きのうは
15㎝ほどの積雪だった。
学校のグランドも
スッポリに雪に埋もり、
針葉樹の並木が
北欧を想わす景色を見せていた。
子ども達は元気なもので、
昼休になったら、
一斉に飛び出して、
あちらこちらで
雪合戦をするもの
雪だるまを作るもの・・・と、
雪と戯れていた。
***
ここの処、
寒さのせいか、
坐骨神経痛が痛んで、
その慢性痛に
やや心が折れかかっている。
風邪はようやく抜けてくれたようたが、
ぼんやりした怠さがあり、
じんわりした痛みも常態化してると、
気分が落ち込んで鬱っぽくなる。
毎日、微量ながらも
抗うつ剤を服用しているので、
気分のベースラインはいくらか
低下を免れているが、
「-10/100」より下るような時には、
仕方なくアルプラゾラムを服用する。
30代頃から用い始めた
このマイナートランキライザー
(精神安定剤)は、
いくらか抗うつ作用があり、
自分には頓服の合い薬として
重宝している。
かつて、
同じサイコセラピー研究会の
仲間で、一時期、
主治医でもあってくれた
O先生からは
「最大、一日、8錠まで大丈夫だからね」
と言われたことがあるが、
20年来、それほどの量は
未だかつて飲んだことがない。
せいぜいが、
一日、2錠がいいところである。
なので、抑うつ気分といっても、
いたって軽い方なのであろう。
*
きのうは一面が銀世界の
雪景色の中を通勤していたら、
ふと虚しい気分に襲われ、
(明日のオフ日は、
何をしたらいいのだろう…)
なぞという
珍しい予期不安に捉われた。
することがないと、
日がな一日、ベッドに横たわって
漫画を読むか、
YouTube三昧…というのも、
なんだか、退廃的な生活にも
思われた。
やるべき事は、
いくらもあるのだが、
なんせ、心からやりたい、と思うのは、
そうはないのであるから、
始末が悪い。
結果、ただ生きてるみたいな
もったいない状態になる。
職場では、ルーティンが決まっているから
むしろ楽かもしれない。
それに従って、ある意味、思考停止でも
惰性で流れていけばいいから。
*
今は、どこか、余生を生きている感がある。
「大きな物語」が、
ひとまず完結したような
気がするからである。
勉強して、働いて、家庭を持って、
孫までできた…。
インドの「四住期」に倣えば、
学生期を終え、
家長期を終えたので、
今はまさに「林住期」と
「遍歴期」にあるのかもしれない。
故郷を離れ、11年間、
異郷の大阪・京都で暮らしたことは、
ある意味、先に「遍歴期」を
済ませているのかもしれない。
*
今日は、朝から
ソーちゃんの『棋王戦』の
第四局があることを思い出し、
なんだか、ちょっとホッとした。
「将棋の日」とすれば、
一日をダラダラ観戦することで
ずいぶんと気が紛れてくれる。
その合間には、
夕餉の支度なぞを楽しくやって、
お気に入りの本でも
読んでいればいい。
*
昨年、事件に巻き込まれた
JCのPTSDのセラピーで
箱庭をやっているが、
3ケ月たっても、まだ、
その心の内のトラウマが
癒えていないのが判る。
それでも、
いくらか内界の
筆舌に尽くしがたい煩悶や
不可解・不条理さを
表出できたかのようにも見える。
メイン・テーマは
被害者・加害者ともに
凶悪な大蛇に害されるが、
そこに金色の三輪車に乗った
女神様が救出に向かって
来てくれる処である。
*
孫と同じ名前をつけた
大きな『テディベア』に
ハグすると、みんな、
いいことがあった・・・と、
カウンセリング室の『神話』として
ドン底の生徒たちに聴かせると、
誰もが素直にハグしていく(笑)。
そして、その神話も
段々と真実味を帯びてきている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます