とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2011白馬岳登山 2日目

2011-09-27 22:21:18 | 山登り
2日目の朝はかなり冷えた。山は秋から冬に移ろうとしている。洗面所の水は凍って出てこない。仕方なくペットボトルに残った水で顔や手を洗う。そして、朝食は5時からだが食堂はすでにたくさんの登山者が行列を成していた。行列に付いてしばらくすると受付が始まり、初回の朝食に間に合った。朝食を済ますと、急いでカメラを持って外に飛び出す。もちろんご来光を仰ぐためだ。小屋から斜面を少し登れば展望のいい場所がある。日の出時刻数分前にいいポイントに到着すると、大勢の人たちが集まってきていた。杓子岳や鑓ガ岳もくっきり見えてこの日も快晴である。


数分後、ご来光が始まった。雲海の間からきれいに光が射してきた。久々の見事なご来光である。


人々の顔や体、地表が全て赤く染まってきた。


剱、立山連峰も赤く染まってきた。


ご来光を仰いだあと部屋に戻り、出発の支度をする。再び、白馬岳山頂に向かうことになる。少し、日が高くなって眩しいくらいの天気になってきた。雲海を目の前にした人の姿が、なかなか絵になる。


こちらは、黒部市の町並みと黒部川、富山湾の景色だ。


日陰には、見事な霜柱が出来ている。


緩やかな尾根歩きが続く。


数日前に降った雪が残っている。


さらに、緩やかだがアップダウンの続く尾根道が続く。






歩き出して1時間弱で、三国境に到着する。三国境の地名は、信濃、越中、越後の三国の境だったことに由来するが、現在でも長野、富山、新潟の県境でもある。分岐を左に行くと、雪倉岳から朝日岳へのコースとなる。


三国境から30分ほどで、小蓮華山2769mに到着する。山頂には、大きな鉄鉾が立っている。


小蓮華山からしばらく進むと、はるか先に白馬大池の湖面が見えてきた。


最後のピーク、船越ノ頭にむけて進む。


船越ノ頭から後ろを振り返る。この景色は、NHKのスペシャルドラマ「坂の上の雲」のエンディングで使われているそうだ。ただ、ドラマでは雲がたなびき、雪がかなり残っている映像らしい。この写真では、坂の上に雲がまったくないので、天気が良すぎるようだ。


雷鳥坂を下っていくと、白馬大池が大きくなってきた。


白馬大池山荘のある白馬大池に到着する。広々とした山荘前の草原は、昼寝でもしたくなるような別天地である。


山荘前で小休止をして、蓮華温泉への分岐に入っていく。歩き出しは、まるで海に繋がっているような道だ。


歩き出しの緩やかな道は直ぐ終り、岩だらけのごつごつした歩きにくい道がずっと続く。


分岐から1時間ほどで「天狗の庭」に到着する。まさに天狗でなければ、造園できないような自然の庭園が広がっている。


「天狗の庭」からも、歩きにくい道がずっと続く。いいかげん嫌になってきた頃、「蓮華の森」に到着する。ここまで来れば、蓮華温泉まであと僅かだ。


蓮華温泉の建物が見えた頃、山肌の白くなったあたりに大勢の人影が見えた。どうも野天風呂に入りにきた人らしい。あとで、その風呂に入るのを楽しみにしてゴールに向かった。


12時くらいに無事ゴールの蓮華温泉ロッジに到着する。


まずは一番気がかりだった車の回送を確認するため、ロッジの受付に寄った。受付で、鍵を受け取り駐車場に急ぐ。駐車場には、猿倉においてきた自分の車がしっかり駐車されていた。車があって一安心だ。これで、心おきなく温泉に入って行くことができる。

温泉の様子については、2011白馬岳登山 蓮華温泉野天風呂めぐり に続く。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご来光 (たけチャンマン)
2011-09-28 23:39:50
素晴らしいご来光!!
天気に恵まれ良かったですね。
白馬大池もとても綺麗で・・・・
山の秋は短いですね、週末に山へ行って
みようかな~~(天気予報が気になりますが)
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たけチャンマンさんへ (とっちー)
2011-09-29 00:13:10
用事がなければ、たけチャンマンさんにも参加して欲しかった。
私の登山では今年一番の天気だったですよ。
ただ、紅葉には少し早かったようです。
今週末から来週末にかけてが紅葉の見頃になるでしょうね。
特に10月初旬の涸沢の紅葉は最高ですね。
今週末の日曜日なら中央アルプス辺りはまあまあ天気いいみたいですよ。
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白馬山登山 (見切り発車)
2011-10-01 12:51:22
お疲れ様でした。
凄く楽しめるやまゆきだったみたですね。

とっちーさん 一番始まりの駐車場に始まっていつもラッキーに恵まれていらっしゃいますね。

今回も絶好のお天気 
遠く近くの山々も夕焼けもご来光も青空も絶壁も海に続く道?も
リアルな写真に間近にいるように
楽しませていただきました。
ありがとうございました。

高い山はもう冬に入ろうとしているのですね、
水道が凍ったり あの霜柱 物凄く大きくて
ほんものの しもばしら!
て気がします。
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見切り発車さんへ (とっちー)
2011-10-01 18:35:40
今年一番天気に恵まれた山行だったといっていいでしょう。
ただ、何時もラッキーに恵まれているわけではありません。
行きたい山は、直前になって通行止めになって行けなかったなんて事もあります。
ただ、怪我や大きなトラブルだけはまだ起きていないのがありがたいです。

3000m前後の山は、10月初旬~中旬になれば冬山ですね。
入山するまでは夏装備でも、登山する時には冬装備を準備していかねばなりません。
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