ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

イケメン兄弟の白ワインagain

2012-03-02 15:30:04 | ワイン&酒
兄アーミンと弟レミーのイケメン兄弟が活躍するDomaine du Tariquet (ドメーヌ・デュ・タリケ)について以前 リポート しましたが、また彼らのワインを飲みましたので紹介します。
(イケメン兄弟のお顔は上記リポートでご覧ください)(笑)


Tariquet Les 4 Reserve

南西フランスのガスコーニュ地方でつくられた、VdPコート・デュ・ガスコーニュの白ワインです。

Gros manseng 45%、Chardonnay 35%、Sauvignon 15%、Semillon 5%、と4種のブドウを使っているため、“Les 4”(レ・キャトル)という名前が付けられています。

グロ・マンサンはガスコーニュやバスク地方で栽培されているブドウですが、ソーヴィニヨン・ブランとセミヨンはボルドーの、シャルドネはブルゴーニュの白ワインをつくるブドウです。
これらをすべてブレンドしたら、どんな味わいになるでしょうか?

このワインは、瓶詰め前に1年間オーク樽で熟成させています。
外観は、やや濃い目の麦わら色。よく熟した黄色いフルーツのアロマが甘く、口に含んでも熟したフルーツのアタックのまろやかさが印象的です。豊かな果実味はトロピカルフルーツを思わせる甘さがあり、ふくよかでトロみも感じますが、酸もしっかりあるので、バランス的に申し分ありません。
リッチな味わいなのに、アルコール12%という軽さもいいですね。

なめらかで艶やかで、桃っぽい風味もあり、複雑味があります。
桃っぽい風味、とうことから、ひなまつりはもちろん、これからの季節にもオススメです。

私は、これにエビチリとトンカツを合わせました(別の日に)が、どちらもバッチリの相性でした。
アッサリ系の料理よりも、ほどよいボリューム感のある料理の方が合うと思います。



1912年創設のドメーニュ・デュ・タリケは、今年でちょうど100周年を迎えます。
ここのワインの素晴らしい点は、コストパフォーマンスにすぐれている こと。
「Les 4」は、小売でアンダー2,000円で買えると思いますので、興味のある方はぜひチャレンジしてください


(輸入元:株式会社アグリ)


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クチコミを信じますか?(笑)

2012-03-01 18:06:20 | レストラン&店
先日、超辛口グルメライターの書いた本を読みました。
その方は覆面取材した飲食店をバッサバッサと叩き切っていましたが、感心したのは、いくつかヒントは出しているものの、店の実名を出していないこと。

ただし、別の本では実名を出し、そのためにいくつかの店からクレームや嫌がらせを受けた、と書いていました。(そんなこともあるんですねぇ)

たしかに、1回だけの訪問ではわからないこともあり、選んだ料理やスタッフによっても受ける印象が変わってきますので、一度行っただけでココはダメと判断してしまうのはかわいそうかもしれません。

ただ、かつて私が行った中で、オーナーシェフが因縁をつけてきた店があり、そこはその1回で「この人の店にはもう行かない!」と思いました。
後で、そのシェフの関係者の店にいた私の知り合いに聞いた話では、そのシェフはやはり一癖ある人だったようで、今後は近づきたくない、と思ったのは正解でした(苦笑)



店と自分との相性 は確実にあると思います。

にもかかわらず、美食評論家の推薦やクチコミサイトの評価を信じすぎる傾向 が日本人にはあり、過日、某クチコミグルメサイトで発覚した “やらせ” 騒動も、起こるべくして起こったように思いました。

自分がおいしいと思った店、心地いいと思った店が、他人に何と言われようとも、
“ココがお気に入り♪” でいいんじゃないでしょうか?

私がもう行かない!と思ったシェフの店も、誰かにとっては“お気に入り”かもしれませんし、ね?


コメント (2)
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