら)は病気ですから。その人の病気ですから。労働災害じゃないですよね。ですから昔の方がとっても分かり易かったんです。でも、それじゃぁ可哀想だからと思ったかどうか(労働者を守れ、つまり資本家労働者の階級闘争そのものです)、どこかの労働基準局が認定したもんだから雪崩を打っちゃって現在があります。連中お得意の拡大解釈に次ぐ拡大解釈の果ての現状です。一旦緩むと元に戻すは困難です。易きに流れるが人の常です。連中の思うつぼです。基準規範がなし崩しです。どうにもこの流れが、このマスコミの雷同が気に入りません。病気が外からやっては来ません、本人のものです。朝青龍も、安倍さんも、どなたもそういう人であっただけです。わざと混同して混乱させる。ううむ、こちらが気を入れないと・・。
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KY

2007-09-13 08:42:54 | Weblog
北の湖理事長またドタバタです、今度はジャーナリスト相手です。その名は杉山邦博、声だけ聞いて顔が浮かぶ有名な元NHKアナウンサー、北出さんと並んで昔日のNHKスポーツアナウンサーの双璧をなした人です。特に相撲の実況が上手な人でした、造詣も愛情も深く、穏やかな深い語り口でした。その人が今は相撲関係のジャーナリストとして発言している、特に今次朝青龍問題では辛口の批評をしてマスコミへの露出が多くなっていたところ、理事長が取材証を没収したと言う事件です。思わず事が大きくなりすぎて、理事長早々に取り下げた格好ですが、こっちも対応まずいですねぇ。相手を考えなさいよまず、です。その辺の駆け出し相手じゃないんです、相撲界への貢献極めて大なる人、私の如き素人でも感じるところであるのに、いきなり出入り禁止なんて。しかも理由が、協会に不利な対応しているからですって。思い上がりなのか(つまりこの人の素養性質)、はたまた天性のKY(空気読めない)か。この人も末期症状ですか。
 柔道の国際連盟から日本人の理事が閉め出されたそうです。あの山下泰弘さんが理事だったそうで、選挙に負けたんだそうです。東京オリンピックから正式種目になって現在の隆盛です、一応日本の国技のようなものです、本家が閉め出されたというまずい顛末に色々書かれていました。武道からスポーツへ、マネーゲームの果て、商業化推進へ、といった見出しです。関係者の言葉も載っていました「理事はいなくなったがだからといって日本が軽視されることはないだろう」なんて。青い柔道着を見たときはびっくりしました、やはり違和感が強かったです、でもこれが国際化って奴です、日本の文化風習なんてのはやがて合理化(平易、簡略、意義より見た目、つまり品格の喪失)の波にさらわれるだけです。こっちが変化しないといけないんですが、此の期に及んで新聞も山下前理事を評して、純粋に柔道という競技を守ろうとした意思が伝わらなかったなんて書きます。ううむ、ここもKY、神風待ちです。古来日本の文化は・・なんて、どの外人が聞いてくれるんです?ライシャワーさん?ドナルドキーンさん?それともデーブスペクター?
 安倍さん、急性ストレス障害でしょうか。朝青龍状態。ああ、総理大臣ですよ、この地位にいればこそできる仕事(改憲、教育改革)にせっかく手を付けていたのに、なんとも残念。また左翼連中が息吹き返すかと思うと本当に残念無念。まんまと連中の術中に落ちました。年金問題をばらす、議員連中の経理不備を暴く、絵に描いた如く足元すくわれました。小沢を筆頭に自民党の中にもたっぷり左翼がいるというわけです、山崎、谷垣、福田、古賀・・。せめて麻生さんになってもらって・・と思いますが、逆戻りするのを指くわえてみていなければなりません。悔しいことです。何度も書いてきました、安倍さんは反左翼の期待の星でした。ここ暫くは、ぼくちゃんの、未熟の、投げだしの、中途半端のと叩きまくられましょう。確かに昨昼の辞任会見はなんとも情けないモノでした、私にも「小沢さんが党首討論受けてくれなかったから辞める」と受け取れましたから。うむ、悲しいことでした、結局器の問題にされてしまいましょう。残念でした。
 
