昨日アップするつもりが、データが消失してしまったので仕切りなおしで今日アップする。
会社の同僚達と、久々にガイド付きの貸切バスで伊勢まで日帰り旅行に行った。かなり昔に行った覚えはあったが、ほとんど初めて行くような気分だった。最初に行ったのが、二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)である。猿田彦大神と宇迦御魂大神(神宮外宮の豊受大神の別名)を祭神とする神社で、夫婦岩が有名な場所だ。また、夫婦岩の沖合約700mの海中には、祭神猿田彦大神縁の興玉神石が沈んでいるという。駐車場から、夫婦岩への参道だけは、おぼろげに記憶が残っていた。
夫婦岩は、沖合約700m先に鎮まる興玉神石、また日の大神を拝する鳥居の役目をしており、岩の間からの日の出が有名で4月~8月の間は、その様子を撮るためにたくさんのカメラマンで賑わうそうである。男岩は高さ9m、女岩は高さ4mで、長さ35mの大注連縄が5本張られておりなかなか見事な景色を醸し出していた。私も機会があれば、夫婦岩からの日の出の写真を撮ってみたい気になった。
また、猿田彦大神は天孫降臨の際に高天原と豊葦原中津国の間の道案内を勤めたことから「道開き(導き)の神」といわれている。この神のお使いはカエルとされており、境内には無数のカエルの石像が並んでいる。この神社の御守は「無事カエル」「貸した物がカエル」「お金がカエル」等ユニークなものが売られており面白かった。大きなカエルの像は、たくさんの人たちが撫でてピカピカに光っていた。
参道を戻り、バスの止まっている駐車場に戻ったところは、二見シーパラダイスという水族館がある。水族館の中には入らなかったが、入口前の水槽にはアシカやトドが姿をみせ愛嬌を振りまき楽しませてくれた。
その後、伊勢神宮に向かう。伊勢神宮には、太陽を神格化した天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀る皇大神宮(こうたいじんぐう)と、衣食住の守り神である豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祀る豊受大神宮(とようけだいじんぐう)の二つの御正宮が存在し、通常は、皇大神宮を内宮(ないくう)と呼び、豊受大神宮を外宮(げくう)と呼ぶ。本来は先ず外宮を訪れてから、内宮に参拝するのが正しい方法とされているようだが、ツアーの都合なのか先に内宮に向かった。内宮の敷地はかなり広い。昼食をとってから、鬱蒼たる参道を歩き、正宮を目指した。
外国人の観光客も多く、国際的な場所である。
正宮に入るのは石段を登ることになるが、上りきった先からは撮影禁止となっていたので、石段の途中で写真を撮っておいた。
伊勢神宮正宮は萱葺き屋根で簡素な建物だった。京都や奈良ではきらびやかに飾り立てられた神殿を見たりしているので意外な気がしたが、質素な中に厳かなものを感じた。この建物には神宮式年遷宮(じんぐうしきねんせんぐう)というしきたりがあり、敢えて簡素な建物を造り、20年毎に建て替えることで、常に清浄であることを求めているとの事だ。次に社殿が全て建て替わり、遷宮が行われるのは平成25年になるそうである。そして、現在の正宮の隣には次回建てるための敷地が用意され、既にその準備が始まっているようだった。
また、内宮の入口に架けられている宇治橋の架け替えは、遷宮の4年前に行われるのが恒例となっており、既に架け替えの準備が終わっていた。ただ、実際に通行できるのは11月になってからとのことで、この日はシートが掛けられたままになっている橋を近くから見るだけだった。
内宮の参拝を終わり、伊勢名物「赤福」の本店がある「おかげ横丁」に向かった。
いろんな店が立ち並び、大勢の観光客で賑わっていた。「おかげ横丁」とは江戸時代のお伊勢参り(お陰参り)をテーマに整備されたテーマパークでもある。
江戸時代、当時の人口の1/5にあたる人々が、日本全国から「伊勢に行きたい」「伊勢路が見たい」「せめて一生に一度でも」と伊勢へ押し寄せた。居住移動することを制限され、満足な宿泊施設もない当時の参宮は、まさに命懸けの旅であったことだろう。しかし、伊勢の人々は、自分の施しが神様に届きますようにと「おかげの心」で「施行」と呼ばれる振る舞いを行い、物・心の両面から旅人を支え、あたたかく迎えたと言われている。伊勢人の中には、日々あることを神に感謝する「神恩感謝」の精神が受け継がれ、その心を後世に伝えるために整備された町並みでもある。「おかげ横丁」の中には、参宮歴史館「おかげ座」があり、ここでは短い映画を見たり展示物の説明等を受け、お伊勢参りの歴史の勉強が出来た。
「おかげ横丁」を見終わり、バスに戻って、最後の見学地「外宮」に向かった。外宮も内宮同様質素な作りの建物であった。伊勢神宮は神社本庁の本宗(ほんそう)とされ、正式名称は神宮で通るそうだ。他の神宮と区別する場合には伊勢の神宮と呼ぶが、神階が無く他の神宮とは別格とされ格付けがない。こんなことからも、単なる観光地という気分では参宮してはいけない場所のような気がした。あとは、もと来た道を戻り無事帰路に着いた。
