この日も、朝食は弁当にしてもらって早々に部屋を出る。前日の天気予報では、9時くらいまで雨との予想だったが、既に雨は上がっていた。これから徐々に天気は回復していくだろう。
5:50。宿の駐車場に車を置いたまま出発する。既に出て行った登山者もいたようだ。
歩きだしてすぐの沢には、白濁した水が流れていた。野中温泉で湧きでた硫黄泉が排水として流れ出しているのだ。
100mほどで、阿寒岳(雌阿寒岳)の登山口に着いた。登山者名簿に記入して樹林帯の中に歩きだしていく。
6:27。2合目を通過する。1合目があったのは、気付かなかったが、以後、何合目か気にしながら歩く。
6:36。3合目を通過する。“雌阿寒岳は、活火山であり危険な場所には近寄らないで”との注意書きがあった。御嶽山の事もあるし、噴火が起こったら怖いだろうなと思いながらも頂上を目指す。
3合目からしばらく進むと、雌阿寒岳の山頂が見えてきた。赤茶けた山肌に荒々しい火山だというのが良く分かる。
展望がいい場所に出ると、眼下には雲海が広がっていた。幻想的な風景だ。
一旦下って沢を渡る。しかし、沢といっても涸れており雨の時だけ水が流れるのであろう。
6:58。沢を渡って再び登りだすと4合目だ。
4合目の松の中にリスがいるのを見つける。可愛いしぐさで、松の実をかじっていた。
リスの写真を撮っている様子。背景に雲海が入り、ちょっといい絵が撮れたかもしれない。
7:12。5合目に到着する。
眼下には、森の中に佇む神秘の沼“オンネトー”が見えてきた。オンネトーの名前はアイヌ語で「年老いた沼」あるいは「大きな沼」の意味で、オコタンペ湖、東雲湖とともに北海道三大秘湖の一つとされているそうだ。
山麓は広大な樹林帯に覆われているが、一部巨大な動物の背中のような地形があった。緑の絨毯で覆われたこの辺りは、溶岩流が流れた跡かもしれない。
大きな岩の上には、見たこともない人工物が乗っかっていた。多分噴火を監視するための観測機器のセンサーなのであろう。
砂礫でたくましく咲いているメアカンフスマ。自生地は雌阿寒岳と知床半島に限られているそうだ。
メアカンフスマの近くで咲いている黄色い花は、メアカンキンバイ。これも北海道固有種で高山帯(知床・阿寒・大雪山系と羊蹄山)に分布するそうだ。いずれも名前の「メアカン」は雌阿寒岳を指し、最初に発見された場所であることが名前の由来となっている。
メアカンフスマ、メアカンキンバイが見られる辺りから景色は一変し、火山の山に登ってきたというのを実感する。
2015北海道登山:4日目阿寒岳「後半」に続く。
5:50。宿の駐車場に車を置いたまま出発する。既に出て行った登山者もいたようだ。
歩きだしてすぐの沢には、白濁した水が流れていた。野中温泉で湧きでた硫黄泉が排水として流れ出しているのだ。
100mほどで、阿寒岳(雌阿寒岳)の登山口に着いた。登山者名簿に記入して樹林帯の中に歩きだしていく。
6:27。2合目を通過する。1合目があったのは、気付かなかったが、以後、何合目か気にしながら歩く。
6:36。3合目を通過する。“雌阿寒岳は、活火山であり危険な場所には近寄らないで”との注意書きがあった。御嶽山の事もあるし、噴火が起こったら怖いだろうなと思いながらも頂上を目指す。
3合目からしばらく進むと、雌阿寒岳の山頂が見えてきた。赤茶けた山肌に荒々しい火山だというのが良く分かる。
展望がいい場所に出ると、眼下には雲海が広がっていた。幻想的な風景だ。
一旦下って沢を渡る。しかし、沢といっても涸れており雨の時だけ水が流れるのであろう。
6:58。沢を渡って再び登りだすと4合目だ。
4合目の松の中にリスがいるのを見つける。可愛いしぐさで、松の実をかじっていた。
リスの写真を撮っている様子。背景に雲海が入り、ちょっといい絵が撮れたかもしれない。
7:12。5合目に到着する。
眼下には、森の中に佇む神秘の沼“オンネトー”が見えてきた。オンネトーの名前はアイヌ語で「年老いた沼」あるいは「大きな沼」の意味で、オコタンペ湖、東雲湖とともに北海道三大秘湖の一つとされているそうだ。
山麓は広大な樹林帯に覆われているが、一部巨大な動物の背中のような地形があった。緑の絨毯で覆われたこの辺りは、溶岩流が流れた跡かもしれない。
大きな岩の上には、見たこともない人工物が乗っかっていた。多分噴火を監視するための観測機器のセンサーなのであろう。
砂礫でたくましく咲いているメアカンフスマ。自生地は雌阿寒岳と知床半島に限られているそうだ。
メアカンフスマの近くで咲いている黄色い花は、メアカンキンバイ。これも北海道固有種で高山帯(知床・阿寒・大雪山系と羊蹄山)に分布するそうだ。いずれも名前の「メアカン」は雌阿寒岳を指し、最初に発見された場所であることが名前の由来となっている。
メアカンフスマ、メアカンキンバイが見られる辺りから景色は一変し、火山の山に登ってきたというのを実感する。
2015北海道登山:4日目阿寒岳「後半」に続く。
この日はせっかちな同行者に気を使っていたらカメラのメモリーカードを忘れてしまい
雌阿寒岳の写真がありませんのでじっくりと拝見します。
後半と共にお楽しみください。
可愛いですね~
リスさんも 一番生き易い楽しい季節ですね。
そのリスさんを撮っている?崖っぷちのお嬢さん
とっちーさんも書いていらっしゃいますが 背景が雲海?で高い場所でのベストショット
記念になる良い写真ですね。
ありがとうございました。