『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

古楽器パーツ

2021-11-07 06:21:00 | 楽器製作
先週から
右の上腕部に疼痛を感じ、
Mセンセの接骨院に
治療に通っている。

三日間の
理学療法で
すこし痛みが和らいだが、
まだ、痛みの芯が残っている。

我が家の重い鍵盤のピアノで
ガシガシ練習してたので、
上腕部に負担が掛かったのではと
察している。

練習前の準備体操や
練習後のストレッチを怠ったのも
筋肉が硬化して老廃物が溜まった
原因になったようである。






きのうは
午前のカウンセリグを終えてから、
また休日の"ぼっちランチ"を
創った。

グリルパンで
カジキマグロと
ジゴダニョー(仔羊腿)を
グリヤードして、
作り置きのトマト・クーリとで
散らし盛りにした。

最近のドレッセ(盛り込み)の
課題として、古典的な
ピエスモンテ(中央山盛り)から
なんとか、山水画のような
空間を活かした
オダシュゥ(斬新/audacieux)な
表現を試みているが、
センスがないのか
なかなか巧くいかない。

( ;∀;)





午後からの予約時間まで、
チェンバロを弾きながら
まったり過ごした。

先日の研修会での
自己紹介で、
「趣味は楽器を演奏することです」
と言ったら、
「どんな楽器ですか?」
とツッコマレ、
思わず
「今は、チェンバロをやってます」
と言ったら、
「エーッ?!」
と驚きの声があがった(笑)。

なんだか、
大それた発言をしたみたいだったが、
(おれ、ウソ言ってないもんね…)
と、脳内で
まんざら大ボラ吹いてないよね、
と自己弁護していた(笑)。



午後から受験生JKの
Nちゃんが来て、
手作りのガトーショコラと
ケーキ屋さんのタルトを
手土産に持って来てくれた。

なので、
うちでいちばん高級な
Wedgwoodのオーヴァルと
『フローランタイン』を出して
デセールとしてドレッセした。

どちらも
美味しく頂きながらの
アフタヌーン・ティーのような
まったりカウンセリングになった(笑)。






チェンバロの53番弦が
単独でも「唸り」が生じるので、
弦に傷があるか指でつまんで
滑らしてチェックしてみたら、
途中にザラついた部分があり、
そこをコンパウンドで磨いて
均等な太さになるようにならした。

そしたら、
唸りがなくなってくれた。

これは、
ギターやリュートでも
時折、起こる現象で、
フレットに当たる部分の弦が
わずかに凹んだりすると
それで音程が狂うのである。

時折、新品の弦でも
組成密度の偏度により
音程が正確にとれず
調弦ができないケースがある。

かつて専門誌の
『現代ギター』で
市販の全ての弦を
オシロスコープを用いて
その狂いの程度を検査して
公表したことがあったが、
後々、メーカーから編集部に
クレームが入ったと聞く。

『現ギ』誌の英断には
敬意を表するが、
メーカーも欠点を
曝けだされたら
たまったもんじゃないだろう(笑)。

でも、ギタリストとして
経験上、狂いの多い弦メーカーは
やっぱり…と、合点がいったのも
事実である。

市販のチェンバロ弦が
1本1000円と高価なので、
その代用になるはずだと
ゲージを測定して
アマゾンにエレキギター用の
スーパーライトという
250円のものを
アマゾンに注文してみた。

太さと材質が同じであれば、
物理的に代用可能なはずである。






チェンバロ修復で
古楽器製作熱が
すこし蘇ってきて、
作り置きのまま
何年もほったらかしだった
リュートのボウルバック(胴体)と
表面板を合わせてみようかと
古楽器工房に入った。

リヴ(笹型裏板)の接合が雑なので、
これでは売りには出せないが、
自分用の一台として
シングル弦のリュートフォルテか
大型のテオルボにしようか
思案している処である。




老後の気慰みとして
書室を設えて
毎日半時は籠って
せっせと古典の臨書をしている。

半紙だと
いちいち置き換えるのが
面倒なので、
障子紙(美濃紙)を買ってきて、
ロール状のまま
巻き取る方法で稽古している。

20mほどあるから、
一本使いきるのには
ひと月くらいもつのがいい。

書き上げたものは
反古にせず
巻物風にして棚に保管し、
十分に乾ききって
墨色や顔彩色が出た頃に、
端から拡げてみて、
巧く美しく書けて
「手本」になりそうなものを
切り出して色紙に貼る。

何千、何万字と書いてると、
その中に、奇跡的に
手本とした書聖たちの
筆致に近いものが
顕われる事がある。

自分の手で書いたものなのに、
まるで、王羲之(おうぎし)が
乗り移ったような一字を発見すると
驚きと喜びを同時に味わえる。

そんな書の楽しみ方は
あまり教室では
おせーないだろう(笑)。



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