とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2022北海道・道東三山登山ツアー:3日目

2022-07-21 21:47:08 | 観光
3日目は、斜里岳に登る予定だったが、気にしていた雨雲がついに東北から北海道にかかりはじめ、ほぼ一日中雨という予報に変わっていた。山の天気指数はDと最悪で、山頂の風速は15m以上という事で斜里岳登山は断念する。3日目は、観光に徹する事にした。

斜里郡清里町の宿に泊まったので、近くの観光スポットを探すと、清里焼酎醸造所があることがわかった。宿からそう遠くもなく、工場見学もできるというので、寄ってみる事にした。

清里焼酎醸造所は、ヨーロッパのお城を想像させる外観が特徴的だ。


駐車場には、一台の車も止まっていなかったので休業中ではないかと心配したが、階段を上って受付に行ってみると、開館中だった。


工場は休日の為、稼働していなかったが、ビデオを見ながら焼酎が出来るまでの行程を見学する。


清里焼酎醸造所で出来上がった「じゃがいも焼酎」が展示されている。


醸造所の裏には、広大なジャガイモ畑が広がっている。


ジャガイモには白い花が咲くことは知っていたが、これほどまでに白い花が咲き乱れているジャガイモ畑を見たのは初めてだ。さすが北海道はスケールが違う。


清里焼酎醸造所は見学のみで、駐車場を挟んで少し先にある、きよさと情報交流施設「きよ~る」で焼酎を試飲できる。


斜里町には、北海道らしい真っすぐに続く長い道が二つほどある。「天に続く道」と「ストレートロード」だ。「きよ~る」から近い「ストレートロード」を試しに車で走ってみる事にした。


清里町~斜里町に続く道道857号線とその延長線上の道路で、直線の延長は14kmくらいある。江鳶山ろくから北のオホーツク海へ向かって下っているので、南の端っこから見下ろすと、その長さを体感できる。


その後、摩周湖を通り阿寒湖に向かうが、次第に雨が強まり、やはり登山をやめて正解だったと実感する。

阿寒湖では、阿寒湖アイヌコタンに寄っていく。阿寒湖アイヌコタンは、36戸・約120人が暮らすアイヌコタン(集落)だ。民芸品の制作・販売が行われ、入り口にある「阿寒湖アイヌシアターイコロ」では、伝統的な古式舞踏を体感することが出来る。

我々が行ったときは、「ロストカムイ」というショーが行われた。アイヌにとって、カムイ(神)と崇められるエゾオオカミが絶滅していった歴史を描いた舞踏ショーだ。デジタルアート、サウンドデザイン、ダンスなど各分野で注目を集めるクリエイターが阿寒湖に集結し、古式舞踊、現代舞踊、3DCG、7.1chサラウンドを組み合わせ、5台のプロジェクターで舞台を立体化し、誕生した新演目だという。すごい迫力で、雨の中、見に行った甲斐があった。

その後、阿寒湖畔の宿に泊まり、翌日の登山に備えた。

「2022北海道・道東三山登山ツアー:4日目阿寒岳」に続く。