Go The Distance!

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ウッドキャビンの部屋にようこそ!

今シーズンの課題

2010-05-16 06:45:54 | トライアスロン
レースから1週間経ってしまいました
社会人トライアスリートの方も同じように日常の仕事をこなし
隙間の時間でトレーニング、日程調整をしてレースに望んでいることかと思います

私はどうも要領が悪くて
レース前に処理し切れなかった仕事と
レース後の疲労回復(これは自業自得です)に時間がかかってしまい
今週は特に忙しかった
もう少し自己管理がしっかり出来てないとダメです
反省

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さて、話は戻って先週の土曜日レース前日

この日は昼間での仕事で出勤しなくてはいけなかったので
朝トレで
40分 jog / RP走 2km
で最終調整
2日前のマッサージが聞いているようで気持ちよく走れた



午前の仕事では断崖絶壁を2時間歩いた。



そんなところ歩くとは聞かされていなかったので、普通に仕事用ショルダーバック(15キロ以上)で行ってしまった。



何ももたずに行ったら大したことなかった思うが、この負荷は半端ない…。



思わぬ負荷でたっぷり疲れた。



輪行袋に入れた自転車(列車内にて)

おまけにレース会場までの移動手段だった列車内は、
5月なのにクーラーをガンガンにつけている。

列車に乗り込みすぐに寝てしまったのだが、あまりの寒さに途中で起きた

急いで上着を羽織るが…風邪引いたかも…一瞬よぎる不安



現地到着するなり、すぐにタクシーに乗り込み会場へ

前日受付と車検を済ませなければならない



すべて終了したのが、午後7時をまわっていた



こちら(この国の首都)で生活するトライアスロン仲間との
久々の再開を喜ぶまもなくすぐにマッサージを受けにいく

レース前なのに足がパンパンだ
朝の軽い足取りが遠い昔のようだ



向った先が日本で言うところの歌舞伎町みたいなところ
眠らない街です



YOMEは「王シュークリーム」なるものを見つけて瞳を輝かせていました



ご満悦らしい



雑誌などにも取り上げられ、有名人もお忍びで来ると有名なマッサージ屋さん



マッサージの方は…
残念ながら、痛いばかりでかえって足によくなかった

この時点で11時をまわていた



大会本部が設置してあるホテル
今夜はここに泊まります

まもなく日付が変わりそう
やばい睡眠不足になってしまう…と床へ



翌日、日曜日レース当日

7時スタートなので、
3時間前の4時起きしたかったのだが、
あまりに眠いので、二度寝

レース2時間前、起床

そろそろ食事をとらないとまずい

ところが数口胃に(オニギリ、オレンジジュース)流し込むと…
急に寒気がしてきた

だんだん寒気が酷くなり
じっとしていることができなくなる

温かいスープ飲んだりするが効果なし

しばらく布団にくるまっている

YOMEが浴槽に湯を張ってくれたので入ると
少しだけ体の固さがほぐれたようだ

湯から上がると
スポーツバルム(イエロー2番)塗って、ウェアを着て準備にとりかかる

時刻は6時を回っている

会場ではナンバリングが始まっている

会場まではホテルから10分ほど
いそいで会場に向う



会場到着6時半

スタート30分前



ナンバリングは用意されていたシールではっている時間がなく
係員の方がペンで肩に一箇所ナンバーを記入するのみとなった

この段階で残り15分



トランジットエリアにランとバイクの準備を済ませて
ウェットを持って、スイムエリアに向う



残り5分でようやくスイム会場へ


地元のトライアスロンクラブの仲間と



アップなどまったく出来ずラインに並ぶ

私のグループは5番目(1分間隔)のスタート

スタートしてすぐに、バトルスイム!

