とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2019熊本城マラソンツアー:1日目日本一石段

2019-02-20 21:51:07 | 観光
16日から19日にかけて熊本城マラソン参加と島原の雲仙岳を登る旅に出かけてきた。メンバーは健脚で体力自慢のラン友が集まり5人でのツアーとなった。まずは、熊本空港に集合する。熊本空港の到着ロビーには、NHK大河ドラマ「いだてん」の主人公、金栗四三の大きなポスターが貼られている。熊本は金栗四三のふるさとだということで大々的にPRしているようである。


熊本空港に到着したのは10時過ぎで、まだ十分時間があるので、何か熊本の面白そうな場所に行ってみようと考え、日本一の石段だという釈迦院御坂遊歩道に行くことにした。何が日本一かというと、石段の段数が3333段もあることである。1時間ほど車を走らせ下益城郡美里町に到着した。石段の登り口には、日本一石段登り新人力士募集の案内看板があり、力士番付も併記されていたが、驚くべきことに横綱の人は7000回以上も登っていることが分かった。驚くべき超人がいるものである。


石段の最初の登り口に着いた。すでに最上段まで行って降りてきた人もおり、どんな感じだったか聞いてみる。やはり、3333段は半端な数じゃなく、相当きついらしい。500段くらいであきらめて戻ってきた親子もいた。登り口の標高は240m。ここから標高差600mほどを石段で登りきるわけだ。


富士山型の案内石板には、トイレの位置や休憩所の位置などが示され、挑戦する上での事前の参考になる。


「日本一の石段」と書かれた大きな石柱の下から、いよいよスタートだ。


石段の1段の高さは15センチくらいでちょうど上りやすい高さだ。幅も広く歩きやすい。


ところどころに、その場所の段数が表示されている。だんだん増えていく段数を確認しながらいけるので励みになる。また、石段はいろんな国や地域から取り寄せられた石で作られているそうだ。


後半に差し掛かったころ、石段の上に休憩所が設けられている場所があった。ただ、休憩所に上がるにも階段を何段か登らなければいけないので、これ以上余分な段数は登りたくなくなってきていたので休憩所はパスだ。


登りだして約1時間。ついに3333段の最上段に到着する。きつかったぁ。全員、ほぼ同じくらいに無事到着だ。


しかし、これで終わりではない。ここから参道を1.1キロ歩いて金海山大恩教寺釈迦院に向かう。この御坂遊歩道は、第五十代桓武天皇の病気平癒の功績により、奘善大師が延暦十八年(西暦七九九年)に開山した金海山大恩教寺釈迦院の表参道である。この由緒ある道「御坂」は、御坂遊歩道整備事業により石段で復元したもので、昭和63年3月に3333段の石段が完成し、山形県の羽黒山の2446段を抜いて日本一の段数となったという。


釈迦院は、大行寺山(釈迦岳)の頂上近くに所在し、かつては坊数75坊、末寺49院が建ち並び、西の高野山とも称された一大霊場だったという。信仰すれば、長わずらいすることがないとの事で「ぽっくり寺」とも呼ばれているそうだ。


天正年間に、キリシタン大名小西行長の寺院焼き討ちにあい、寺坊は焼きつくされ、社領も没収され衰退したが、その後、加藤清正・忠広親子により再興され、その当時に立てられた山門が今も残っている。


釈迦院でお茶を呼ばれたので、本堂の近くで弁当を食べて休憩してから下山する。上りより下りの方が、やはり膝にはこたえる。


上りは1時間ほどかかったが、下りは30分ほどで降りてしまった。ムキになって下ったせいか、一番下に着いたときは体がフラフラしていた。やはり3333段の石段往復はキツかった。


日本一の石段を無事制覇したところで、熊本市内に戻り、熊本城マラソンの受付を済ます。会場の記念写真コーナーで、フィニッシュのイメージを感じながらゴール写真を撮る。


そして、翌日は今回のメイン目的の熊本城マラソンだ。石段歩きで疲れていることもあり、早めに休むことにした。

「2019熊本城マラソンツアー:2日目熊本城マラソン」に続く。