昨日は
3.11から十年目という
節目(せつもく)であった。

勤務校に到着すると、
澄みわたる弥生の空を背景に
白地に赤く染まった日の丸が
弔旗として掲揚されていた。
コロナ禍の今、
全校集会は放送で行われ、
全校生が教室で起立し、
一分間の黙とうを捧げ、
その後、学校長の訓示があった。
自分も
仕事の手をとめて、
生徒・職員共々、
黙とうを捧げた。
ほんの10年前に
2万2千もの尊い人命が
失われた大災害であった。
今現在も、
大規模余震の頻発にも
常時、備えなければならず、
原発事故処理の進捗も
モニタリングし続けなければならない。
そこに
感染症対策も気が抜けず、
まことに、緊張感のある
老後と余生である。

そんな
ピリピリとするような日常に
「天国」のような三日間を
愛孫のリク坊と共に
体験させてもらったのは、
有り難き事の極みであった。
出会いの大いなる喜びは、
別れの大いなる哀しみでもあったが、
そのどちらも体験させてくれて、
あの小さな人に
心理師として人間として
成長させてもらった気がした。
ありがとね。
リク坊ちゃん。

ご主人が入院中で
失意の生活を送っていた
齢八十の叔母も
リク坊の可愛さと
生命力の溌剌さに
すっかり活力を得て、
「絵本買ってきたから
リク坊ちゃんに送ってあげて」
と嬉々として
電話をよこした(笑)。

孫ロスと
待ったなしの多忙な臨床とで、
心身共に疲弊気味だが、
YouTubeで
ソーちゃんの新しい
「伊右衛門」のCMを見て
だいぶ癒された。
共演する芦田 愛菜ちゃんとの
スペシャル対談も微笑ましく、
16と18の才人の二人は
年柄も近く、人柄も似ていて
お似合いのカップルだなと
以前から思っていた。
羽生ちゃんと
畠田 理恵が結婚したように、
ソーちゃん/マナちゃんも
国民の誰もが納得する
カップリングである。
小柄なマナちゃんと並ぶと、
ソーちゃんのガタイがいいのに驚く。
別バージョンで、
本木 雅弘との
共演後の対談では、
モッくんが
「想像していたよりも、
藤井さんがガッチリしていて、
地に足が付いていたのが
意外だった…」
と感想をもらした。

3.11来、ずっと
支援物資を送り続けてくれている
元・同僚でギター弟子でもある
赤穂在住のガッチャンから、
ハーブティーとマヌカハニーの
セットを頂戴した。
ブログを見てくれていて、
慢性気管支炎が続いてるので、
蜂蜜ティーを選んでくれたようだ。
そのお気遣いは
有り難く、いつも、
令状メールでは、
「感謝感激アメアラレ」
という、しょーもない
定型句で謝意を示している(笑)。
きのうも
3.11の記憶が
おぼろげだという
JCふたりに、
震災当時の様子を
「語り部」爺となって
講釈師のように語って聞かせた。
現実の地獄を見た者だけが
語れるリアルさ、迫真性に、
子どもたちは圧倒され
涙を浮かべていた。
ガッチャンの元・自衛官の御主人が、
遠路はるばる、赤穂から
20㎏近い支援物資を
自衛隊の迷彩バッグに
キチキチに詰めて
東京からバスを乗り継いで
福島まで来てくだすった美談物語も
語られた。
***
新潟在住のギター部の先輩
ヒロミさんから、
ナッちゃんが6年在学した
かの地を離れるに際し、
懐かしい『マドンナ』を頂戴した。
在京中には、
しばしばターフェル・ヴァィン
(テーブル・ワイン)として
愛飲していたものなので、
カミさんも
「久しぶりで、懐かしいねぇ…」
と、しみじみ味わっていた。
ワインラックから取り出し、
大きな陶器に氷水を張って、
ゆっくりと冷やした。
3.11の晩でもあり、
リク坊が帰ったばかりでもあり、
何となく
「聖母の乳/リープフラウミルヒ」
と言われる一本に
手が伸びた。
家族三人で
3.11追悼とリク坊ちゃんの
健やかな成長を祈る気持ちで
献杯・乾杯した。
3.11から十年目という
節目(せつもく)であった。