でも昨年10月のウルジンほどではない

川の水温は、予想以上に冷たく足先や指先が痛いほど

ワセリンを塗るために選手に渡されていたゴム手袋をして泳いでいる人もいるぐらいだ

自分と同じくらいのスピードの人を探したが見当たらず
折り返しポイントをすぎた(スイムは1ラップ)

川は何だが油くさい

折り返し後からようやく肩がまわるようになってきた

不思議なことだが、リカバリースイムの時に意識していた
オーバーグラインド、プルのかきなどの動きが自然とできたこと
これは練習のたまものかもしれない

思っていたよりも早く(タイムが早い訳ではない)スイムが終わった

もう少し続いていたら、足を攣るところだった
実際、何人も足を攣って(こむら返り)途中リタイアしていたほどだ



上がってみると体の感覚がオカシイ



寒くて体の感覚がなくなっている



トラジットでウェットを脱ぐと、寒さでメットもかぶれないくらい震えている

こんな状態でどこまで走れるか分からないが、
自分の意思とは無関係にバイクの準備をすませて
ラックからバイクをとバイクの乗車ポジションに向っている自分がいる



自分の身体が本能的に動いている感じだ
それをとても客観的に見ている自分がいる

不思議な感じだ

バイクスタート
あまりにも寒くてしっかりハンドルが握れない

身体を温めるためにも
ギアをアウターからインナーに入れて高回転で回してみる…まったく効果なし

身体が温まるどころかあいかわらず感覚が戻ってこない



それならば…どんなポジションでも痛みは感じないだろうと
DHバースタイルでクルクルまわす
カーブは下ハンでまわす
スイムで先行していた集団をどんどん抜いていく

20分ほどると、高速道路に入り(通行規制で自転車のみ走っています)
ギアをアウターに入れて、回す回す

前回のウルジンでの大会では、
集団でドラフティングしながら走行してしまい、
結果タイムが悪かったこともあったので、
風除けにされようがおかまいなしで自分のペースで走った

ただ、最初のうちは、感覚がもどってこない…
自分の身体なのに誰かが勝手に自分の身体を動かしているような感じだった
何と言うか現実感ない
痛みもない(寒かったが)
落車したら感覚がもどるかなぁ…とボーっと考えてしまうぐらいだった

例によって
「抜きはしたが抜かれなかった」状態で100人以上は抜いたと思う

40分ほど過ぎて後ろから
「シャー」とカーボンホイール独特の音が背後からしてきた

バイクの特急集団に一旦吸収される

本来ドラフティング禁止のはずなのに
集団で先頭交替して回しているのだからペースも上がるのだろう
メンバーは国内の方5・6人、
海外の方、3・4人の10人前後のグループ

コース取りがメチャクチャで外国人が怒っていました(私も外国人だが)

私の方は、集団のペースは気にしないで
あくまで自分のペース
…というか限界ギリギリで走った

この集団
スピードにムラがあるので、速度が上がったり、下がったり

平地では先行されることもあったが、登りに入るとすぐに落ちる

それを繰り返すたびにだんだ人数がけずられ、トランジット近くでは後方に下がっていた



バイクの後車ポイントがよくわからなかったので、シューズは脱がず直前までこいでいた



少し身体も温まってきたところだ



バイクを指定されたラックにセット



ランスタート

スイムの遅れがどれぐらい取り戻せたのか分からないが
ランでもタイムを稼ぎたいところ

今回はラン2ラップ(2周回)



バイク同様、「抜きはしたが抜かれはしなかった」で細い対面通行の道を前々へ走る



最初の折り返し過ぎて、ふたたびスタート地点への折り返しポイントへ



とここで、係員の人が別のコースを指差して
「ツバキ!ツバキ!」と叫んでいる
ツバキ?何じゃそりゃ?係員に尋ねるが、英語があまり通じない
あまり止まっているわけにもいかないのでそのまま走ることにした

しばらく走り、まもなく2往復目の折り返しのあたりで
右手の100Mほど離れた川沿いに同じくゼッケンをつけて走るアスリートの列が見えた

え、どういうことだ?嫌な予感した
通常トライアスロンのランでは、
周回を重ねるたびにセンサー(足につけたチップに反応する)を通過(大体折り返しポイント)するか
輪ゴム(折り返しポイントで配っている)を周回分手につけるなど決められた周回数を走りきったかどうかを確かめる
今回の場合は、1周目にも2周目に入ってからも
センサーも通過してなければ、輪ゴムももらっていない
…ということは、別に(2周目)コースがあって、センサーを通過する等していたのではないだろうか…
そうでもなければ走った距離を証明できない
現に右手に見えるランの人数はかなりいる



