とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2022第2回信越トレイル:セクション4

2022-07-12 09:12:48 | 信越トレイル
7月の第2週目から第2回の信越トレイルだ。今回は、セクション4からセクション6を歩く予定。まずは、戸狩温泉スキー場のとん平ゲレンデまで、宿の車で送ってもらう。今回もずっといい天気が続きそうである。


ゲレンデ内の道を歩き、信越トレイルのセクション4の起点に進む。


ここが、セクション4の起点となる仏ヶ峰登山口だ。スキー場では真ん中くらいの場所となる。


ゲレンデ内は花も咲き出し、蝶々も飛んでいて昆虫採集もできそうな場所だ。


ゲレンデを抜けると、ブナの森に入っていく。


この辺りは、信越トレイルの中でも屈指のブナの森だという。美しいブナ林に目を奪われる。


仏ヶ峰を抜け小沢峠で一休み。


展望が開け、飯山市内や千曲川の流れも見える。


鍋割山1288mに到着する。鍋割山は、関田山脈の主峰で、この山のブナの樹1本で、300坪の水田を潤すほどの保水力があるのだという。水源に恵まれた山であることがよくわかる。


久々野峠から信越トレイルのコースを外れ、巨木の谷に下りていく。巨木の谷には、樹齢数百年以上というブナが林立しているという。


中でもシンボル的なブナの巨木が、「森太郎」だ。信越トレイルが制定された象徴的な場所を見に行くのがこの旅の最大のテーマであるかもしれない。


ただ、残念な事に今年の春頃、「森太郎」は老齢の為、倒壊してしまったという。それでも1時間近く藪をかき分け、倒壊した場所まで行くことが出来た。


根元から下には、倒壊した残骸が無残にも散らばっている。


残った根本の太さを見れば、いかに巨木だったのかが良くわかる。また、「森太郎」の先にあった「森姫」はさらに10年くらい前に倒壊してしまっていたそうだ。「森姫」までには行かず、引き返して久々野峠に戻る。


久々野峠からすぐに黒倉山1242mに到着する。


ブナの枝が横向きになって、道をふさいでいるような場所が次第に目立ってくる。


筒方峠に到着。この日のゴールとなる関田峠まであとわずかだ。


道は広くて歩きやすいのだが、ブナの枝が横向きになっている場所がかなり増えてきた。この辺りは、冬には積雪8mにもなるという豪雪地帯であることから、雪の重みで枝が曲がってしまうのだ。それでも折れることなく横に伸びていくというブナの生命力には驚く。




15時過ぎ、関田峠に到着する。お迎えのバスが待っていてくれてホッとする。関田峠は、上杉謙信が通ったと言われ、信濃と越後を隔てる関所があったという。


参考1.信越トレイル・セクション4の高低図&コースタイム


参考2.信越トレイル・セクション4のコースマップ