とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

遠州山辺の道マラニック(後半)

2011-03-27 23:29:54 | マラソン
庚申寺前に戻り本ルートに入る。天竜浜名湖鉄道の踏切を渡り宮口駅へ向かう。


興覚寺から宮口六所神社へ向かう参道に入る。灯篭が立ち並ぶ見事な参道だ。



国道362号バイパスを少し走り、高根神社へ上がる支ルートに入る。高根神社への道は、短いがつづら折のちょっとした登山道である。息が切れるほどの道を上がって行くと拝殿がある。拝殿は大きいが、本殿は更にその背後にある巨岩の上に祀られている。本殿を見るためクサリ場を登っていく。


クサリ場を登りきったところに本殿がある。本殿は小さい社である。ついでにその奥にある高根山古墳も見学して戻る。帰りも怖いクサリ場を下山だ。


山道をそのまま進み金刀比羅神社に向かう。尾野地域の氏神が祀られ祭典時には巫女神楽が奉納されるそうだ。境内には、芭蕉等の句碑・歌碑が建っている。


金刀比羅神社の石段を下り旧秋葉街道を走る。


建設中の第二東名高架の下にある耳足地蔵にお参りする。耳や足を患った人が願掛けするとご利益があるという。


住宅街の細い道をくねくねと通る。標識を見落すと迷いそうだが、要所要所に標識が立てられているのでしっかり見ていけば間違える事はない。


石灰工場の横を通り、八幡大菩薩への石段へ向かう。


八幡大菩薩の裏手にはトロッコ軌道跡や昔の石灰工場跡を見ることができる。八幡大菩薩の石段を戻り反対側に回ると根堅遺跡の看板があり、この辺りで一万数千年前の浜北人の骨が発掘された事を知る。ただ、遺跡は石灰採掘で失われてしまい現在は大きな広場となっている。現在は、「岩水寺さくらの里」として整備されている場所だ。もう一週間後くらいであればお花見で賑わいそうな場所である。


上の写真の山の上に動物の影があるのがわかるだろうか。なんとカモシカがこちらを見ていた。望遠で捉えた写真だ。


岩水寺前に出る。


接待茶屋跡を通り斜めになった道標の所から再び支ルートに入る。畑や住宅の向こうに大きなサクラの木が見えてきた。見事に満開のサクラである。


もっと近くで見ようと近づいてみると、普通の民家の庭に咲いたサクラであった。あまりにも見事なのでちょっとお邪魔して記念写真を撮る。



こちらは白っぽいサクラだ。早咲きのサクラがこの辺りは多く今日のハイライトである。


林業試験場内にある向野古墳を見学する。大きな切石を組み合わせて造られた立派な横穴式石室である。


向野古墳から椎ヶ脇神社に向かう。天竜川の水が引くことを願って水神様を祀った神社だ。境内には猿出没の注意書きがある。


参道の石段を下っていくと鳥居越しに天竜川の流れが見えてくる。思いもよらぬロケーションにビックリだ。


鹿島八幡宮を経て、遠州鉄道西鹿島駅に到着する。本ルートはここが終点である。


あとは於呂神社、天浜線岩水寺駅前を通る支ルートを走る。これで「遠州山辺の道」完全走破である。その後は、本ルートの一部を再び走りこの日のゴールとなる「あらたまの湯」までひたすら走る。午後4時を少し回った頃、「あらたまの湯」の入口前に到着する。


距離は全部で30キロくらいだが、いろいろ見学しながらゆっくり回ったのでこんな時間になってしまった。今回のマラニックは、古の人々の足跡をたどるというテーマのもと行なったのでその目的は充分達成できたものと思っている。参加された方たち、お疲れ様でした。