とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2015東北登山Part2:3日目米沢から古寺鉱泉へ

2015-08-24 21:31:46 | 観光
3日目は山には登らず、米沢市内観光と次の山の登山口までへの移動だ。まずは、上杉神社へ寄っていく。上杉神社(うえすぎじんじゃ)は、上杉謙信が祀られている神社で、米沢では最も有名な観光スポットである。朝早かったので、最初は人の出も少なかったが、その後続々と観光客がやってきた。




参道を右手に入ったところには、上杉謙信公の像がある。


お堀のハスの花が見頃になっているとのことで、お堀を回っていく。




その後本殿で参拝だ。




参道沿いには、上杉鷹山(うえすぎようざん)公の像もある。上杉鷹山公は、出羽国米沢藩の第9代藩主で、領地返上寸前の米沢藩再生のきっかけを作り、江戸時代屈指の名君として知られているそうだ。実はこの人の事は良く知らなかったのだが、その人となりを読んでいくうちにすごい人だったというのがわかり、上杉謙信公より興味を惹いた。


上杉鷹山公は、J・F・ケネディ元アメリカ大統領やビル・クリントン元大統領から「もっとも尊敬する日本人政治家」と言われたという。「なせば為る なさねば為らぬ 何事も ならぬは人の なさぬなりけり」という言葉だけは知っていたが、上杉鷹山公の言葉だとは知らなかった。この言葉の意味は、“やろうと思えば何でもできる。できないのは、やろうと思わないからだ。やろうとすることは、他人のためではなく、自分のためになる”という深い意味だという。米沢藩再生の為、自ら先頭に立って藩の建て直しに尽力を尽くした人物らしい言葉である。今の日本には、そんな政治家が見当たらないのが非常に残念だ。


上杉景勝公と直江兼続公の天地人像。


上杉神社に隣接する場所には、米沢市上杉博物館があり、数千に及ぶ上杉氏ゆかりの貴重な品々や国宝が収蔵されている。「常設展示室」は、洛中洛外図屏風をCGによるバーチャル画像で鑑賞できるコーナーや、「鷹山シアター」など米沢の歴史を楽しみながら知ることができるミュージアムになっている。特に、上杉鷹山公の業績を再現した映画を見ることが出来、米沢市民に敬愛されている藩主だった事が良く分かった。




次に向かったのは、上杉家廟所だ。上杉家の初代謙信から12代斉定までの歴代の藩主の廟がある。これだけ歴代の藩主が、並んで建てられている御廟所は、他には例がなく、大名の墓所の代表例として国の重要史跡に指定されているそうだ。




これが、上杉謙信公の御廟所。


このように歴代の藩主の御廟所が、並んでいる。


上杉鷹山公の御廟所。


米沢市内観光を終え、100キロ先の古寺鉱泉に向かう。古寺鉱泉(こでらこうせん)は、山形県大江町にある朝日連峰登山口(古寺口)にある民宿だ。


山形県内に数ある温泉の中でも、最も秘湯の趣を醸し出していると言われ、ブナの原生林に囲まれた谷間にあり、電話は衛星回線で、電気は自家発電で、まさに秘湯の宿である。鉱泉は、朱泥の色をしておりリュウマチ、神経痛、胃腸病などに効くといわれているそうだ。




この日は、古寺鉱泉でのんびり湯につかり、翌日の朝日岳登山に備え、ゆっくりする。

「2015東北登山Part2:4日目朝日岳」に続く。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。