勤務校に到着すると、
澄みわたる弥生の空を背景に
白地に赤く染まった日の丸が
弔旗として掲揚されていた。
コロナ禍の今、
全校集会は放送で行われ、
全校生が教室で起立し、
一分間の黙とうを捧げ、
その後、学校長の訓示があった。
自分も
仕事の手をとめて、
生徒・職員共々、
黙とうを捧げた。
ほんの10年前に
2万2千もの尊い人命が
失われた大災害であった。
今現在も、
大規模余震の頻発にも
常時、備えなければならず、
原発事故処理の進捗も
モニタリングし続けなければならない。
そこに
感染症対策も気が抜けず、
まことに、緊張感のある
老後と余生である。

そんな
ピリピリとするような日常に
「天国」のような三日間を
愛孫のリク坊と共に
体験させてもらったのは、
有り難き事の極みであった。
出会いの大いなる喜びは、
別れの大いなる哀しみでもあったが、
そのどちらも体験させてくれて、
あの小さな人に
心理師として人間として
成長させてもらった気がした。
ありがとね。
リク坊ちゃん。

ご主人が入院中で
失意の生活を送っていた
齢八十の叔母も
リク坊の可愛さと
生命力の溌剌さに
すっかり活力を得て、
「絵本買ってきたから
リク坊ちゃんに送ってあげて」
と嬉々として
電話をよこした(笑)。

孫ロスと
待ったなしの多忙な臨床とで、
心身共に疲弊気味だが、
YouTubeで
ソーちゃんの新しい
「伊右衛門」のCMを見て
だいぶ癒された。
共演する芦田 愛菜ちゃんとの
スペシャル対談も微笑ましく、
16と18の才人の二人は
年柄も近く、人柄も似ていて
お似合いのカップルだなと
以前から思っていた。
羽生ちゃんと
畠田 理恵が結婚したように、
ソーちゃん/マナちゃんも
国民の誰もが納得する
カップリングである。
小柄なマナちゃんと並ぶと、
ソーちゃんのガタイがいいのに驚く。
別バージョンで、
本木 雅弘との
共演後の対談では、
モッくんが
「想像していたよりも、
藤井さんがガッチリしていて、
地に足が付いていたのが
意外だった…」
と感想をもらした。

3.11来、ずっと
支援物資を送り続けてくれている
元・同僚でギター弟子でもある
赤穂在住のガッチャンから、
ハーブティーとマヌカハニーの
セットを頂戴した。
ブログを見てくれていて、
慢性気管支炎が続いてるので、
蜂蜜ティーを選んでくれたようだ。
そのお気遣いは
有り難く、いつも、
令状メールでは、
「感謝感激アメアラレ」
という、しょーもない
定型句で謝意を示している(笑)。
きのうも
3.11の記憶が
おぼろげだという
JCふたりに、
震災当時の様子を
「語り部」爺となって
講釈師のように語って聞かせた。
現実の地獄を見た者だけが
語れるリアルさ、迫真性に、
子どもたちは圧倒され
涙を浮かべていた。
ガッチャンの元・自衛官の御主人が、
遠路はるばる、赤穂から
20㎏近い支援物資を
自衛隊の迷彩バッグに
キチキチに詰めて
東京からバスを乗り継いで
福島まで来てくだすった美談物語も
語られた。
***
新潟在住のギター部の先輩
ヒロミさんから、
ナッちゃんが6年在学した
かの地を離れるに際し、
懐かしい『マドンナ』を頂戴した。
在京中には、
しばしばターフェル・ヴァィン
(テーブル・ワイン)として
愛飲していたものなので、
カミさんも
「久しぶりで、懐かしいねぇ…」
と、しみじみ味わっていた。
ワインラックから取り出し、
大きな陶器に氷水を張って、
ゆっくりと冷やした。
3.11の晩でもあり、
リク坊が帰ったばかりでもあり、
何となく
「聖母の乳/リープフラウミルヒ」
と言われる一本に
手が伸びた。
家族三人で
3.11追悼とリク坊ちゃんの
健やかな成長を祈る気持ちで
献杯・乾杯した。