会社の同僚達と、久々にガイド付きの貸切バスで伊勢まで日帰り旅行に行った。かなり昔に行った覚えはあったが、ほとんど初めて行くような気分だった。最初に行ったのが、二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)である。猿田彦大神と宇迦御魂大神(神宮外宮の豊受大神の別名)を祭神とする神社で、夫婦岩が有名な場所だ。また、夫婦岩の沖合約700mの海中には、祭神猿田彦大神縁の興玉神石が沈んでいるという。駐車場から、夫婦岩への参道だけは、おぼろげに記憶が残っていた。
夫婦岩は、沖合約700m先に鎮まる興玉神石、また日の大神を拝する鳥居の役目をしており、岩の間からの日の出が有名で4月~8月の間は、その様子を撮るためにたくさんのカメラマンで賑わうそうである。男岩は高さ9m、女岩は高さ4mで、長さ35mの大注連縄が5本張られておりなかなか見事な景色を醸し出していた。私も機会があれば、夫婦岩からの日の出の写真を撮ってみたい気になった。
また、猿田彦大神は天孫降臨の際に高天原と豊葦原中津国の間の道案内を勤めたことから「道開き(導き)の神」といわれている。この神のお使いはカエルとされており、境内には無数のカエルの石像が並んでいる。この神社の御守は「無事カエル」「貸した物がカエル」「お金がカエル」等ユニークなものが売られており面白かった。大きなカエルの像は、たくさんの人たちが撫でてピカピカに光っていた。
参道を戻り、バスの止まっている駐車場に戻ったところは、二見シーパラダイスという水族館がある。水族館の中には入らなかったが、入口前の水槽にはアシカやトドが姿をみせ愛嬌を振りまき楽しませてくれた。
その後、伊勢神宮に向かう。伊勢神宮には、太陽を神格化した天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀る皇大神宮(こうたいじんぐう)と、衣食住の守り神である豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祀る豊受大神宮(とようけだいじんぐう)の二つの御正宮が存在し、通常は、皇大神宮を内宮(ないくう)と呼び、豊受大神宮を外宮(げくう)と呼ぶ。本来は先ず外宮を訪れてから、内宮に参拝するのが正しい方法とされているようだが、ツアーの都合なのか先に内宮に向かった。内宮の敷地はかなり広い。昼食をとってから、鬱蒼たる参道を歩き、正宮を目指した。
外国人の観光客も多く、国際的な場所である。
正宮に入るのは石段を登ることになるが、上りきった先からは撮影禁止となっていたので、石段の途中で写真を撮っておいた。
伊勢神宮正宮は萱葺き屋根で簡素な建物だった。京都や奈良ではきらびやかに飾り立てられた神殿を見たりしているので意外な気がしたが、質素な中に厳かなものを感じた。この建物には神宮式年遷宮(じんぐうしきねんせんぐう)というしきたりがあり、敢えて簡素な建物を造り、20年毎に建て替えることで、常に清浄であることを求めているとの事だ。次に社殿が全て建て替わり、遷宮が行われるのは平成25年になるそうである。そして、現在の正宮の隣には次回建てるための敷地が用意され、既にその準備が始まっているようだった。
また、内宮の入口に架けられている宇治橋の架け替えは、遷宮の4年前に行われるのが恒例となっており、既に架け替えの準備が終わっていた。ただ、実際に通行できるのは11月になってからとのことで、この日はシートが掛けられたままになっている橋を近くから見るだけだった。
内宮の参拝を終わり、伊勢名物「赤福」の本店がある「おかげ横丁」に向かった。
いろんな店が立ち並び、大勢の観光客で賑わっていた。「おかげ横丁」とは江戸時代のお伊勢参り(お陰参り)をテーマに整備されたテーマパークでもある。
江戸時代、当時の人口の1/5にあたる人々が、日本全国から「伊勢に行きたい」「伊勢路が見たい」「せめて一生に一度でも」と伊勢へ押し寄せた。居住移動することを制限され、満足な宿泊施設もない当時の参宮は、まさに命懸けの旅であったことだろう。しかし、伊勢の人々は、自分の施しが神様に届きますようにと「おかげの心」で「施行」と呼ばれる振る舞いを行い、物・心の両面から旅人を支え、あたたかく迎えたと言われている。伊勢人の中には、日々あることを神に感謝する「神恩感謝」の精神が受け継がれ、その心を後世に伝えるために整備された町並みでもある。「おかげ横丁」の中には、参宮歴史館「おかげ座」があり、ここでは短い映画を見たり展示物の説明等を受け、お伊勢参りの歴史の勉強が出来た。
「おかげ横丁」を見終わり、バスに戻って、最後の見学地「外宮」に向かった。外宮も内宮同様質素な作りの建物であった。伊勢神宮は神社本庁の本宗(ほんそう)とされ、正式名称は神宮で通るそうだ。他の神宮と区別する場合には伊勢の神宮と呼ぶが、神階が無く他の神宮とは別格とされ格付けがない。こんなことからも、単なる観光地という気分では参宮してはいけない場所のような気がした。あとは、もと来た道を戻り無事帰路に着いた。
たまにはバスをしたててのご旅行も楽ちんで楽しい物でしょう?
ご自分で運転なさることもないし それほど歩かなくても効率よく回ることが出来ますしね。
昨日のウチにUPされてたのかも知れませんが 夫婦岩の写真 絵はがきみたいに大きく鮮明ですね。私も大昔に見ましたが それっきりです。
見切り発車さんも、以前伊勢参りに来たことあるんですね。