とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2019白馬雪遊びツアー:スノーシューツアー

2019-02-25 20:00:18 | 山登り
今年も、白馬でスノーシューを履いて雪山をトレッキングしてきた。今回は、岩岳スノーフィールドの「ねずこの森」を歩くことになった。10人のメンバーのうち7人が参加する事になり、岩岳のゴンドラに乗って山頂に集合する。


我々メンバーと他の参加者3人も集まり、10人の参加者でスノーシュートレッキングの開始だ。ガイドの人と共に「ねずこの森」に向かう。


ねずこの森スノーシューコース入り口の看板を見てコースの中に入っていく。


ブナやネズコが立ち並ぶ森は、霧に包まれ幻想的な雰囲気だ。


ブナの木の前で、ガイドさんの説明を聞く。ブナは水を吸い上げるので、雪解けの頃は幹の中を水が流れる音が聞こえるとか、幹に触るとひんやりして冷たいという話を聞く。


シラカバの幹には「への字」の黒い線が刻まれている。これはかつて枝が出ていた箇所を示している。シラカバは紙状にはがれる白い樹皮をもっているが、枝が出た所では樹皮にひずみができ黒い皺になる。枝が枯れ落ちた後もこの「への字」は消えることがないので、おなじみの白い樹皮に黒の紋様が現れるのだ。白樺かどうかは、この「への字」があるかどうかで判断できるというわけだ。


「ねずこの森」の霧が晴れてきて、空が明るくなってきた。


雪面に動物の足跡が、付いていた。ウサギとキツネの足跡だという。とくにウサギは足跡の間隔が大きいので、走るスピードがかなり速かったのだろうというガイドさんの説明だった。ちょっとしたことで何でも分かってしまうので、さすがだなあと思った。


こちらは、カモシカの足跡。雪山を歩くといろんな動物が動き回っているのがよくわかる。


晴れてきて、踏み跡のない雪面を歩くのが気持ちよくなってきた。


東屋のあるところで、休憩だ。この辺りで積雪2mくらいだろうか。


みんなで集合写真。


こちらは、中国人のグループ。中国の会社の社員旅行らしい。旗のイラストは、筋斗雲に乗って日本に飛んできたというイメージだ。


クロベ(黒檜)の前で、ガイドさんの説明を聞く。クロベは、別名ネズコと呼ばれ、この森の名前になった。冬でも葉が落ちることなく、緑の葉が茂っている。樹皮は赤褐色で艶があり、葉は鱗状葉。花は藍色で5月頃に咲く。耐腐朽性が高く、建築・器具材に利用される。黒部という地名も、クロベの木があることからきているそうだ。


クロベ(ネズコ)の幹の上に立つKさん。この雪の積もり方は、例年と比べると少ないらしい。


ブナの木の枝に付いているモヤモヤとした塊は、ヤドリギだ。


急斜面は、尻セードで滑り降りる。雪が固く締まっているせいでうまく滑れない。


スノーシューの後は、ハクバマウンテンハーバーの雄大な展望テラスで絶景を楽しむ。残念ながら、白馬三山は、雲の中だった。


「2019白馬雪遊びツアー:栂池高原雪の祭典」に続く。