かつて蓮華温泉には、「蓮華七湯」と称して一つの内湯と六つの野天風呂があったそうだが、現在では「新黄金の湯」と「蒸湯」という野天風呂はなく跡が残っているだけだ。したがって現在は、内湯である「総湯」と4ヶ所の野天風呂の5ヶ所が全てである。温泉好きで時間があれば全部入っていきたいところだが、そこまで時間的余裕はないし、全部入って行くのも面倒くさいので、一番いい場所にある野天風呂だけ入っていくことにした。
蓮華温泉の野天風呂には、更衣室の類は一切なく混浴である。したがって、若い女性には入り辛い。さすがに、娘も野天風呂は遠慮して男女別々の内湯(総湯)に行った。内湯はロッジ内にあり、秘湯とは思えないほど近代的な風呂のようだった。そして、私とINAさん二人で野天風呂を回ることにした。
野天風呂めぐりの最初にあるのが、「黄金の湯」である。ロッジから一番近い風呂だ。林間に位置し展望はあまりないが、湯量は豊富で黄色っぽい湯の色をしているのでこの名がついているそうだ。ただ、通り道のすぐ横であるので、女性にはなかなか入りにくい湯である。
その先に進むと「新黄金の湯跡」の標識がある。なんで、「新」とつく湯のほうがなくなってしまったのか不思議である。
更に上がって行くと、水蒸気が湧き上がって硫黄の臭いがする場所が見えてきた。如何にも秘湯という雰囲気で一杯である。近くには「蒸湯跡」の標識もあったらしいが、それは見ずに先に進んだ。
人の声がすると思って見上げてみるとそこは「仙気の湯」だった。蓮華温泉を代表する露天風呂で、高台に位置し展望が良く、湯船も露天風呂の中では一番広い。元は「疝気の湯」と称し、下腹部が痛む病気に効くという意味でつけられた名前らしい。この風呂には大勢の人が入れ替わり立ち代り入ってきた。
「仙気の湯」のすぐ上には「薬師湯」がある。一番高台にある露天風呂で、下山道から見えたのはこの湯だった。少々小ぶりの石組の湯船だが、ここからの展望も素晴らしい。我々は、ここの風呂に入ることにした。湯は、ほどよい温度でじっくり浸かっているにはちょうどいい。ただ、それなりに人が上がってくるので何時までも浸かっているわけにはいかない。夏の夜、星空を仰ぎながら入るのもいいし、紅葉を見ながら入るのもいい。雪の時期は、かまくらとなって雪見風呂にもなるようだ。いろんな季節のシュチエーションを考えて入ると楽しめそうな野天風呂である。「薬師湯」は行き止まりの場所にあるため、女性だけで行くなら入りやすいそうだ。
「薬師湯」「仙気の湯」の下の分岐から別の道を下ると「三国一の湯」がある。日本・中国・天竺の3カ国で一番という意味でついた名前らしいが、一人しか入れない小さな湯船で、これも道沿いにあるのでわざわざ入るのは勇気がいる。景色もいま一つだ。
「三国一の湯」で野天風呂巡りは終わる。その後、内湯から出てきた娘と合流し蓮華温泉を後にした。マイカーなので、バスや電車を乗り継ぐ必要もなく気楽に帰ることができる。当初は、バス、電車を乗り継ぎ猿倉に戻るつもりだったので帰宅は深夜になると予想していた。しかし、回送サービスのおかげでマイカーで直接帰ることができ、帰宅時間は3時間ほど早くなった。お金はかかるが、マイカー登山の利点を充分活用できた山旅であった。
蓮華温泉の野天風呂には、更衣室の類は一切なく混浴である。したがって、若い女性には入り辛い。さすがに、娘も野天風呂は遠慮して男女別々の内湯(総湯)に行った。内湯はロッジ内にあり、秘湯とは思えないほど近代的な風呂のようだった。そして、私とINAさん二人で野天風呂を回ることにした。
野天風呂めぐりの最初にあるのが、「黄金の湯」である。ロッジから一番近い風呂だ。林間に位置し展望はあまりないが、湯量は豊富で黄色っぽい湯の色をしているのでこの名がついているそうだ。ただ、通り道のすぐ横であるので、女性にはなかなか入りにくい湯である。
その先に進むと「新黄金の湯跡」の標識がある。なんで、「新」とつく湯のほうがなくなってしまったのか不思議である。
更に上がって行くと、水蒸気が湧き上がって硫黄の臭いがする場所が見えてきた。如何にも秘湯という雰囲気で一杯である。近くには「蒸湯跡」の標識もあったらしいが、それは見ずに先に進んだ。
人の声がすると思って見上げてみるとそこは「仙気の湯」だった。蓮華温泉を代表する露天風呂で、高台に位置し展望が良く、湯船も露天風呂の中では一番広い。元は「疝気の湯」と称し、下腹部が痛む病気に効くという意味でつけられた名前らしい。この風呂には大勢の人が入れ替わり立ち代り入ってきた。
「仙気の湯」のすぐ上には「薬師湯」がある。一番高台にある露天風呂で、下山道から見えたのはこの湯だった。少々小ぶりの石組の湯船だが、ここからの展望も素晴らしい。我々は、ここの風呂に入ることにした。湯は、ほどよい温度でじっくり浸かっているにはちょうどいい。ただ、それなりに人が上がってくるので何時までも浸かっているわけにはいかない。夏の夜、星空を仰ぎながら入るのもいいし、紅葉を見ながら入るのもいい。雪の時期は、かまくらとなって雪見風呂にもなるようだ。いろんな季節のシュチエーションを考えて入ると楽しめそうな野天風呂である。「薬師湯」は行き止まりの場所にあるため、女性だけで行くなら入りやすいそうだ。
「薬師湯」「仙気の湯」の下の分岐から別の道を下ると「三国一の湯」がある。日本・中国・天竺の3カ国で一番という意味でついた名前らしいが、一人しか入れない小さな湯船で、これも道沿いにあるのでわざわざ入るのは勇気がいる。景色もいま一つだ。
「三国一の湯」で野天風呂巡りは終わる。その後、内湯から出てきた娘と合流し蓮華温泉を後にした。マイカーなので、バスや電車を乗り継ぐ必要もなく気楽に帰ることができる。当初は、バス、電車を乗り継ぎ猿倉に戻るつもりだったので帰宅は深夜になると予想していた。しかし、回送サービスのおかげでマイカーで直接帰ることができ、帰宅時間は3時間ほど早くなった。お金はかかるが、マイカー登山の利点を充分活用できた山旅であった。
秋山郷も遠山郷みたいな秘境ですね。
苗場山の草紅葉はまだ早いでしょう。10月初旬くらいが見頃ですね。
ご推察通りの雑用で参加できませんでした。
代わりに苗場山と草津白根山そして秋山郷で温泉を楽しんできました。
また報告しますよ。
白馬の蓮華温泉は、とても行きたい温泉ですが、
三時間も掛かるのですね~。
電車を乗り継いだらもっと掛かりますよね。
泊ってみたいとずっと考えています。
やはり仲間と行かないと行ける場所では、有りません。
とつちーさんが羨ましいですね。
登山もしてみたいのですが、家族がありますから独りでは、難しいです。
でも、とっちーさんのレポートを見て行ったような気持になるから不思議です。
素晴らしいです。