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癒着

2007-09-12 08:43:06 | Weblog
阪神中休みです。いい、いい。JFK休ませてやってもらいたい。こんな気分で負けを見てられるのもいいもんですが、しかし今季は広島ばかりに負けてる印象です。
 中国電力社が上関町に三億円寄付したんですって。外野からはよく分からないんですが、正式に原発建設の GO サインが出たんでしょうか、それならそれで理由もつくようには思いますが、記事によると町長の依頼を受けての寄付だそうです。当の町長「住民サービスを低下させないために悩んでいた」なんて平気。このお金は温泉掘削費やら斎場建設費に充てるんですって。ついこの前、小学校を新築し直して立派なプールを作ったんじゃなかったですかね、少子化の中です、しかも過疎過疎とお題目自ら唱えていながらのこの事業。おかしいでしょう?温泉掘削?町おこしですか、全く陳腐。失礼ながら寂れるなら寂れていけばいいじゃないんですかね、住民のニーズなんてのはそこの税収に左右されるべきで、我が方の収入を超えた支出繰り返せば破綻するは子供でも分かる理屈ですが、役人達にだけは分からぬと見えます、どこもかしこも同じことですから。町長のセンスの問題ですが、この町はもう何十年も原発賛成か反対かだけの町長選挙でしたからね、いつも50いくら対40いくらで賛成派が勝ってきて、べったり中国電力に引っ付いて(金をたっぷり貰って)来た歴史です、今回の町長のコメントも外から見ると、ええ?そんなこと平気で言っていいの?です。中電も平気なんでしょうね、既成路線を踏襲しただけですから。こんな関係でいいのかい?議会ももっと叩かないとと思いますが、札束で何発も叩かれた後とあっては反応できませんかね。長い時間が過ぎています、みんな疲れているんでしょう。貰えるものは貰いましょうって。
 同じ理屈、岩国の市庁舎問題でしょう。国の補助金が出なくなったら、次は県に頼んで合併特例債を申請するんだそうです。借金借金で回していく。いいえ、私達とて借金で回してますわ、でも返せる当てがないと貸してくれませんし、借金はずっと自分について回ります、下手したら一族郎党首吊る羽目になります。役人達は全部人の金ですからね、おまけに自分の責任じゃないですわ、辞めればいいこと、借金は自治体に残るだけ。収入と支出の感覚が違うんでしょうね、ない時は辛抱する我慢するじゃなくてどこかから持ってくる借りてくる。上関の計画している事業も岩国の市庁舎も急ぎですか?辛抱しなさいよ、金がないんなら。違いますかね。住民サービスなんてセリフしか吐けないセンス、能力の足りなさに早く気づくべきです。じゃぁ、お前ならどうするんだ、何もしなければ何も起こらない、じり貧じゃないか!ですか。私なら我慢します。要らぬ事はしません。無駄遣いしません、単純なことでしょう。そうはいかんのじゃ、と眉を顰めて薄ら笑いを浮かべたしたり顔できっと言うんでしょうね、支持者達からつつかれて公共事業を滞らせるわけにはいかないんでしょう。そして無駄な箱モノばかりができあがる。いい加減に金の使いどころを考えたらどうですかね。でも、建設業界の方から見るとそこが付け目であるわけで、選挙(票)を餌にしておけばそこいらの首長は靡いてきましょう。いただける金は全部頂きます、じゃぁあまりに品がないんじゃないでしょうか。住民のためですか、本当に?大丈夫かなぁ。単なる癒着にしか見えませんがね、自治体と企業の。
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話し言葉

2007-09-11 08:42:35 | Weblog
昨日今日、夜朝がすっかり涼しくなりました。窓開けていると冷たい風で目が覚めます。秋が来ました、昼の暑さも時間の問題です。しかし暑い夏でしたねぇ。
 昨日休刊日だったからでしょうか、各紙のコラム、二日分の思いを吐き出す感じで同趣旨非難です。安倍さんの退陣発言を巡っての話です。丁度昨日に所信表明演説がありましたからいいタイミング。辞めろ辞めろと周りが言ってるときにはしがみついて、今度は自分で辞めるって?という非難。絆創膏農相の更迭やら辞任やら分からぬあのドタバタを彷彿させます。横文字が多すぎるという非難。見栄の切りどころを心得ていないとの非難、これは小泉さんと比較してのことでしょう。言葉を相手の心の奥底に投げ込む能力に欠けるという非難。この能力は人に伝えようとする情熱と鍛えた話術によって為されることだが、安倍さんの口吻は心がこもらず自信なげだと。退路を断つとは自ら花道を飾ろうとすることでもあるという揶揄。結局辞めるんかい?という皮肉。どなたも考えるは同じってわけでした。これらは政治専門の記者じゃなくても、コラム子のような批評家でなくても、私達一般人でも気づいていたことですよね、小泉さんと違いすぎるから。というか、小泉口調に、小泉手法に十分馴らされてしまっていたから(ワンフレーズポリティックスって奴です)、安倍さんのにっちゃりした笑顔(少なくとも鋭さはないですわね)やら、冗舌の気味に溢れた演説(しかもそこかしこに横文字単語が散りばめられて)にあれれ?と膝が折れちゃったわけです。ああこれでは届かない。初めから私達も気づいてましたよね。気の毒だったんです、小泉さんの後だったから。小泉さんの前だったら別にどうって事のない普通の人ですから。でも、気負いが空回りして、失礼ながらもともと語彙(ボキャブラリィ)に富んだ人じゃないんでしょう、平易に説明しようと思えば思うほどに横文字多用に傾くという悪循環。キャロルや佐野元春の歌詞じゃなんですから。そして早口。あげつらうとどんどん出ます、こういう非難はいくらでもできますから、程々にしておかねばなりませんが、ううむ、言葉ですねぇ。話し言葉。文章じゃありません、人を動かすのは目の前の人の口から降ってくる投げられてくる言葉なんですね。テクニックも大切なんでしょうが、如何に伝えようと強く念じるか。その為には喋る者の頭の中がきれいに整理されていないと言葉が並びません。そして語彙力。ううむ、勉強になります。本当にそう思います。
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