迷った
ここでスタート地点まで引き返してセンサーを通過する…
そのまま走りきって、審判に事情を説明する
完走を認められなかった場合はそのままもう一周走る…

正直、ここで戻ったらかなりのタイムロスだ

さんざん迷ったが、たとえ失格でもこのまま走ってゴールすることにした

今回はそもそもタイム狙いではないし
シーズン初のレース感覚を取り戻すための参加だ
たとえ失格でもタイムは参考になる

…とはいえ失格を覚悟しながら走るのは、なかなか厳しいものがある

それでも、これほど追い込めるのはレースならではのメリットなので
ペースを上げて後半も走る

ゴール間際で待っていたYOMEに
「悪い、失格かもしれない」
と告げる



スタート付近の折り返しポイントをふたたび通過し
ゴールへとコースを変え、そのままゴールラインへ



すぐに係員に「失格です」とか「距離が足りません」とか言われるかと思ったら
完走メダルをもらい、ボトルの水をもらった
完走できたのか?

不安ではあったが、何かあったら放送で呼び出されるだろう
とういことで併設されている各ショップのブースに顔を出した

スキンズとスントのブースがあったので、のぞいて見る

すると、見たこともないスキンズのトライアスロンウェアが展示されている!
スキンズを普段から愛用している私には朗報!
すぐに試着させてもらう

昨年までは全てSサイズのものを使っていたが
どうも大きいというかルーズな感じがして、XSで試着してみる

これが実に快適にフィット



ショップの方に聞くと、日本でもアメリカでも(5月9日現在)販売されていないらしい
今回、この世界大会に合わせて、先行販売されたとか

ここで、ショップの方から
今度オーストラリアで行われるスキンズ本社(オーストラリア)で流すプロモーションビデオに出場してほしいとのお願いありました
この国の言葉は話せないと言うと英語でもいいということなので、了解しました



ランやバイクで使っていることや就寝時に着用して寝ると次の日にリカバリーが期待できること、
これからはトライアスロンウェアも利用していきたい…なんてことを話しました
どんな風に編集されるのやら

その後、トライアスリート仲間で今回のレースに出場していたブルース君より電話があり、弁当が配られているので、一緒に食べようとのことでした



ブルース君たち地元トライアスロン仲間と弁当を食べていると
放送で入賞者のゼッケンが流れていた。30歳~34歳の部でブルース君が2位入賞!
本人は「運が良かった」なんて言っていたが、実力です
ブルース君は本当に強くなった
苦手だったバイクとランのトレーニングを重ねて、スイムで鍛えた筋力を上手に使い、バイクに生かして平地では私以上に速くなった

ライバル登場ってところでしょうか

私の方は、全然ダメまったく入賞に絡めなかった
肩のケガから、先月の体調不良とベストの状態ではなかったのも分かっている
でも、タイム以上に得るものはあった

その一つが、自分の弱点
まずは、体重だ
軽すぎる
アイアンマンでトップ20に入る選手は、BMIが20~25に対して体脂肪が7%前後
私の場合、BMIが18で体脂肪が5~7%、筋肉量が足りなすぎるのだ
昨年末から3月にかけて、フルマラソンでサブスリー達成を目指して走りこんだ結果
ランはそこそこ強くなったが、ラン専門の体形になってしまったようだ

