とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2019笠ヶ岳(志賀高原)

2019-06-27 18:20:54 | 山登り
梅雨の合間の好天の日を狙って、志賀高原の笠ヶ岳に登ってきた。北アルプスの百名山の笠ヶ岳ではない。熊の湯の後ろでむっくりと盛り上がった形の山が笠ヶ岳だ。輝石安山岩で形成された溶岩円頂丘で、どこから見てもすぐにわかる特異な形状は、まさに志賀高原のシンボルといっていい。

硯川温泉前の国道脇にある駐車場に車を止める。ホテルの屋根の上に見えるのが、まさにこれから登ろうとする笠ヶ岳だ。確かにどこから見てもすぐわかる。6:24。駐車場からGさんと二人でスタートする。


ホテル街を抜け、熊の湯スキー場のゲレンデ前まで来た。熊の湯だけあってクマをかたどったモニュメントがある。


しばらくは、スキー場のゲレンデをひたすら直登する。雪があるときにスキーで滑ると気持ちがいい斜度だが、上るとなると結構キツイ。


ゲレンデを上り終えたところで斜面を振り返る。


その後、本格的な登山道に入っていくが、笠ヶ岳の周りをぐるっと巻いていくような水平の道がしばらく続く。木々の隙間から笠ヶ岳が見えるが、標高が稼げないので、まだまだ遠回りして歩かなければいけない。


崩落した登山道には、橋が架けられている。橋の下の方を覗くと、何やらガードレールが見える。どうやら車道が下の方にあるようだ。時折車の音も聞こえ、なんだかショックだ。


視界が開けると、雲海に浮かぶ山々が見えてきた。梅雨時とは思えない真っ青な空に感激だ。


笠ヶ岳への分岐点まで来ると、下の方に建物があって、車や登山者の姿も見える。どうやら、先ほど見えた車道がそこまで繋がっていて、簡単に笠ヶ岳に登れるようになっていたようだ。分岐からは30分程度で笠ヶ岳山頂である。しかし、最後は笠ヶ岳という名が付いた山らしく、急な階段道が続いていた。


階段道が終わると、最後は岩場のロープ道だ。


8:11。笠ヶ岳の巨大な岩の頂上2076mに到着する。


頂上の岩の下には祠が置かれている。


何と言っても、頂上からの景色は360度の大パノラマだ。この日を選んで志賀高原までやってきた甲斐があった。白馬連峰、立山連峰をはじめとする北アルプス、妙高山、黒姫山などこれほどまでにくっきり見えるなんてなんと素晴らしい。


白馬岳周辺を望遠で撮ってみる。まだまだ残雪が多く、さすが北アルプスは凄い。


反対側に目を転じると、次に登る横手山が見える。また、右側の茶色っぽい山並みは群馬の草津白根山だ。


山頂でしばらく景色を堪能し、下山する。分岐迄の急階段は慎重に下りる。山田牧場方面に繋がる道路が見え、分岐にある峠の茶屋から簡単に登ることが出来る。しかし、往復1時間程度で登ってしまうようでは山に登った面白みがない。我々は、熊の湯から往復4時間程度のコースで頑張って登ってきて、最高の景色を見られたことが良かったと思う。


水平道に入ってからは、花を見ながらのんびり歩いていく。派手な花は少なかったが、地味でも可愛い花をいくつも見つけることが出来た。

オオバミゾホウズキ。


スダヤクシュ。


ツマトリソウ。


マイズルソウ。


ムシカリ。


再び熊の湯スキー場のゲレンデに戻ってきた。


10:18。駐車場に戻る。往復4時間弱で帰ってくることが出来、予定通りであった。まだ、時間は十分あり、次は、長野県と群馬県の境にある横手山を登ることにした。

参考1.笠ヶ岳のコースマップ


参考2.笠ヶ岳の高低図


「2019横手山(志賀高原)」に続く。


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