柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

業界

2007-09-27 08:43:02 | Weblog
新聞一面広告、永ちゃん、例の顔で決めてます、マンダムの広告です。マンダムといえば未だにチャールズブロンソンとあの唄を思い出す辺り、如何に化粧品を使わないか、如何にこっち方向に興味がないかの証拠でしたが、いや、紙面に大きく踊るキャッチコピーににやりとしたのでした。「あんた、男の、どこらへん?」いいなぁ。いいと思われませんか。矢沢永吉が斜に構えて言いそうなセリフですよ、やんなきゃダメよ、そこんとこヨロシク、なんてね。
 時津風部屋の新弟子死亡事件、これは逃げられないですわ、またまたタイミングの悪いことで、北の湖理事長ご災難。17歳、入門3カ月目、兄弟子が怖いと前日に電話があったと父親が言う「俺が殺したようなもんだ」と涙を誘う、馬鹿な親方は確かに昨日ビール瓶で頭を殴ったなんてぬけぬけと言う、かわいがってやれと唆したと平然と言う、叩いてくださいって言っているようなものです。隠さないところ潔いと言えるのかもしれませんが、いえ、罪の意識がないという方が正しいのでしょうね。何が悪かったんだろうか、部屋から逃げようとした奴を懲らしめただけ、いつもやっていることなんだけど・・です。そういえば俺も殴ったけど、いつものことですよ、なんて認識。いや、だからいけないとはなりません、その業界のしきたりは外から見ると理不尽なことが多いものです、あなたの業界にもあるでしょう?二十歳に満たない子供たちを相撲に縛り付けるには相応の手段が要ります、外から見ると暴力、脅迫、拘束、抑圧、内から言えば辛抱、修練、躾。逃げ出したくなるを抑えるには、懇々と説得するより、こんな真似するとこんな目に遭うぞ!と思い知らせる方がより直接的、より効果的です。みんなそうやられて、先輩になれば下のものに当然のこととしてやってきた慣習事です。だから逃げ出そうとする方が悪い、これくらいのしごきに負ける方がおかしい、って理屈になります。だって、みんなが通ってきた道ですから。これは私がよく言う、医者のなり立て当初のハードワークにも当てはまります、労災なんて言われるとがっかりする、あの感覚です。あそこを通り抜けないと一人前になれない、という辛抱です。でも、それを強要することがいけないって事になるんでしょうね、被害者扱いですから。そんな事しなくても一人前にはなれるだろう?なんて外からの屁理屈がねじ込まれます。さてさて、理事長、今度はどう立ち回りましょうか。ここで下手やると今度は自分の辞任騒ぎでしょうね、お気の毒。
コメント
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