『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

子泣きジジイに…

2021-11-27 05:14:00 | 健康
早朝、ゴミ出しに行ったら、
近所の山茶花が咲いていたので、
寝室のベッドから
裏庭を見下ろしてみた。

そしたら、
知らぬ間に
我が家の山茶花も
見事に満開状態だった。

真下にある
南天にも真っ赤が実がつき、
どちらも緑に赤の
クリスマスカラーになっていた。




ちょうど、明日、
お客様をお招きして
フレンチとお茶を振舞う予定なので、
茶室の花が得られてよかった。

南天は
正月の玄関室礼に使えるので
それまで実が落ちないで
ほしいものである。






半年に一度、
老母のホームから
現状報告と介護計画書が届き、
承諾署名して返送している。

今回の記述には、
コロナ禍で
面会がままならぬ間に、
カラダが傾いてきて
「脳梗塞再発の傾向がある」
とあり、また、入院になるのかと
肝を冷やしている。

これまで、
脳溢血と脳梗塞では
二度も入院しており、
院内では点滴もせず
常用している服薬だけで
経過観察するだけである。

入院すると
ホームのような
入所者たちとの交流や
介護士による言葉かけがなくなり
寝てばかりいる生活になるので、
痴呆が進行するのではと
いつも冷や冷やしている。

現在、89歳で
「卒寿」になるが、
寂聴さんや
愛子センセらが言うように
「長生きなんて
ちっとも目出度くない。
大変なだけ…」
というのも事実なのだろう。

亡父は
「長生きして
みんなに迷惑かけたくないから、
あと10年は生きててほしかった、
というくらいでいい…」
との言葉どおり、
呆けることもなく
71歳で亡くなった。

老母はキャリアウーマンだったので、
しっかり働き、
きっちり年金を払ってくれていたので、
それで、子ども世代に
負担をかける事なく
介護ホームで余生を送ることが
出来ているのが幸いだった。

脳溢血で倒れるまで、
自宅で暮らしていたが、
プチ認知症のせいで
いろいろと大変な事もあり
老人介護は容易でない事を
悟らされた。

介護離職するわけにもいかず、
けっきょくは
倒れてから後、入院生活から
ホーム生活へとシフトして
60代となった我われ夫婦も
老老介護を免れて助かっている。






きのうは
ひと月ぶりに
山間部のY中への出勤だった。

体育館も冷えびえしてきて、
12℃しかなかったが、
それでも給食後には
いつものように
ルーティンのピアノ練習をした。

空気が乾燥していて
無人の体育館内いっぱいに
グランドピアノの音を鳴らせたのは
気分がよかった。










校長先生が
毎月発行している
学校新聞に目を通すと、
校外学習で出かけたという
野口英世記念館に関連した
英世の言葉が英文であり、
その一文での「provided」の
使い方がどうにも解らなかった。

カウンセリング室には
英語辞書もないし、
どうしても知りたくなって
お弟子さんでもある英語の
R先生にメールをして尋ねたら
すぐに返事が返って来て
「only if」と同意だと教えてもらい、
ヘェ~と感心した。

英語も奥深いものである。

帰宅してからも
あらためて辞書を引いてみたら、
「if」より「文語的」で
現在はあまり使われていない、
とあったので、
なるほど、英世の時代には使われていた
古い英語表現だということも知れた。







月一勤務になってから、
職員室内にある
連絡ボックスのお菓子袋が
笑っちゃうくらい
パンパンに膨らんでいる。

中には、
柚子だの干し柿まで
入っていた(笑)。

僻地の小規模校なので
十数人ほどの職員室では
誰彼となく
お菓子の回しっこが
慣例となっている(笑)。







金曜夜は、
カミさんのテニススクールがあり、
"ぼっち夕飯"の日なので、
退勤後に、学校の麓に出来た
焼き肉店に寄ってきた。

人口密度の少ない
こんな過疎地に
焼き肉店なんてオープンして
大丈夫かしらんと思うも、
先生方も来ていると言う。

四種のホルモン定食を頼んだら、
中のミノ(胃袋)が
硬いイカのような歯応えで
ガブリとやったら
ゴキリと前の差し歯が
取れてしまった。

😿…

ブリッジの5本歯なので
それが外れると
前の上(うわ)っ側は
土手ばかりになる(笑)。

他に客がいなかったので、
思わず
「歯ぁ、取れた~!!」
と嘆きの声をあげると、
店のニイチャンが半笑いしながら
残った肉をハサミで
細かく切ってくれた。

硬い煎餅なぞは
気をつけていたが、
まさか焼き肉で外れるとは
思ってもいなかった。

車のバックミラーで
歯なしのまま
ニッと笑ってみたら、
あまりにも異様な容貌で、
「子泣きジジイ」そっくりだった(笑)。



老いの悲哀も感じたが、
動物として
歯が役に立たなくなったら
もうそろそろ寿命という事である(笑)。

サケのように
次世代を産んだら、
もうその世代は用済みで
死ぬのがバイオロジカル・コレクト
(生物学的に正しい事)
なのである。

ヒトの悲劇は、
次世代を産出後も
延々と生きねばならない事に
起因しているのかもしれない。

「生病老死」という事を
一日も考えない日はない。

そして、日々、
生を味わい、
病を味わい、
老いを味わい、
死と向き合っている。

 
 味はふといふことばあり
 ふと思ひしみじみ思ふ
 味はふといふこと


 食事のみのことにあらず
 と思ひ思ふ
 よくかみしめて味はふといふこと

         碧水歌









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