とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2019伊勢湾離島ツアー:菅島編

2019-02-05 07:18:11 | 山登り
朝8時。菅島の民宿・別館「まつむら」さんを出発する。


民宿から、時計回りに島をトレッキングする予定だ。


しばらくは海岸沿いの道を進んでいく。菅島の観光スポットを巡るコースは、近畿自然歩道として立派な道が整備されている。


この日も、好天気となり青い海と打ち寄せる波に洗われる岩礁が美しい。


しろんご浜に出た。大漁と海上安全を祈願する「しろんご祭」がこの浜で毎年7月上旬に開かれるという。この浜は1年を通して禁漁区だというが、しろんご祭の時だけ漁が解禁され、島中の海女がつがいのアワビの初獲りを競い合うそうだ。


しろんご浜から石段を登っていくと白髭神社がある。白髭神社は菅島の守り神で、しろんご祭で海女が最初に獲ったつがいのアワビが奉納されるそうだ。


白髭神社からさらに進むと小さな浜に降りた。岩礁の上には黒い鳥の姿が見える。これはカツオドリの仲間のウミウだ。


砂浜を歩いてみる。


浜から上がっていくとレンガ造りの白い灯台が見えてきた。菅島灯台だ。日本の灯台50選」に選ばれ、現役では最古のレンガ造りの灯台だ。明治6年に初点灯し、竣工式には西郷隆盛も参列したと伝えられている。


菅島灯台をバックに記念撮影。


ちょうどスイセンが咲き始めており、白亜の灯台と青空が見事にマッチングする。


菅島にも監的哨跡がある。


菅島の監的哨跡の屋上からの景色も素晴らしい。


菅島漁港の様子もよく見える。


近畿自然歩道も終わり、地元の人でもあまり歩かないという山道を進んでいく。菅島の最高峰大山への登山道だ。


大山の山腹には紅ツゲの群生地となっており、1月から2月にかけてツゲの葉が赤く色付いている。赤というよりは茶色に近いが、遠くから見ると赤く山が染まって見えるのだろう。


大山の山頂付近では、1983年(昭和58年)4月19日に航空自衛隊のC-1輸送機2機が連続で墜落するという菅島事故があり、乗員を慰霊する碑が建っている。


慰霊碑から少し戻ったところの分岐を進んでいくと、酷い藪漕ぎの道になってきた。歩く人が少ないのか道が荒れ放題である。




10:32。菅島大山山頂237mに到着する。


大山の山頂からの展望も全くないが、とりあえず記念写真を撮る。


下山は、藪漕ぎがない別ルートにする。


菅島の南西側は、広大な採石場となっている。あまりにも酷く山が削られているのを見ると悲しくなった。


登山道が終わり車道に出ると、大きな水道タンクの横に出た。


市営定期船乗り場前を通り、スタート地点の民宿に着いたのは11:30過ぎだった。ほぼ3時間半のトレッキングだったが、いい足慣らしになった。お腹もちょうど空いてきて、民宿で昼食をとり一休みする。

14時過ぎ、民宿を出て市営定期船乗り場がある菅島港に向かう。午前中は青空だったが、午後になると雲が多くなり雨が降りそうな気配となっていた。


菅島港から鳥羽の佐多浜までは15分ほどで到着する。車や電車で来たメンバーとはここで別れ解散する。我々は、鳥羽港の伊勢湾フェリー乗り場まで歩いて移動して、伊良湖岬行きのフェリーに乗船して帰路についた。毎年、冬の離島めぐりツアーとしていろんな島に行っているが、今回も自然豊かな伊勢湾の離島巡りができて楽しかった。

参考1.菅島のコースマップ


参考2.菅島の高低図


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。