『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

ソータ・デイ

2018-08-29 05:04:00 | 趣味
今週はソータ・ウィークで、
日曜の『アベマ戦』にはじまり、
昨日の順位戦、31日の新人王戦と、
対局中継が目白押しなので
ソーシアン(ファン)としては
嬉しい限りである。

心理屋の間では、
フロイト派→フロイディアン、
ユング派→ユンギャン、
ロジャース派→ロジェリアン、
などと称すので、
ソータ派→ソーシアン
となる。




アベマ戦では、
チェスクロック戦という
特別ルールで、
持ち時間5分の超早指しで、
反射神経の勝負でもあった。

相手は高見叡王だったが、
ベストオブ3局マッチで、
2-1でソータが制した。

5歳からの11年間で
何万局と指しているのだろうから、
一手5秒でも
間違いなく直感で
最善手を指し続けるのは
驚異的である。

昨日の青野九段との
順位戦では、
双方持ち時間合わせて12時間の
本格の半日戦だったが、
対局の中盤には
圧倒的優勢から勝勢になり
ソータは持ち時間2・5時間を
余しての楽勝だった。

早い段階での
「投了」も有り得る
敗着の一局だったが、
九段の65才の意地なのか
時間を使いきるまで指し、
プロとして「棋譜を汚した」という
ファンの批判コメントもあった。

解説者や視聴者のコメントで、
「無慈悲な16歳」
「鬼高校生」
と揶揄され畏怖されるほどの
勝負師としての
厳しい指し手を連発し、
老九段の緩手を咎めた。

それは、まるで、
棋界に彗星のごと登場した
≪四百年に一人の天才≫が
昭和世代の旧棋士たちに
「引導を渡す」
世代交代の通過儀礼を
見るかのようであった。

この日の対局では、
いつものように、
年長者、高段者に敬意を表し、
20分前に下座に着座して
精神を集中し決戦を待つ
稀代の天才少年棋士に対して、
元理事の老九段は6分遅刻して
三倍の18分のペナルティで開始された。

敗戦後の生コメには
「大事な棋戦に
遅刻してくるようでは、
もう勝敗以前・・・」
という厳しい評論も多々あった。

棋界の歴代勝率第一位の
ソータに対しては、
他の棋士たちも
襟を正して
「藤井くん」ではなく
「藤井先生」とマジで
呼ぶようになってきた。

≪四百年に一人の天才≫
というのも
棋界から出た称号なのである。

年老いても
自分を凌ぐ若い才能には
敬意を表したい、
と自戒させられた棋戦でもあった。




昼食・夕食を交えての
14時間もの棋戦では、
一手に1時間の長考もあるので、
その間は仕事や勉強、
編曲なぞをやっている。

昨晩は、
カレーにトッピングする
ピスタチオの殻むきをしながらの
観戦だった。

これを炒ってから
擂鉢に入れて
カミさんに擂粉木棒で
ドッコン、ドッコン潰させた。

とたんに
得も言えぬナッティな香りが
キッチンに広がり、
タイ風カレーのフレーバーと
マリアージュして、
エスニック・レストランのような
アロマチックな晩餐になった。





連載終了した日に
最高の8459アクセスを
記録した心理サイトが、
2週間して昨日は9470で
記録更新していた。

ワンクリックで
アクセス数が確認できるので、
これまでも、連載終了物は、
反響を見るのに
ひと月ほどは様子を見ている。

なんといっても、
人様に読まれてこそ
書き手としては
モチベーションが上がるので、
終わった事は振り返るまい
とは思いながらも、
次の連載物のネタを考えながら、
新しい創作のエネルギー源として
カウンターをチラ見している。





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