10月に入って最初の登山は、東北方面の紅葉を見に行くことにした。まず一日目は、移動のみで東北新幹線の一ノ関駅で下車する。ホーム内には、なぜかピカチュウがお出迎えだ。
ちょうどお昼を過ぎていたので、一ノ関駅近くの「ふじせい」という店に寄っていく。ここは、一ノ関の郷土料理であるもち料理を気軽に食べられる店だ。箸休めの大根おろしに9種類のもち料理(あんこ餅・ずんだ餅・くるみ餅・ごま餅・じゅうね餅・納豆餅・ショウガ餅・ふすべ餅、引き菜のお雑煮)の入った「ひと口もち膳」をいただく。
昼を済ませると、駅前でレンタカーを借り、猊鼻渓まで移動する。猊鼻渓は、日本百景の一つにも数えられ、砂鉄川の浸食でできた高さ100メートルの絶壁に奇岩、洞窟、滝など迫力のある絶景が広がる景勝地だ。
猊鼻渓名物といえば、船頭が棹一本で操る「舟下り」だ。どの船も満員で、続々と観光客が乗船していく。
早速我々も乗船し、船下りに出発する。船頭さんは、この日がお客を乗せての初めての操船だという事で、ちょっと心配だったが、ベテランの船頭がもう一人付いていたので一安心する。
絶壁の木々は少し色づき始めており、紅葉シーズンはなかなか見ごたえがありそうだ。
船頭の案内を聞き、景色を見ているうちに船は進んでいく。
長さ約30mの鍾乳洞「毘沙門窟(びしゃもんくつ)」の内部には毘沙門天が祀られ、設置された賽銭箱にお賽銭を投げることができるというが、船が近づかないと賽銭箱に入れるのは難しい。
前の方には、折り返して戻ってきた船が見える。
川の流れはほとんどないので、船が揺れることもなく景色をゆっくり眺めていられる。
人の顔のように見える岩。
折り返し地点の船着き場から岸に上がり、散策する。
猊鼻渓一の大きさを誇る岩壁「大猊鼻岩(だいげいびがん)」をバックに記念撮影。
橋を渡り、「大猊鼻岩」の岩穴に粘土玉を投げ入れる「運玉投げ」場に向かう。縁や愛、寿、財など、約10種類の粘土玉の中から自分の願いにあったものを選び購入したら、岩穴に粘土玉を投げ入れる。穴に粘土玉が入ると、願いが叶うと言われているが、穴に入れるのはなかなか難しい。
散策が終わったら、ふたたび船に乗って帰路につく。後半のハイライトはベテラン船頭さんによる舟唄。舟を漕ぎながら、猊鼻追分を声高らかに披露してくれる。静寂に包まれた渓谷に響き渡る舟唄はなんとも心地よく、時間の流れがゆるやかに感じられる。
往復90分の船下りが終わり、駐車場に戻るとき、川の上に架かった線路の上を、ピカチュウがラッピングされた列車が通っていった。後で調べたら、一ノ関・気仙沼間を運行しているPOKÉMON with YOU トレインという観光列車だった。どうりで、大勢の人がカメラを構えていたわけだ。
猊鼻渓を出ると、焼石クアパーク「ひめかゆ」に向かう。「ひめかゆ」に宿泊して、早朝から焼石岳に登る予定だ。
「2024東北紅葉登山ツアー:2日目焼石岳」に続く。
ちょうどお昼を過ぎていたので、一ノ関駅近くの「ふじせい」という店に寄っていく。ここは、一ノ関の郷土料理であるもち料理を気軽に食べられる店だ。箸休めの大根おろしに9種類のもち料理(あんこ餅・ずんだ餅・くるみ餅・ごま餅・じゅうね餅・納豆餅・ショウガ餅・ふすべ餅、引き菜のお雑煮)の入った「ひと口もち膳」をいただく。
昼を済ませると、駅前でレンタカーを借り、猊鼻渓まで移動する。猊鼻渓は、日本百景の一つにも数えられ、砂鉄川の浸食でできた高さ100メートルの絶壁に奇岩、洞窟、滝など迫力のある絶景が広がる景勝地だ。
猊鼻渓名物といえば、船頭が棹一本で操る「舟下り」だ。どの船も満員で、続々と観光客が乗船していく。
早速我々も乗船し、船下りに出発する。船頭さんは、この日がお客を乗せての初めての操船だという事で、ちょっと心配だったが、ベテランの船頭がもう一人付いていたので一安心する。
絶壁の木々は少し色づき始めており、紅葉シーズンはなかなか見ごたえがありそうだ。
船頭の案内を聞き、景色を見ているうちに船は進んでいく。
長さ約30mの鍾乳洞「毘沙門窟(びしゃもんくつ)」の内部には毘沙門天が祀られ、設置された賽銭箱にお賽銭を投げることができるというが、船が近づかないと賽銭箱に入れるのは難しい。
前の方には、折り返して戻ってきた船が見える。
川の流れはほとんどないので、船が揺れることもなく景色をゆっくり眺めていられる。
人の顔のように見える岩。
折り返し地点の船着き場から岸に上がり、散策する。
猊鼻渓一の大きさを誇る岩壁「大猊鼻岩(だいげいびがん)」をバックに記念撮影。
橋を渡り、「大猊鼻岩」の岩穴に粘土玉を投げ入れる「運玉投げ」場に向かう。縁や愛、寿、財など、約10種類の粘土玉の中から自分の願いにあったものを選び購入したら、岩穴に粘土玉を投げ入れる。穴に粘土玉が入ると、願いが叶うと言われているが、穴に入れるのはなかなか難しい。
散策が終わったら、ふたたび船に乗って帰路につく。後半のハイライトはベテラン船頭さんによる舟唄。舟を漕ぎながら、猊鼻追分を声高らかに披露してくれる。静寂に包まれた渓谷に響き渡る舟唄はなんとも心地よく、時間の流れがゆるやかに感じられる。
往復90分の船下りが終わり、駐車場に戻るとき、川の上に架かった線路の上を、ピカチュウがラッピングされた列車が通っていった。後で調べたら、一ノ関・気仙沼間を運行しているPOKÉMON with YOU トレインという観光列車だった。どうりで、大勢の人がカメラを構えていたわけだ。
猊鼻渓を出ると、焼石クアパーク「ひめかゆ」に向かう。「ひめかゆ」に宿泊して、早朝から焼石岳に登る予定だ。
「2024東北紅葉登山ツアー:2日目焼石岳」に続く。