とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

天女の羽衣伝説ウルトラマラソンツアー《長浜市内観光編その2》

2012-04-18 19:31:29 | 観光
長浜城の近くの道路には、「近江湖の辺の道(おうみうみのべのみち)」の標識が立っている。「遠州山辺の道」を彷彿させる標識に親しみを感じた。「近江湖の辺の道」がどこまで続いているのか気になった。


地下道を渡り大手門通りに入ると「豊国神社」がある。豊臣秀吉公の遺徳を偲んで町衆が建立した神社だそうだ。


豊国神社の先には、お旅所駐車場があり大きな曳山が展示されていた。この曳山は、長刀山(なぎなたやま)と呼ばれている。大きな3つの車輪が付いていて上部には太刀渡りに用いた太刀とのぼりが飾り付けられている。これだけは、子供歌舞伎を演じる曳山とは違う形だ。


4月14日~16日は日本三大山車祭りのひとつの「長浜曳山まつり」が行なわれており、まさにタイムリーな時に長浜に行ったものである。長刀山の前で、曳山まつりの衣装に身を包んだ少年と一緒に写真を撮る。


通りには、黒壁スクエアの一つ「黒壁五号館」の建物が見えていた。本当に黒い壁だ。


長浜では、3月24日から12月2日まで「長浜戦国大河ふるさと博」が行なわれており、キャラクターの「三成くん」が通りに立っていた。


曳山は全部で13基あるそうだが、まつりでは全部曳かれることはない。毎年4基ほどが曳かれ、それ以外は小屋を開放して展示だけするようになっているらしい。曳山博物館横の小屋が開放されていた。


アーケードは賑やかになってきていた。


先に進むと、前方から曳山がこちらに向かってくるのが見えた。


絢爛豪華な曳山は”動く美術館”ともいわれ、彫刻や漆・箔・飾金具など、長浜の伝統的な職人技術の粋を集めた精巧なつくりとなっている。また、背面はヨーロッパのタペストリーのような華やかな「見送り幕」が懸けられており、曳山と見事に調和している。






我々が見た曳山は、後で調べたところ高砂山(たかさござん)という名前だとわかった。道を曲がる時は、大勢で引きずるように動かすのが大変である。高さも7mほどあり、電線や建物に当らないよう屋根上には人が張り付いていた。


さて、曳山まつりのクライマックスを彩るのは「子供歌舞伎」だ。5歳から12歳くらいの男の子が衣装に身を包み、歌舞伎を演じるのである。曳山の近くにいたら、ちょうど歌舞伎を演じる少年たちが集まってきた。


可愛い子供役者が曳山の舞台に揃った。


まずは、踊りが始まる。




女形のこの子も少年なのだろうが、あまりにも艶かしい流し目にゾクッとした。




源平合戦の演目を演じているらしく、源氏や平家の武将として演じている子供たちの名演技に惜しみない声援がかけられていた。




昔、この曳山まつりの子供歌舞伎をテレビで見た記憶があったが、まさかこの長浜で見られるとは思ってもみなかった。偶然とはいえ、珍しいものを見ることができて本当にラッキーだった。子供歌舞伎を見て長浜を後にする。次は、kazukawaさんお勧めの有名なお花見スポットに向かうことにした。

天女の羽衣伝説ウルトラマラソンツアー《霞間ヶ渓お花見編》に続く。