『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

暇人、料理す・・・

2020-10-31 06:33:00 | 食物・飲物
今日は
Y中の文化祭で
生徒たちが
様々な発表をするので、
出勤日ではないが、
なにせ全校生3人の
被災特別地区校なので
職員として参加して
盛り上げてあげなくてはと
思っている。

夜は
帰路にあるカフェ・レストランで
先生方と打ち上げ会があり、
それにも参加してくる。

なので、
ちったぁイイ恰好に
コーデしていこうと
昨日から組み合わせを
考えていた。

前もって予約注文用の
メニューを配られてたので、
以前にマダムが自慢してた
「ポーク・カレー」にしたが、
スリーピースを着て
カレーを喰うのもなんだから
すこし砕けたカッコにした(笑)。


糖質制限食餌療法
三日目だが、
効果てきめんなのか
1.5㎏も急減して
脂肪が燃えてるような
不思議な体感がある。

カラダも
ビックリしてるのか
オシリ痛も
きのうは少し和らいで、
なんだかちっと
イイ感じである。





プチ鬱気味ではあるが、
それでも、空元気を出して
茶室に電熱器をセットしてみた。

電気コードを
客席から見えないように
手前畳の縁に
潜り込ませて
カムフラージュした。

風炉の火口から
コードを出したので、
グルリと90度回転させて
正面からは火鉢みたいな
格好になった。

小火騒動で
焼け焦げた畳には
色違いのカラー煉瓦を敷き
モダンを装ったが、
風炉の焼け焦げ跡は
景色のひとつとして
見立てることにした。

風炉先屏風の代用スダレにも
以前に、バーナーで
炭を熾(おこ)そうとして
うっかり引火した跡が
残っている(笑)。

ものすごい勢いで
枯れた簾が燃え出したので、
その時も慌てたものである(笑)。

今では、
「洒落札」然とした
「火の用心」札が
その上に赤々と貼ってある(笑)。

本格を志し、
無粋を嫌う自分が、
まさか電熱器を
使う日が来るとは
思いもしなかった。

それでも、
炭を洗って干す手間やら
火をおこす手間やら
消火の手間が省け、
安定した火力をキープできる
というメリットを取った。

茶人としては堕落したなぁ…
と、忸怩たる思いも
ないわけではない。

でも、
炭を洗わずに
ガスコンロで着火させてた時には
パチリッ! と爆(は)ぜた
火のついた破片が
右瞼を直撃したこともあり、
危ない思いもした。

それが、
スイッチひとつで
安全に電熱線が真っ赤になって
釜がシュンシュンと
松風の音をさせるのも、
ま、いっか…
と思うことにした。





糖質は制限しても
タンパク質や他の栄養素は
しっかり摂らないと
サルコぺニア(筋喪失)や
フレイル(虚弱)になるので、
パン抜きでの
“こってり”フレンチを作った。

スーパーで
「生鱈」の白子の付いた
鮮度のよいものがあったので、
調理を楽しみながら
三種こしらえて
“ぼっち試食”ランチした。

フレンチで鱈は
「キャビョ」「モリュ」
というが、
水っぽい魚なので
あまり高級魚扱いはされず、
ブイヤベースのような
煮込みに使われることが多い。

それを小麦粉を振って
ムニエルにしてみたが、
やっぱし水っぽい欠点は
「焼き」では
どうもならんかった。

ただ、
白子だけは
カリリと焼けて、
中はトロットロの
最高の食感と味であった。

鮮度がよかったので
臭みが全くなく、
サフランと生クリームの
ソースにも
白ワインにも
よく合った。






プチ・スキレットでは
無花果を敷いて火入れしたものに
サフランソースで軽く煮込んだ物を
ドレッセしてみた。

焼き無花果との相性は
イマイチだった(笑)。





残った三切れは
冷凍ストックしてあった
フュメ・ド・ポワソン
(魚の出汁)で
ジックリと煮込んで、
生クリームとバターでコクを出し、
最後に煮詰めたサフランソースを
かけ回した。

三品の中では、
やっぱし、これが、
いちばん水っぽい素材に合った
調理法だった。

マルセイユの郷土料理の
技法であるが、
“伝統”というものは
人々の試行錯誤による
経験則の結果なのだなぁ…
と改めて思った次第である。






コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 発狂後・・・ | トップ | 文化祭 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

食物・飲物」カテゴリの最新記事