とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

デジブック 『2010浜松姫様道中』

2010-04-04 07:00:13 | デジブック
デジブック 『2010浜松姫様道中』


平成22年4月3日(土)に、浜松市北区細江町にて第59回姫様道中が開催されました。姫様道中の行列は気賀小学校前を出発し、気賀市街から都田川桜堤、気賀関所までを優雅に練り歩きました。初めて見ましたが、満開の桜並木の下、絢爛豪華な道中がゆく様は実に見事です。いろいろ見所満載でなかなか削ることが出来ず枚数が増えてしまいました。

「姫様道中」の解説  細江町HPより

姫様道中の行列は、まず先頭に「露払侍(つゆはらいざむらい)」が立ちます。これは、行列の先に立って道を開き行列を先導する警護と先導の役割を務めたものです。次に、先端に鳥毛の飾りをつけた長い槍を持った「毛槍奴(けやりやっこ)」、道具を入れた箱を棒の先につけ、肩に担いだ道具持ち係の「箱持奴(はこもちやっこ)」、藩政を担う重役である「家老侍(かろうざむらい)」、非常時に備え身辺警護を務める「警護侍(けいござむらい)」、姫様の手伝い係の「腰元(こしもと)」と呼ばれる女性たちが続きます。この後に登場するのが姫様です。姫様は「大傘持奴(おおかさもちやっこ)」という身辺警備を務める者がさしかける柄が長い大きな赤い唐傘の下を歩くため、行列の中央から離れたところで見物していてもその存在位置がすぐにわかります。姫様の後には大奥の奥女中の中でも最高位の身分を持つ「上臈(じょうろう)」と呼ばれるお側付きが続き、次いで姫様の近くに仕え身の回り品(主に化粧品類など)を持つ「小姓(こしょう)」、幕府や大名に召し抱えられた「典医(てんい)」と呼ばれる医者、来客の接待をする「茶坊主(ちゃぼうず)」、姫様が乗る駕籠を担ぐ「駕籠奴(かごやっこ)」(もちろん駕籠を担いで登場します)、再び「腰元」が数名、衣服や調度品などを入れる蓋付きの大きな箱を運ぶ「長持奴(ながもちやっこ)」、供として従う「供侍(ともざむらい)」がならび、しんがりは槍を持った「槍持(やりもち)」が務めます。