大腿四等筋を酷使するバイクパートと
ハムストリングを中心に大腿四等筋でサポートするランでは、使う筋肉が違う

今のままでは、アイアンマンディスタンスでも、
スイムで遅れ、バイクでそこそこ遅れを取り戻し、ランで抜き返す
このいつも戦法では上位にはくい込めない

筋量を増やせば、ランに影響を与えるかもしれないが、
今年は、アイアンマンにこだわっていきたい

今シーズン終わって、やはり自分にもアイアンマンは向いていないと思ったら、
ラン中心のメニューに戻せばいいことだ

3週間後には、ほぼアイアンマンディスタンスと同じくらいの距離のレースが控えている

ここでどこまで出来るかわからないが、8月のレースまでに体脂肪を維持しながら
体重(筋肉量)を増やしていきたい



レース結果には決して満足できてない
頭の中ではもう次のレースのことを考えていた



ちょうど向こうでは、表彰式が始まっている
悔しい
その思いで一杯だ



駅構内で疲れ果てているトコロ
YOMEに盗撮されました

二日後レースのリザルトが出ていました

スイム 35分47秒
バイク 1時間2分11秒
ラン 21分55秒
総合タイム 2時間3分44秒

総合順位17位

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8 コメント

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Unknown (yoz4444)
2010-05-16 21:55:10
なるほど。35分も泳ぐですか。しかも油っぽい。キツイっすね。このブログを読んでいて、だんだん慣れてきましたよ。面白くなってきました。お弁当には韓国のりがつくのね。ふふふ。目指せ上位入賞!君ならできる!
返信する
Unknown (ウッドキャビン)
2010-05-16 22:37:31
>yoz4444さん

ありがとうございます
来月のレースでは3キロ泳ぐので、
1時間以上泳ぐと思います
自分で言っていて恐ろしくなってきます
トライアスロンは今後も続けていきたいのですが
距離(ショート、オリピックディスタンス、ミドル、アイアンマンディスタンス)で自分に合っているものを見つけたいと思っています
入賞は…
スイムのタイムを何とかすること
バイクのタイム向上
スタミナ向上(筋力量増)
の3つが何とかなれば手の届くところだと思っています
返信する
Unknown (たぐ)
2010-05-17 20:05:54
お疲れ様です
今回はオリンピックディスタンス?ですか?
返信する
Unknown (ウッドキャビン)
2010-05-17 21:21:39
>たぐちゃん

ブログ見ましたよ
そちらもトライアスリートな日々をすごしているようですね
今回はオリンピックディスタンスでした
スイムのタイムについては…何も言わないでください…
返信する
Unknown (たぐ)
2010-05-17 23:52:38
スイムタイムよりランタイムの方が気になりました。
51.5のオリンピックという事はランは10kmですよね!?
タイムが21分...←凄い
返信する
Unknown (ウッドキャビン)
2010-05-18 00:16:45
>たぐちゃん

タイムが21分...←凄い

すいません
説明が足りませんでした
大会本部からのHPにランの距離が足りなかったことをお詫びする内容の文面が載ってました

http://www.triathlon.or.kr/comm/gongji_view.asp

런 코스 거리 부족
(ラン距離不足)

どれくらい足りなかったは記載されていませんでした

http://www.triathlon.or.kr/comm/gongji_view.asp

런 반환을 싸이클 반환점에서 반환시킨 점
-> 런 디렉터를 포함한 심판진과 자원봉사자의 인도 오류
(ランの折り返しポイントをバイクの折り返しポイントで誘導してしまった件
- >ランディレクターを含む、審判陣とボランティアの間のヒューマンエラー

ということでした
ITU絡みのレースでこれだからな…

10月に同じくITUの大会が
この国でもあり(オリンピックディスタンス)
そちらの方もエントリー済みなのですが
この分だと不安が残りますね
返信する
Unknown (BK)
2010-05-19 12:44:13
万全、とはいえないコンディションの中での自己ベスト、おめでとうございます。
これからのご活躍も楽しみに拝見させていただきます。

しかし、体脂肪率5%ですか、、、BMI23、体脂肪率16%の私からすると遠い世界のお話のようです。
やはり夏でも冷えやすいのでしょうか。
返信する
Unknown (ウッドキャビン)
2010-05-20 17:54:18
>BKさん

ありがとうございます
正確にはランの距離が足りなかったようなので
自己ベストとは言い難くなってきましたが
うまく調整できなかったわりには
それなりにこなすことができたのかなと思います

>夏でも冷えやすいのでしょうか

はい
人一倍寒がりです
プールでは1時間以上泳げません
やはり体重を落としていると
病気になりやすいし、スタミナも落ちるようです
今は、プロテイン摂取や食べ物も
必要なものであれば、食べるようにして
体重を増やそうとしております
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